0番代

 東海道本線、山陽本線を中心に活躍する新快速・快速列車向けのグループです。形式は224形式と225形式の2種類で、パンタグラフの有無で区別されています。
 0番代の帯色は223系と同じ、新快速カラーとなっています。8両編成、6両編成、4両編成があります。

クモハ224-1~(クモハ224-4)

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姫路、播州赤穂方に位置する制御電動車です。車輛制御装置、蓄電池を搭載しています。車内には車椅子対応トイレの設備があります。前部標識灯はHID灯となっています。

クモハ225-1~(クモハ225-4)

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京都、米原方に位置するパンタグラフ付制御電動車です。パンタグラフはシングルアーム式となっています。車輛制御装置のほか、除湿装置が一体となっている電動空気圧縮機などを搭載しています。車内には車椅子スペースがあります。

モハ224-1~(モハ224-14)

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クモハ224形式と同じ機器を搭載する中間電動車です。8両編成には4両、6両編成には3両、4両編成には1両組み込まれています。

モハ225-1~(モハ225-13)

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クモハ225形式と同じ機器を搭載するパンタグラフ付中間電動車です。6両編成及び4両編成に連結されています。モハ225-501~を将来編入する事を考えて、一部に欠番があります。

モハ225-301~(モハ225-308)

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225系の1両ごとに履いている台車は電動台車(WDT63A形式)と付随台車を1つずつ履いています。この付随台車はWTR246形式というもので、1つの車軸に2枚のディスクブレーキ、駐車ブレーキ、アンチローリング機能を備えた付随台車をWTR246C、駐車ブレーキの機能を持たない台車をWTR246Bと言い、0番代ではこの2形式の付随台車が使われており、中間車はWTR246B、先頭車はWTR246Cとなっています。
このグループのみWTR246Cを履いている事から300番代として区分されおり、8両編成のみに連結されています。

モハ225-501~(モハ225-507)

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モハ225-1~と同一の車輛ですが、電動空気圧縮機の性能に余裕があるため、このグループは非搭載となっている事から番代区分されています。8両編成のみに連結されています。

5000番代

 阪和線快速列車に運用されていた103系、113系の運用及び奈良電車区所属の221系による運用を解消する目的で投入されたグループです。223系0番代及び2500番代と同じ運用をこなすため、紀勢本線(きのくに線)のローカル線でも活躍しています。
 運転最高速度は223系との併結運転を行うため120km/hとなっています。

クモハ224-5001~(クモハ224-5004)

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関西空港、和歌山方に位置する制御電動車です。車輛制御装置、蓄電池などを搭載しています。車内には車椅子対応トイレ、車椅子スペースが設けられています。

クモハ225-5001~(クモハ225-5004)

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天王寺、大阪方に位置するパンタグラフ付制御電動車です。車輛制御装置、除湿装置一体型電動空気圧縮機、蓄電池を搭載しています。車内には車椅子スペースがあります。

モハ224-5001~(モハ224-5004)

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クモハ224-5001~と同じ機器を装備する中間電動車です。225系は223系と比べて乗降扉間の客室窓が削減(大窓化)されており、外観の特徴ともなっています。

モハ225-5001~(モハ225-5018)

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クモハ225-5001~と同じ機器を装備するパンタグラフ付中間電動車です。

6000番代

 平成24年のダイヤ改正より福知山線(JR宝塚線)で活躍する113系や221系の置換えを目的に、225系を投入する事になり、新快速で活躍する4両編成および6両編成の一部が転属しました。同線の運転最高速度が120km/hである事から、改番されたもので原番号に6000番を足しています。外観からの識別のため、223系5500番代や同6000番代のように前面貫通扉、乗務員室扉にオレンジ色の帯が2本入れられています。

クモハ224形式6000番代(クモハ224-6007)

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クモハ224-1~を運転最高速度120km/hとしたもので、原番号に6000番を加えています。

クモハ225形式6000番代(クモハ225-6007)

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クモハ225-1~を運転最高速度120km/hとしたものです。原番号に6000番を加えています。また、外観で識別できるようにオレンジ色の線を入れています。

モハ224形式6000番代(モハ224-6024)

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モハ224-1~を改番したもので、外観、内装に変化はありません。

モハ225形式6000番代(モハ225-6012)

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モハ225形式0番代を改番したものです。こちらも車番変更のみで、変化はありません。