クハE530-1~(クハE530-12)
基本編成上野方の1号車に連結される制御車です。スクリュー式電動空気圧縮機を搭載しています。車内はセミクロスシートで、車椅子対応大型トイレが設置されています。このトイレは大きいため、一番近い乗降扉は非対称の配置となっています。
クハE531-1~(クハE531-18)
基本編成仙台方の10号車に連結される制御車です。セミクロスシートで、車椅子対応大型トイレの設備があります。運転台はグラスコックピットで、後に登場するE233系にも採用されています。
モハE531-1001~(モハE531-1021)
基本編成3号車に連結されるパンタグラフ付中間電動車です。ロングシート仕様、モハE531-1~と同様の機器の他、パンタグラフ上昇用のベビコン(小容量の空気圧縮機の事。ベビーコンプレッサーの略語。)が搭載されています。
サハE530-2022(サハE530-2022)
当初はモノクラス編成でしたが、平成19年よりグリーン車が組み込まれる事になりました。基本編成のうちサハE531形式が2両抜かれ、この2両は後に新造される編成への組み込みが行われました。増備していく編成に連結していきましたが、1両だけ余ってしまいました。そこで、この車輛に電動空気圧縮機を装備する改造が行われ、形式変更をしたものです。車番を見ないと判らない珍車です。
サハE531-1~(サハE531-23)
基本編成では9号車、附属編成では14号車に連結される中間付随車です。セミクロスシート仕様の車内となっています。(編成によってはこの車輛ではない場合もあります。)
サハE531-2001~(サハE531-2004)
基本編成に組み込まれる中間付随車です。当初は4、5号車に連結されていましたが、グリーン車連結により9号車(増備編成)に連結されています。ロングシート仕様の車内となっています。
3000番代
平成27年に415系1500番代の置換えを目的に増備されたグループです。編成は附属編成である5両編成のみで、大きな違いは車体構造を準耐寒・耐雪構造にした点です。在来車の仕様を一部変更しており、区分するため3000番を加えています。
主な特徴として、主電動機を冷却する風道を車体に設置、乗降扉の凍結防止を目的にレールヒーターを装備、スノープラウ装備、台車や機器類の変更などが行われました。
当初は常磐線で活躍していましたが、平成29年より東北本線黒磯駅構内のデッドセクション(直流、交流切替設備)を地上方式から車上式に変更に伴い、交流電車が入線出来なくなった事から本番代が投入され、朝夕の混雑時間帯に活躍しています。
クハE530-5001~(クハE530-5003)
上野・小山・仙台方に位置する制御車です。2000番代を準耐寒・耐雪構造とした設計で、車内はロングシートの構成、車椅子対応大型トイレが設置されています。床下には電動空気圧縮機が搭載されています。
クハE531-4001~(クハE531-4005)
勝田・黒磯方に位置する制御車です。1000番代を準耐寒・耐雪構造とした設計で、車内はセミクロスシートの構成となっています。
モハE530-4001~(モハE530-4003)
静止形インバータ、電動空気圧縮機といった補助機器を搭載する中間電動車です。1000番代を準耐寒・耐雪構造とした設計で、風道グリルが外観の特徴となっています。車内はロングシートの構成です。
モハE531-3001~(モハE531-3005)
主変換装置、主変圧器、パンタグラフを搭載する中間電動車です。0番代を準耐寒・耐雪構造とした設計で、風道グリルが外観の特徴となっています。車内はセミクロスシートの構成です。
サハE531-3001~(サハE531-3005)
中間付随車で、0番代を準耐寒・耐雪構造とした設計で、車内はセミクロスシートの構成となっています。