0番代
本系列オリジナルのグループです。183系1000番代に横軽対策や冷房装置故障時に対応するため、客室窓が一部開閉可能になっているなどの違いがあります。
クハ189-1~(クハ189-1)
奇数向きの制御車です。MG、電動空気圧縮機が搭載されています。クハ183形式1000番代に横軽対策を施した形式となります。
クハ189-501~(クハ189-507)
偶数向きの制御車です。0番代と同じですが、碓氷峠では横川方に位置し、機関車との連結があり、協調運転用のジャンパ栓などがあるため番代区分をしています。
クハ188-101~(クハ188-102)
485系のサハ481形式100番代中間付随車を先頭車化改造し、189系の奇数向き制御車としたグループです。種車には車内販売準備室が設置されていましたが、これを撤去し客室としています。
クハ188-601~(クハ188-602:tuboフォトオフィス様撮影)
クハ188-101~と同じくサハ481形式100番代を先頭車化改造したグループで、偶数向きの制御車となります。
モハ188-1~(左:モハ188-6、右:モハ188-44)
モハ182形式1000番代に横軽対策を施した形式になります。当初はパンタグラフが2基ありましたが、現存車はすべて1基のみとなっています。また、初期車と後期車では冷房装置横のランボードの形状が異なる違いがあります。
モハ189-1~(モハ189-6)
モハ183形式1000番代に横軽対策を施した形式になります。主制御器や主抵抗器など走行に必要な機器を搭載した中間電動車です。
サロ189-101~(サロ189-112)
189系のグリーン車となる中間付随車です。0番代と同じですが、電動発電機が搭載されている点が異なります。この他、電動空気圧縮機を搭載しています。
1000番代・1500番代
上越新幹線開業に伴い、余剰となった183系1000番代を189系に編入したグループです。主に横軽対策を施す改造が行われました。グリーン車を除いて種車の番号に500番を加えています。現在は廃番代となっています。
クハ189形式1500番代(クハ189-1516)
クハ183形式1000番代を改造したグループです。車番の偶数、奇数で連結される位置が決められています。
モハ188形式1500番代(モハ188-1556)
モハ182形式1000番代を改造したグループです。外観は種車時代と変わりがありません。
モハ189形式1500番代(モハ189-1548)
モハ183形式1000番代を改造したグループです。
サロ189形式1100番代(サロ189-1107)
サロ183形式1100番代を改造したグループです。床下には電動空気圧縮機、MGが搭載されています。
ジョイフルトレイン
JR東日本 大宮支社 彩野
E257系投入により、余剰となった189系を改造したジョイフルトレイン。「彩野」の由来は、埼玉県を表す「彩(彩の国さいたま)」と栃木県の旧国名である「下野国(しもつけのくに)」のそれぞれの一文字からです。
主に内装系の改造が中心で、外観は塗装の変更程度となっています。当初は大宮地区から京葉線舞浜駅のアクセス快速を目的としていました。(写真左)、その後東武鉄道との相互乗入れに伴い、予備車としての役割を担うため、東武鉄道の保安装置を装備し、塗装変更を行いました。(写真右:長老フォトオフィス様撮影)
平成23年に廃車となっています。