終点東京貨物ターミナル駅まであと少し。ラストスパートをかけるスーパーレールカーゴ。
Mc250(Mc250-1・4)
両端の先頭車となる制御電動車(Mc)です。形式名はJR旅客会社各車に見られる、クモハという表記ではありません。『M』は動力分散方式(Multiple unit train)の頭文字、『2』は誘導電動機駆動方式で直流電化用、『50』は運転最高速度110lm/hを超える車輛を意味しており、独特の付番方式となっています。車体は運転台と機器室に別れ、その間にコンテナを搭載しています。3番より連結器解放てこにカバーがついて外観が少し異なります。また、当初はヘッドマークが掲げられていましたが、現在は車体に直接シール方式のヘッドマークが貼り付けられています。
M251(M251-2)
Mc250形式とユニットを構成する中間電動車(M)です。両端に機器室を配置し、その間にコンテナが積載されます。コンテナ部分は落とし込み構造になっています。
T260(T260-7)
※T5編成@Tc201-25様撮影
中間付随車(T)となる車輛です。車端部にはデッキが設けられています。モニタ端末装置が装備されています。U54A形コンテナ2個を積載できます。
T261(T261-11)
T260形式とユニットとなる中間付随車で、電動車ユニットの間に6ユニット組み込まれています。T260形式と同じくコンテナを2個積載でき、デッキが無い点が異なるほか、モニタ端末装置を装備していない事から別形式に分けられています。
U54A形30000番代(U54A-30006)
本系列に積載される専用のコンテナです。宅配貨物は容積に対して、質量が小さい特徴があり、内容積を可能な限り拡大しています。列車の運行に際しては、このコンテナを満載した状態で運転する事になっており、不足の場合は事業用コンテナZ54形が積載されています。