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マワ車所蔵(上下写真2点とも)

昭和16年に登場した貨物用直流電気機関車です。EF10形式の改良形式となるもので、主電動機の出力アップを行いました。車体は箱型のデッキ付で、同時期に登場していたEF10 34号機以降と同一の設計であり、形式番号が異なるだけで、外観からはその違いはありません。
主電動機は約2割程度出力アップしており、牽引力が増加。1000t貨物列車から1200t貨物列車が運転出来るようになりました。
戦時中の登場であり、軍事物資輸送に東海道本線や上越線などで活躍しました。晩年は首都圏のほか、線路の事情でEF15形式が入線出来ない吾妻線や両毛線などで使用され、昭和57年に形式消滅しました。