所有路線
IRいしかわ鉄道線 金沢~倶利伽羅駅 17.8km 全線複線 電化(交流20kv・60Hz)
あいの風とやま鉄道線 倶利伽羅~市振駅 100.1km 全線複線 電化(交流20kv・60Hz)
この2つの会社は平成27年の北陸新幹線長野~金沢駅間延伸開業に伴い、並行する在来線である北陸本線をJR西日本から経営分離をして誕生した第三セクターの鉄道会社です。
IRいしかわ鉄道
 JR西日本北陸本線のうち、石川県内にあたる金沢~倶利伽羅駅を担う鉄道会社です。親しみのもてる社名とするために一般公募が行われ、IRいしかわ鉄道株式会社(準備会社時代は石川県並行在来線株式会社)となりました。このIRとは「Ishikawa Railway」の頭文字で、Iは利用者から親しまれる「愛ある」鉄道を目指す思い、アルファベットで「I」は「J」の一つ手前である事から、JRの一歩先を行くサービスを提供したい。という思いも込められています。

521系

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JR西日本より521系2両編成5本が譲渡され、同社所有の車輛となっています。2次車3編成、3次車2編成があります。車輛にはコーポレートカラーである空色をベースに石川県の伝統工芸を彩る、加賀五彩と呼ばれる5つの色(臙脂、黄土、草、古代紫、藍)を使用し、親しみと石川らしさを表現しています。この5つの色は側面にアクセントカラーとして配され、1編成にそれぞれ1色ずつを使用しています。
あいの風とやま鉄道
 この鉄道会社はJR西日本北陸本線のうち、富山県内にあたる倶利伽羅~市振駅を担う鉄道会社です。こちらも準備会社時代は富山県並行在来線準備株式会社でしたが、親しみのある鉄道会社の社名とするために、一般公募を行い「あいの風とやま鉄道」に決定しました。
この「あいの風」とは、日本海沿岸で春から夏にかけて沖から吹いてくる北東風の事で、富山県内では古くから豊作や豊漁を運ぶ風として親しまれており、富山県を東西に横断する同線を「あいの風」に見立て、県民に豊かさ、幸せを運び続け、かつ「愛される」鉄道を目指すという、同社の経営理念を表したものです。

413系

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3両編成5本が譲渡され、活躍をしています。形式名の変更や車内外装の変更もありません。

521系

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2両編成16本(全て2次車)が譲渡されました。左右側面のデザインは同じですが、山側を緑色、海側を水色としています。