所有路線
みなとみらい線 横浜~元町・中華街駅 4.1km 全線複線 電化(直流1500V)
こどもの国線 長津田~こどもの国駅 3.4km 全線単線 電化(直流1500V)※第三種鉄道事業者で、第二種鉄道事業者は東京急行電鉄

神奈川県や横浜市などが出資する第三セクター方式の鉄道会社です。みなとみらい線の運営を目的に平成元年に設立され、平成16年にみなとみらい線が開業しました。平成9年にこどもの国線を通勤路線化するにあたり、同線の第三種鉄道事業者(施設のみを保有する鉄道会社)となっています。
みなとみらい線は開業時より東急東横線と相互乗入れを行っており、その後東京メトロ副都心線、東武東上線、西武有楽町線、同池袋線まで車輛が乗り入れます。臨時列車が運転された時もあり、都営地下鉄、埼玉高速鉄道へ乗入れた事もあります。

Y500系

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平成16年に登場した通勤形電車です。東急電鉄5000系・5080系との共通設計となっており、車体色や座席モケットなどの色が異なる違いとなっています。
車体色は「ヨコハマの海」をイメージした鮮やかな青色と「躍動感のある都市」をイメージした黄色のグラデーションで、みなとみらい線の「M」をモチーフとした模様を2両分の車端部に描いています。先頭車前面の青色は「伸びゆく都市」をイメージしたメタリックブルーとなっています。また、普段は見る機会が少ないですが、屋根の絶縁体は青色、乗務員室上部から空調装置付近まで2本の黄色の線が描かれています。

Y000系

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平成11年に登場した通勤形電車です。東急こどもの国線で使われていた7000系の老朽化による置換え用として、平成12年からの通勤線への移行に備えるためつくられました。
東急3000系をベースに設計された、軽量ステンレス製車体で前面はFRPとなっています。前面及び側面に黄色と水色の帯が配されており、側面は横浜(YOKOHAMA)の「Y」をアレンジしたもので、「未来への夢と希望に向かって走るこどもの国線」をイメージ。水色の線は「横浜の海と澄みわたった空」をイメージしています。
制御方式はIGBT素子を用いたVVVFインバータ制御方式で、冗長性確保のため補助電源装置(SIV)と一体型のデュアルモード構成となっています。
車輛は近隣の東急長津田検車区に配属されており、保守や運行を東急が行っています。こどもの国線の運行のほか、検車区内の入換用の牽引車としても使われています。