所有路線
七尾線 七尾~穴水駅 33.1km 全線単線 七尾~和倉温泉間は電化(直流1500V)。第二種鉄道事業者

石川県能登地方に路線を持つ第三セクターの鉄道会社です。国鉄時代に国鉄を再建するために全国赤字ローカル線の廃止を行う事になりました。この中に能登線が含まれており、昭和62年に会社を設立、翌年能登線を引き継いで開業しました。
路線は七尾線七尾~輪島駅間53.5km、能登線穴水~蛸島駅間61.0kmの2路線で開業しました。当初は運行本数増加により収入や利用者数も増加しました。平成3年にJR七尾線が和倉温泉駅まで直流電化され、和倉温泉~輪島駅間の営業を引き受ける事になりました。しかし、道路の整備が進み、過疎化による人口減少の影響があり、平成13年に穴水~輪島間、平成17年に能登線が廃止されてしまいました。また、能登線の廃止に伴い、残った現在の路線はJR西日本が第3種鉄道事業者(車輛はないが、線路や駅などの設備を有する。)(七尾~和倉温泉間は第1種鉄道事業者:線路や駅などの設備及び車輛を有する。)となり、のと鉄道は第2種鉄道事業者(車輛だけ保有する。)となっています。最盛期には100kmを超えた路線も現在は1/3程に。さらに乗客数が伸び悩んでおり、厳しい経営を強いられています。

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※国鉄時代の能登線の一コマ。能登地方へ訪れるために大事な路線です、何とか残って欲しいものですね。(マワ車所蔵

NT200形

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開業時に登場したNT100形の老朽化に伴い平成17年に登場した気動車です。車体の拡大、走行性能の向上などが図られました。搭載される機関はカミンズ製エンジンとなっています。現在は201~204、211~213の7両が製作され、この車輛で全ての列車を運行しています。