0番代
平成13年に登場した最初の番代になります。クモハ817形式+クハ816形式の2両編成で、同系列の併結運転のほか、811、813、815系とも連結が出来ます。

クモハ817-1~(クモハ817-6)

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小倉・門司港方に位置する制御電動車です。シングルアーム式パンタグラフ、主変換装置などの走行機器類を搭載しています。

クハ816-1~(クハ817-6)

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博多方に位置する制御車です。電動空気圧縮機、補助電源装置を搭載しています。客室内には車椅子スペース、車椅子対応洋式大型トイレの設備があります。

1000番代
平成15年に登場したグループで、0番代に改良を加えていています。座席の座布団、冷房装置、トイレなどの改良が加えられたほか、中間電動車を増結できるように主変圧器の変更等が行われました。

クモハ817-1001~(クモハ817-1011)

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クモハ817-1~を改良した制御電動車です。

クハ816-1001~(クハ816-1003)

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クハ816-1~を改良した制御車です。乗降扉付近に補助いすなどの追加が見られます。

2000番代
鹿児島地区に配属されている717系を置換えるため、福北ゆたか線向けに平成24年に登場したグループです。このグループの登場により、福北ゆたか線で使用されていた1000番代が鹿児島地区へ転属しました。
在来車では無塗装、ヘアライン加工でしたが、車体を白色とし、前面の全面ガラスも踏切事故や障害物との接触による破損対策として、下部をコルゲート状のアルミ板に変更しています。また、機器面でも故障が発生した時を考え、故障をしても自走できるようにシステムの変更を加えたほか、空気圧縮機故障時にも非常用タンクを備えるなどの変化が見られます。
車内では、輸送力増強を図るためオールロングシート仕様となり、室内灯に初めてLED照明を採用しました。車椅子スペースには付添人用の補助いす、小さなテーブルが設置されています。

クモハ817-2001~(クモハ817-2003)

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折尾方に位置する制御電動車です。運転室は半室構造から全室構造に変更されています。

クハ816-2001~(クハ816-2003)

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博多方に位置する制御車です。車椅子スペース、車椅子対応大型トイレの設備があります。

3000番代
鹿児島本線混雑緩和、415系の置換えを目的に平成25年に登場したグループです。同系では初めてとなる中間車が新しく形式に加わりました。おおむね2000番代と同一仕様ですが、鹿児島本線での快速列車運用などにより他系列との共通運用があるため、走行性能やブレーキ性能の見直しが行われたほか、台車にはヨーダンパが装備されています。また、ワンマン運転には非対応となっています。

クハ816-3001~(クハ816-3011)

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熊本方に位置する制御車です。床下には補助電源装置のみが搭載され、車内もトイレ、車椅子スペースはありません。

モハ817-3001~(モハ817-3011)

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817系では初めての中間車で、パンタグラフ付中間電動車です。屋根にはシングルアーム式パンタグラフ、非常換気装置、床下には主変換装置や主変圧器などを搭載しています。