スハネフ14 1~(スハネフ14 34:マワ車所蔵)
3段式B寝台緩急車で、床下にDMF15HS-Gディーゼル発電機を搭載しています。給電能力は自車を含めて5両(ただし、食堂車連結の場合は4両まで)までとなっています。1~3は試作車です。3段寝台は後に、2段寝台に改造されていますが番号の変更は発生していません。
スハネフ14 101~103(スハネフ14 101)
昭和52年に24系寝台車のオハネフ24形式を14系に編入した改造車です。車体寸法などが14系と同じであったため、外観の変化は少なくディーゼル発電機搭載、引き通し回路の変更などが行われています。
スハネフ14 501~(スハネフ14 507・スハネフ14 502)
北海道内で活躍する夜行急行列車に使われている10系寝台客車を置換えるため、スハネフ14 1~を改造したグループで昭和58年に登場しました。座席車と同じ改造で、耐寒・耐雪構造強化、折戸から引戸に変更、在来車との混結を可能とするため蒸気暖房間の増設などが行われました。運転最高速度は制輪子の材質が変更されたため、95km/hに抑えられています。一部の車輛ではキハ183系気動車との併結運転用に改造された車輛もあります。(写真右)
スハネフ14 551~(スハネフ14 552)
平成3年の時刻改正より、急行「はまなす」号に寝台車を連結する事になりましたが、14系寝台車が不足しており、24系寝台特急「北斗星」号の個室化で余剰となっていたオハネフ25形式を改造したものです。2両改造され、廃車となったスハフ14 501~に搭載されたディーゼル発電機を搭載したほか、帯色を金色から白帯に変更しています。
オハネ14 301~303(オハネ14 302:マワ車所蔵)
寝台特急「出雲」号のグレートアップ化によりオハネ14形式、オロネ14形式を改造し、平成3年に登場した、シングルツイン(1人用個室B寝台)とツイン(2人用個室B寝台)の合造車です。車内の設計はトワイライトエクスプレスに準じたものとなっています。「出雲」号の電車化により、晩年は寝台特急「あかつき」号で活躍しました。
スハネ14 701~703(スハネ14 702)
寝台特急「北陸」号(現在は廃止。)の個室化を図る事となり、オハネ14形式を改造した個室B寝台車で、平成元年に登場しました。1人用個室14室の他に、シャワー室の設備があります。
オロネ14 301~303(オロネ14 302:マワ車所蔵)
オハネ14 301~と同じく、寝台特急「出雲」号のグレートアップ化でオハネ14形式、オロネ14形式を改造し、平成3年に登場したシングルデラックス(1人用個室A寝台)です。車内は平成元年に登場した寝台特急「あさかぜ」、「瀬戸」用オロネ25形式300番代に準じています。車端部にはシャワー室、洋式トイレの設備があります。
オロネ14 701~703(オロネ14 701)
平成元年に寝台特急「北陸」号用の個室A寝台車(シングルデラックス)として、オロネ14形式を改造したものです。枕木方向に11室あり、車内には収納式洗面台、AV機器の設備があります。列車廃止に伴い、廃車となっています。
オハネ15 351~(オハネ15 351)
寝台特急「あかつき」、「彗星」号用の個室B寝台車(オールソロ)で、オハネ15形式を改造し、平成4年に登場しました。1階及び2階にそれぞれ14室をユニット工法で組み立てています。改造時にトイレ、洗面所のアコモ改良も行われました。
オハネ15形式1100番代(オハネ15-1201)
老朽化したオハネ14形式を置換えるために、24系25形のオハネ25形式100番代を改造編入したグループで、平成10年に登場しました。引き通し管の変更が主な改造で、オハネ15形式0番代と差異はあまりありません。形式を変更し、原番号に1000番を加えています。
オハネ15形式2000番代(オハネ15-2004)
平成11年の時刻改正で、寝台特急「さくら」号に個室B寝台車を連結する事になり、オハネ25形式1000番代を改造編入したグループです。このグループも引き通し管の変更程度で、外観は種車時代と変わりありません。形式を変更し、原番号に1000番を加えています。