0番代
常磐線登場時のグループです。
クハ650-1~(クハ650-1)
基本編成、附属編成の上野方に連結される制御車です。トイレ、洗面所の設備があります。MG、電動空気圧縮機を搭載しています。愛称表示器は字幕式から高光度LEDを使用したものになっています。
1000番代
高崎地区で活躍する185系置換えを目的に、0番代を改造したグループです。運転する区間が直流のみであるため、電動車の直流化が主な改造です。重量バランスの関係で、交流機器の回路を分離する工事を施し、一部機器を除いて、そのまま残されています。外観の変化として窓下に、オレンジバーミリオンの帯が巻かれています。
クハ650-1001~(クハ650-1001)
クハ650-1~を改造したグループです。交流機器類スイッチの使用停止処置が施されています。
伊豆クレイル
平成28年に登場したジョイフルトレインです。愛称は「IZU CRAILE(伊豆クレイル)」で、クレイルとは、Cresciut:クレシュート(イタリア語で「大人、成長した」という意味。)、train:トレイン、ile:イル(接尾辞の「~に適した」)を造語にしたもので、「大人に適した列車」という意味になります。文字表記はC(クール)+RAIL(レール)+E(エレガント)で、「CRAILE」となります。ロゴマークはIZU(伊豆)のIとCRAILEのC、伊豆の桜を組み合わせたものとなっています。
土曜、休日を中心に小田原~伊豆急下田駅間を1往復しています。全車輛グリーン車指定席の快速列車で、食事サービスがセットになった旅行商品として販売されています。列車は上下ともビューポイントで徐行運転や一旦停車をするサービスも行っています。
車輛は常磐線で特急「スーパーひたち」号に活躍した651系で、その後直流化改造を行い高崎線系統の特急に転用され、1000番代となった附属4両編成が種車になっています。概ね種車時代の外観ですが、薄いピンク色の塗装などが施されています。前面愛称表示器はLEDではなく、専用のヘッドマークが固定取付けされています。
クロ650-1007(クロ650-1007)
伊豆急下田方1号車に位置する車輛です。海側は窓側に向いたカウンター席、山側は1掛けボックスシートが配置されています。
モハ650-1007(モハ650-1007)
2号車に位置する車輛で、座席は無く、バーカウンター、ラウンジを備えたパブリックスペースの車輛です。
モロ651-1007(モロ651-1007)
3号車に位置する車輛で、4人用コンパートメント(5区画)、車椅子対応2人用コンパートメント席で構成されています。
クロ651-1101(クロ651-1101)
小田原方に位置する4号車の車輛です。この車輛のみ一般利用者向けに乗車券とグリーン券で利用できる車輛です。(全車グリーン指定席のため、定期券、青春18きっぷ、北海道&東日本パスでの利用は不可。)回転式リクライニングシート、固定式ボックスシートで構成されています。