所有路線
東部丘陵線　藤が丘～八草駅　８．９ｋｍ　中岡崎～北岡崎駅、全線複線、常電導吸引型磁気浮上式（ＨＳＳＴ）

愛知県で平成１７年に開催された愛知万博にあわせて誕生した第三セクター方式の鉄道会社です。路線である東部丘陵線は磁気浮上式鉄道の一つであるＨＳＳＴ（High Speed Surface Transport）方式で営業運転を行っています。愛称は「リニモ（Linimo）」です。
このＨＳＳＴ方式とは、磁気浮上式鉄道技術の一つで、高速地表輸送機関とも言います。電磁石の吸引力で車体を浮上させ、リニアモーターで動かす。というものです。軌道に接する事無く走行するので、低振動、低騒音そして高速走行が可能というのが特徴にあります。この路線の運転最高速度は１００km/hとなっています。
リニモはＡＴＯ（自動列車運転装置）による無人自動運転を実施しています。もちろん、有人手動運転も可能で、操縦者の訓練などが行われています。安全面では全ての駅にホームドアが整備されています。

１００形

平成１７年の東部丘陵線開業と同時に投入された磁気浮上式鉄道車輛です。日本で初めてとなる営業用の磁気浮上式鉄道車輛で３両編成９本が投入されました。第１編成は先行試作車で現在は引退しています。形式は３桁で表し、百の位は系列を表しており「１」、十の位は編成番号、一の位は連結場所を表しており藤が丘駅に向かって１から３の順で付けられます。
車体はアルミニウム合金を採用しています。塗装は白色をベースに、透明感のある青色を象徴的に構成しています。先頭車の前面はジュエリーカットという特徴のあるもので、総ガラス張りとなっているため、前方の視界はとても良いのが特徴です。

車内から見た前面展望の様子。右手にある丸いものは運転台（乗務員室）カバーを開けると運転台の機器が収納されています。