0番代・300番代

 東海道本線で運用される「新快速」、「快速」などの停車駅の少ない列車の運用に使われる車輛のグループです。4両編成は0番代、2両編成は300番代に区分されています。座席はオール転換式クロスシートで構成されています。

クモハ313-1~(クモハ313-2)

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4両編成の熱海方のパンタグラフ付制御電動車です。補助電源装置付VVVFインバータ制御装置を搭載しています。

クモハ313-301~(クモハ313-315)

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2両編成の熱海方のパンタグラフ付制御電動車です。0番代と同一の仕様ですが、補助電源装置は2両編成であるため80kvAと容量の小さいタイプとなっています。

クハ312-1~(クハ312-9)

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4両編成の大垣方の制御車です。0番代の他、1000番代の編成にも使用されています。容量が2000リットルの電動空気圧縮機を搭載しています。車内には車椅子対応大型トイレが設置されています。

クハ312-301~(クハ312-315)

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2両編成の大垣方の制御車です。0番代と同一の仕様ですが、電動空気圧縮機は容量が半分としています。

モハ313-1~(モハ313-1)

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4両編成に連結されるパンタグラフ付中間電動車です。VVVFインバータ制御装置が搭載されています。

サハ313-1~(サハ313-4)

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4両編成に連結される中間付随車です。

1000番代

 中央本線(中央西線)や飯田線などで使用されるグループです。クロスシート仕様は0番代、300番代と同じですが、車端部をロングシートとしています。
 1300番代は平成22年に登場したグループで、1000番代の2両編成となるものです。東海道本線で活躍する117系、関西本線で活躍する213系を置き換えるために登場しました。その後、関西本線で活躍する3000番代の所属車輛基地の変更に伴い増備が行われています。

クモハ313-1001~(クモハ313-1001)

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1000番代4両編成に連結されるパンタグラフ付制御電動車です。補助電源装置付VVVFインバータ制御装置を搭載しています。

クモハ313-1101~(クモハ313-1104)

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1000番代の増備車になるパンタグラフ付制御電動車です。1000番代と同一の仕様ですが、標識灯のLED化や行先表示器などはフルカラーLEDを採用しています。

クハ312-401~(クハ312-406)

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4両編成の1100番代、3両編成の1600番代、1700番代各編成の制御車です。電動空気圧縮機、蓄電池を搭載しています。車内には車椅子対応大型トイレ、車椅子スペースが設置されています。

モハ313-1001~(モハ313-1001)

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1000番代4両編成に連結されるパンタグラフ付中間電動車です。モハ313-1~と同じくVVVFインバータ制御装置を搭載しています。

モハ313-1101~(モハ313-1104)

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モハ313-1001~の増備車です。1000番代とは異なり、補助電源装置付VVVFインバータ制御装置を搭載しています。

サハ313-1001~(サハ313-1001)

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1000番代の4両編成に連結される中間付随車です。ブレーキ装置関係の機器が搭載されています。

サハ313-1101~(サハ313-1104)

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1100番代の中間付随車です。1000番代と似ていますが、電動空気圧縮機、蓄電池を搭載しています。

クモハ313-1501~(クモハ313-1502)

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3両編成を基本編成とするグループのパンタグラフ付制御電動車です。補助電源装置付VVVF制御装置を搭載しています。

クモハ313-1601~(クモハ313-1603)

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クモハ313-1501~の増備車になるグループです。同一の仕様ですが、標識灯のLED化、行先表示器等にフルカラーLEDを採用しています。

クモハ313-1701~(クモハ313-1701)

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飯田線向けに製作された3両編成のパンタグラフ付制御電動車です。クモハ313-1601~を基本とし、急勾配、寒冷地仕様車としたもので、パンタグラフの2基化、ブレーキチョッパ装置、空転対策としてセラミック噴射装置、半自動ドア機能が装備されています。

モハ313-1501~(モハ313-1502)

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1500番代の中間電動車です。VVVFインバータ制御装置を搭載していますが、パンタグラフは搭載していません。MT比を1:1とするため、電動台車、付随台車それぞれを1つずつ履いています。

モハ313-1601~(モハ313-1603)

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モハ313-1501~の増備車になります。VVVFインバータ制御装置の他、電動空気圧縮機を搭載しています。

モハ313-1701~(モハ313-1701)

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モハ313-1601~を急勾配、寒冷地仕様としたグループです。ブレーキチョッパ装置、セラミック噴射装置、半自動機能が搭載されています。

クモハ313-1301~(クモハ313-1304、クモハ313-1313)

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117系、213系、313系3000番代の置換えを目的に登場したグループです。1301~1304はワンマン運転準備工事仕様で、以降はワンマン運転対応仕様となっており、外観や車内の様子が異なります。本系列では初めてとなる液晶表示器、半自動ドアスイッチはキハ25系と同一のものを使っています。平成26年からの増備車は客室照明の蛍光灯をLEDとしています。

クハ312-1301~(クハ312-1304・クハ312-1313)

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クモハ313-1301~と対となる制御車のグループです。クハ312-1301~1304はワンマン運転対応準備工事仕様となっています。

2000番代

 東海道本線、身延線、御殿場線を受け持つ静岡地区向けに投入されたグループです。車内はオールロングシートとなっています。2両編成又は3両編成が基本編成です。
 211系と併結して運転している姿も見る事が出来ます。

クモハ313-2301~(クモハ313-2301)

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2両編成用のパンタグラフ付制御電動車です。降雪区間や勾配区間もあるため、補助排障器やセラミック噴射装置を装備しています。

クモハ313-2351~(クモハ313-2351)

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2両編成用のパンタグラフ付制御電動車です。クモハ313-2301~と同じですが、2基のパンタグラフの装備とレール塗油器を装備しているため、番代区分されています。

クモハ313-2501~(クモハ313-2505)

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東海道本線を中心に運用される3両編成のパンタグラフ付制御電動車です。補助電源装置付VVVFインバータ制御装置を搭載しています。

クモハ313-2601~(クモハ313-2604)

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クモハ313-2501~と同一の仕様ですが、勾配線区及び寒冷地向けの3両編成のパンタグラフ付制御電動車です。空転防止のため、セラミック噴射装置を装備しています。

クハ312-2301~(クハ312-2318)

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本番代の共通の制御車になります。電動空気圧縮機、蓄電池を搭載しています。

モハ313-2501~(モハ313-2509)

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2500番代の中間電動車です。VVVF制御装置、電動空気圧縮機を搭載しています。

モハ313-2601~(モハ313-2604)

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2600番代の中間電動車です。モハ313-2501~と同一ですが、急勾配、寒冷地仕様になっています。

3000番代

 中央本線(中央西線)、御殿場線、関西本線などで活躍するグループです。車内はセミクロスシート仕様です。2両編成のみのグループで、列車密度が低い線区では回生ブレーキの失効を考えて、回生ブレーキと発電ブレーキを併用する仕組みになっています。

クモハ313-3001~(クモハ313-3008)

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パンタグラフ付制御電動車です。2基のパンタグラフが特徴です。補助電源装置付VVVFインバータ制御装置を搭載しています。本番代はワンマン運転に対応した設備を備えています。

クモハ313-3101~(クモハ313-3102)

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クモハ313-3001~の増備車になります。急勾配線区、寒冷地仕様で、ブレーキ制御チョッパ装置、セラミック噴射装置が装備されています。

クハ312-3001~(クハ312-3028)

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本グループの制御車です。電動空気圧縮機を搭載しています。

クハ312-3101~(クハ312-3102)

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クハ312-3001~の増備車となる制御車です。標識灯類のLED化、行先表示器などにはフルカラーLEDが採用されています。

5000番代

 名古屋地区の快速列車を主体に運用するグループとして、0番代を基本に6両編成とし、オール転換式クロスシート仕様となりました。高速時の乗心地向上を目指して、在来線車輛では初めてとなる「車体間ダンパー」と「セミアクティブ制振制御装置」を搭載しました。

クモハ313-5001~(クモハ313-5005)

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静岡方に位置するパンタグラフ付制御電動車です。補助電源装置付VVVFインバータ制御装置を搭載しています。

クハ312-5001~(クハ312-5001)

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大垣方に位置する制御車です。電動空気圧縮機、蓄電池を搭載しています。車椅子対応大型トイレ、車椅子スペースが設置されています。

モハ313-5001~(モハ313-5005)

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パンタグラフ付中間電動車です。VVVFインバータ制御装置を搭載しています。

モハ313-5301~(モハ313-5301)

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パンタグラフ付中間電動車です。補助電源装置付VVVFインバータ制御装置を搭載しています。

サハ313-5001~(サハ313-5005)

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本グループの中間付随車です。電動空気圧縮機を搭載しています。

サハ313-5301~(サハ313-5305)

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サハ313-5301~と同じ付随車ですが、電動空気圧縮機と蓄電池を搭載する車輛です。

5300番代

 新快速に運用される5000番代の2両編成仕様で、平成22年に登場しました。車内は全席転換クロスシートとなっています。異なっているのは車体間ダンパーが無い事です。

クモハ313-5301~(クモハ313-5301)

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このグループのパンタグラフ付制御電動車です。車体間ダンパーが無いほかは5000番代と同一となっています。

クハ312-5018~(クハ312-5018)

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クモハ313-5301~と対になる制御車です。5000番代からの続番となっています。

8500番代

 中央本線名古屋~中津川間を走る有料快速「セントラルライナー」号の専用車輛として登場したグループです。快速運転区間内では乗車整理券を発行し、定員制となるため専用車輛が必要となったため登場した経緯があります。
 車内はオール転換式クロスシート仕様で、車端部にはセミコンパートメント風のボックスシートがあり、扉部には簡易パーテンション設置されるなど近郊形電車ではグレードの高いものとなっています。

クモハ313-8501~(クモハ313-8501)

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中津川方に位置するパンタグラフ付制御電動車です。補助電源装置付VVVF制御インバータ装置を搭載しています。車体の色は銀色で、同社のコーポレートカラーであるオレンジ色が鮮やかに配色されています。

クハ312-8001~(クハ312-8005)

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名古屋方に位置する制御車です。電動空気圧縮機、蓄電池を搭載しています。

モハ313-8501~(モハ313-8505)

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本グループの中間電動車です。制御装置は1500番代と同一で、電動台車と付随台車を履いています。