基本グループ

クモハ783-1~(クモハ783-7)

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パンタグラフ付制御電動車です。門司港方の先頭車となります。主変圧器を搭載しています。運転台後方の客室は床がかさ上げされており、前方の見晴らしを良くしています。写真はリニューアル以前の姿で、コーポレートカラーである赤い帯が巻かれたものと、写真の水色が巻かれたものがあり、水色は特急「かもめ」号用の車輛でした。

クロハ782-1~(クロハ782-7)

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グリーン室、普通室の設備を持つ制御車です。運転台方の客室がグリーン席となります。客室から乗務員室を見下ろす形であり、運転に必要な機器以外を極力隠す工夫がされています。電動発電機、電動空気圧縮機、空気調和装置などを搭載しています。
写真はリニューアル後の姿で、塗装変更のほか、フォグランプなどが装備されています。

クロハ782-501~(クロハ782-505)

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平成6年にリニューアル工事に登場したグループで、クロ782形式をグリーン室と普通席の合造車に改造したものです。これによりクロ782形式は廃形式となっています。
デッキに電話室の設備があります。

モハ783-1~(モハ783-9)

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サハ783形式とセットで連結されるパンタグラフ付中間電動車です。主制御器、主変圧器などの主回路機器を搭載しています。サービス機器としてヒートポンプ式空気調和装置を搭載しています。

モハ783-101~(モハ783-114)

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クモハ783形式とセットで連結される中間電動車で、パンタグラフは搭載していません。電力はクモハ783形式より特高圧渡りで供給されます。

サハ783-1~(サハ783-7)

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モハ783形式とセットで連結される中間付随車です。クロハ783形式と同じ機器を搭載しています。車内販売準備室の設備があります。

サハ783-101~(サハ783-110)

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サハ783-1~にあった自動販売機スペースを客室としたグループで、定員が少し増えています。また、電動空気圧縮機も搭載されていません。他の先頭車の改造種車となっており、増結用として1両が残っているのみとなっています。

サハ783-201~(サハ783-208)

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特急「有明」号及び「かもめ」号増発に伴い登場したグループです。車掌業務機能を備えたもので、カフェテリアと電話室の設備がありました。リニューアル後は車内販売準備室とフリースペースに変更されています。

特急「みどり」・「ハウステンボス」用改造車

 平成12年のダイヤ改正で特急「かもめ」号に新鋭885系が投入。特急「有明」号の全列車787系化が実施され、これによりねん出された783系は編成を短縮化し、特急「みどり」号及び「ハウステンボス」号用の車輛へ改造される事になりました。
 不足となる先頭車は中間付随車からの改造をする事となり、この工事はJRで初めてのステンレス車の先頭車化改造として知られています。不要となる車体部分は台枠だけを残し、鋼製の運転台をボルト締結する工法が採用されました。新しい運転台(先頭車)は増解結を行うため、貫通扉付の切妻スタイルで、自動ホロ装置を装備しています。また、連結器も自動連結器、電気連結器が装備されました。

クハ783-105~109(クハ783-109)

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特急「ハウステンボス」号用の制御車として、サハ783-101~を先頭車化改造したものです。自動ホロ装置は受けとフック機能を有しています。列車愛称名表示器は貫通扉の上部にあります。

クロハ782-101~104・110(クロハ782-102)

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特急「みどり」号用の制御車として、サハ783-101~を先頭車化改造したものです。運転台側をグリーン室に改造しています。自動ホロ装置は送り出し機能を有しています。

モハ783-201~203・209・211(モハ783-202)

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特急「ハウステンボス」号用のパンタグラフ付中間電動車で、モハ783-1~を種車にしたグループです。種車に特高圧引き通し線を装備させる改造をおこなっています。

モハ783-304~307・316(モハ783-305)

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モハ783形式200番代(上記のグループ)と組む中間電動車です。モハ783-1~を種車に改造したもので、パンタグラフの撤去、特高圧引き通し渡り線を設けた改造を行いました。