キハ30 1~(キハ30 46)

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昭和38年に登場した両運転台構造の車輛です。キハ35形式(片運転台)のトイレ無しの形式としてキハ36形式が製作されましたが、効率的な運用を目的に本形式が登場しました。車内はオールロングシートのみとなっています。

キハ30 501~(キハ30 503:マワ車所蔵)

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新潟地区に投入された寒冷地仕様のグループです。押し込み式ベンチレータや床下カバーなど耐寒・耐雪構造を施しています。

キハ35 1~(キハ35 176)

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昭和36年に登場した片運転台構造の車輛です。中・長距離運用に備えてトイレの設備があります。写真の車輛、運転台窓下にあるものは踏切事故対策で補強されたものです。

キハ35 501~(キハ35 524)

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新潟地区に投入された寒冷地仕様のグループです。写真は相模線で活躍していた頃のものです。

キハ35 901~(キハ35 901)

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昭和38年に東急車輛製造がバッド社(米)のライセンスによるオールステンレス車輛開発の一環として10両製作されました。0番代と比べると約4tの軽量化を実現しました。外板、骨組み、台枠全てがステンレスで製作され、幕板、腰板にはコルゲートが入り、外吊りドアカバーは補強も兼ねて車体全長に配されているのが特徴です。
房総東線(現:外房線)、房総西線(現:内房線)にて塩害対策を目的として配属されました。当初はステンレスの地肌、銀色一色でしたが、安全面から前面に赤い帯の警戒色が入れられ、その後朱色5号(首都圏色)になりました。
普通鋼より丈夫で錆びない特徴を生かし、軽量化や無塗装化による保守低減(コスト削減)が図れることから量産車が期待されましたが、製造コストが高いなど大人の事情により量産には至りませんでした。

キクハ35 301~(キクハ35 302:マワ車所蔵)

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山陽本線和田岬支線の気動車化に伴い、キハ35形式を改造した車輛です。この支線はホームの位置が同じであることから、中央部の乗降扉を残して両端を埋めています。また、平坦線区であるためエンジンを撤去しています。エンジンが残された車輛はキハ35形式300番代となり、車体は同様の改造を受けています。