所有路線

南北線 江坂~千里中央駅 5.9km 全線複線 電化(直流750V、第三軌条方式)

大阪府吹田市と豊中市の市境付近に路線を持つ鉄道会社です。「北大阪急行」や「北急(きたきゅう)」と略称されています。千里ニュータウン、日本万国博覧会(大阪万博)へのアクセスのため昭和42年に阪急電鉄の子会社として設立されました。
昭和45年に南北線と会場線江坂~千里中央(仮駅)~万国博中央口駅が開業しました。同年、万国博が閉幕し会場線千里中央(仮駅)~万国博中央口駅間は廃止され、現在の千里中央駅が開業しています。廃線跡は現在は中国自動車道上り線に転用されています。
南北線は大阪市営地下鉄御堂筋線と相互直通運転を行っており、御堂筋線を延長した形となっています。全線にわたって立体交差となっているほか、新御堂筋の上下車線の間に線路があり、あまり見られない独特な風景があります。(外国のような風景ですよ。)
この他にこの鉄道会社の特徴は運賃が安いこと。万国博覧会会場へ大量の旅客輸送を行った結果、建設費を償却出来た事。また、会場線廃止後の撤去は高速道路に転用するため国が負担したので北大阪急行電鉄には大きな支出がなかった事。の理由に加えて、運営路線の距離の短さ、御堂筋線に乗り入れている事から利用者が多いため、1区間運賃が大人80円でした。平成26年まで日本国内の鉄道で最も低額な運賃となっていました。平成28年に安全関係などの投資が必要な事から値上げされ、現在は100円となっています。
現在は千里中央駅が終点ですが延伸する計画があります。

8000形

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開業当初から活躍してきた2000形の置換え、車輛冷房化を行うために昭和61年に登場しました。『北極星』を意味する「ポールスター(POLE STAR)」の愛称が付けられています。
編成は8両編成でしたが、昭和62年に9両編成化が行われ、平成7年に10両編成化実施により、10両編成となっています。
車体は窓配置などは大阪市交通局の仕様とし、それ以外を阪急電鉄の車両に準じた設計としています。アルミニウム合金製ですが塗装が施されており、アイボリー地に御堂筋線の赤色と阪急電鉄の色でもあるマルーンの2色の帯を配しています。
車内は阪急電車のような感じで、ゴールデンオリーブ色の座席が配されています。
制御方式はGTO素子を用いたVVVFインバータ制御方式で、現在は更新工事を受けた車輛はIGBT素子に変更されています。
平成26年より、後継車となる9000形が登場し置換えが始まりました。