キハ11-1~10(キハ11-5)

kiha115.jpg


紀勢本線、名松線などの暖地向けのグループです。トイレが無いため、長距離運用にはトイレ付の300番代と組んで運用されています。写真は最近の姿で、前面スカートが縦方向に延長されています。

キハ11-101~123(キハ11-109・キハ11-123)

kiha11109.jpg    kiha11123.jpg


太多線や高山本線などの寒冷地向けのグループです。101~121番は新潟鐵工所製、122・123番はJR東海名古屋工場の内製車となっています。0番代とは乗降扉廻りの保温対策、汽笛にシャッターを設けるといった違いがあります。

キハ11-201~204(キハ11-203)

kiha11203.jpg


JR東海のグループである東海交通事業 城北線(枇杷島~勝川間)の全線開通した平成5年に登場したグループです。塗装の違いやステップ廃止などの違いがあるものの、車体寸法や使用機器など仕様は100番代とほぼ同じです。製作された4両のうち、203・204番はJR東海へ貸し出され、他の車輛と同じ外観を有しています。

キハ11-301~306(キハ11-306)

kiha11306.jpg


平成11年に登場した暖地向けの0番代を改良したグループです。車体はステンレス製で、車体幅を2700㎜から2800㎜へ拡大。接客設備では車椅子対応大型トイレの設置、客室窓の固定化、貫通路上部に前照灯の増設が行われ、行先表示器は助手側に移動しています。同時期に登場したキハ75系との部品の共通化を図るため、エンジンはC-DMF14HZB(350PS/2000rpm),台車はキハ75系に使用される台車からヨーダンパを省略したC-DT64及びC-TR252形式ボルスタレス台車を履いています。主に長距離列車に使用されており、紀勢本線の普通列車に活躍しています。