所有路線

北条線 粟生~北条町駅 13.6km 全線単線 非電化

昭和59年に旧国鉄特定地方交通線の北条線を引き継いだ第三セクター方式の鉄道会社です。所有する路線は途中の交換設備がなく、1つの閉そく区間となっています。かつては法華口駅に交換設備がありましたが撤去され、復活させる計画もあるそうですが資金難により、現在の所見通しはたっていません。
加西市南部の長閑な田園地帯を通り、同市の中心地である北條町を結んでいます。経営は厳しいので、経営改革を行っており、公募により駅長を募集し、個人により駅舎の管理や運営、イベントを行う「ステーションマスター」、夏休みはかぶと虫列車、クリスマスにはサンタ列車というイベント列車の運行、グッズの販売などを行っています。

フラワ2000形

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平成11年に登場したディーゼルカーです。形式の「フラワ」は沿線の加西市にある上戸県立フラワーセンターを意味し、「2000」は営業運転が始まった2000年に由来しています。
開業時より活躍してきた二軸車のLE-Carフラワ1985形の老朽化に伴いつくられました。2両製作され、平成20年に三木鉄道の廃止により不要となったミキ300-104が転入し、フラワ2000-3として3両が活躍しています。路線が1閉そく区間であるため、いずれかの1両がその日の活躍となっているようです。
18m級の両運転台式普通鋼の気動車で、塗装はフラワ2000-1が加西市の市花であるサルビアをテーマとした桃色の車体で、乗降扉が黄色です。フラワ2000-2は星をテーマに紫色の車体に乗降扉は水色としています。フラワ2000-3は当初は三木鉄道の車体色のまま(白地に赤帯、裾を青色)でしたが、平成24年より小野市の市花であるひまわりをテーマに緑色の車体に乗降扉を黄色とし、加西市のマスコット「ねっぴー」を配したデザインに変更しています。
車内はトイレの設備は無く、フラワ2000-1と3はセミクロスシート仕様、フラワ2000-2はイベントにも対応するためロングシート仕様となっています。