クモハ786-1~(クモハ786-5)
博多・小倉方のパンタグラフ付制御電動車です。主制御装置、補助電源装置を搭載しています。写真は特急「つばめ」号時代のものです。
クモロ787-1~(クモロ787-1)
新八代・熊本方の制御電動車です。主制御器と発電ブレーキ用抵抗器を搭載しています。1+2列の一般グリーン席のほか、トップキャビン(セミ個室)、サロンコンパートメント(4人用個室)があります。現在はトップキャビンが廃止され、3列のデラックスシートに変更しています。
クハ787-1~(クハ787-3)
4両編成が登場する際に新製された特急「有明」号用の制御車です。「つばめ」号用と区別するため、ロゴが入れられました。客室仕切りは883系と同じものが使われています。
クハ787形式100番代(クハ787-108)
短編成化に伴い、不足する制御車を補うためサハ787-101~を先頭車化改造したグループです。車番は種車のものを継承しています。
クロハ786-1~(クロハ786-6)
特急「有明」号用の制御車です。グリーン室と普通室の合造車で、車端部に喫煙室、トイレ、洗面所の設備があります。
モハ786-1~(モハ786-5)
パンタグラフ付中間電動車です。客席の他に簡易ベットを備える多目的室、身障者対応トイレ、自動販売機の設備があります。
モハ786-101~(モハ786-105)
クモロ787形式とユニットを組むパンタグラフ付中間電動車です。補助電源装置を搭載しています。車内の構成は0番代と同じです。
モハ786-201~(モハ786-201)
モハ786-1~の身障者対応設備を改良したグループです。外観では乗降扉幅が拡大されています。
モハ787-1~(モハ787-5)
主制御器と電動空気圧縮機を搭載する中間電動車です。トイレ、洗面所の設備があります。
サハ787-1~(サハ787-7)
中間付随車です。中央部の窓のない部分はロッカーになっています。トイレ、洗面所の設備があります。
サハ787-101~(サハ787-101)
0番代と同じ、普通席の中間付随車です。トイレと、洗面所がないため同系では最大の定員数となっています。
サハ787-201~(サハ787-202)
サハシ787形式を普通車に改造したグループです。ビュッフェ車時代の屋根がそのまま残されており、外観の特徴となっています。ビュッフェ、4人用コンパートメントを2+2列の普通席に改造しました。また、ビュッフェ部分の窓も拡大されています。
サハシ787-1~(サハシ787-5)
4人用コンパートメントとビュッフェからなる中間付随車です。JR新製電車では唯一の食堂車でした。平成14年に普通車化改造を全車受け、形式消滅しています。登場からわずか10年という短い生涯でした。