所有路線
赤湯~荒砥駅 フラワー長井線 30.5km 全線単線 全線非電化

 山形県南部赤湯駅を起点に荒砥駅を結ぶ第三セクターの鉄道です。同県置賜地方の交通を良くするために軽便線規格でつくられた長井軽便線として大正2年に開業し、大正11年に長井線に改称し、翌大正12年に全通しました。荒砥駅から左沢線の左沢駅までの延伸計画もありましたが、実現には至りませんでした。
 国鉄からJR東日本に移管された後、昭和63年に長井線を廃止し、同時に山形鉄道が同線を引き継ぐ形で開業しました。沿線に花の名所が多い事から、フラワー長井線という愛称になりました。

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赤湯駅で発車を待つ山形鉄道の列車

車輛の紹介

YR-880形(YR-885)

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新潟鐵工所製軽快気動車NDCシリーズの1つです。開業時より使用されている車輛で、18m級車体の両運転台構造の気動車です。エンジンは当初はDMF13HS(250ps/2000rpm)でしたが、現在はDMF13HZ(330ps/2000rpm)に更新されています。車内はセミクロスシートのトイレ付(平成2年に増備された車輛はロングシート仕様)となっています。各車「フラワーライナー」の愛称が付けられており、沿線市町村、国、県の花のイラストが描かれています。