所有路線
羽後本荘~矢島駅 鳥海山ろく線 23.0km 全線単線 全線非電化

 秋田県の南部、日本海沿いに位置する羽後本荘駅を起点に路線をもつ第三セクターの鉄道会社です。大正11年に羽後本荘駅から屋島駅を経て横手まで至る路線として、横荘鉄道が開業しました。西線として羽後本荘~前郷駅間が開業し、この路線を国有化し、矢島線となりました。(羽後矢島駅までは昭和13年に延伸開業)
 矢島線も赤字ローカル線で、国鉄の赤字対策で廃止対象となりました。バス転換になるところでしたが、昭和59年に第三セクター方式として再スタートする事となり、由利高原鉄道が誕生しました。
 沿線は子吉川に沿ってあり、田んぼを眺めながらの長閑なローカル線です。晴れた日には雄大な鳥海山を望む事が出来ます。

車輛の紹介
所有する全車輛に「おばこ」の愛称が付けられています。この「おばこ」とは東北地方で、少女や娘、又は跡取り以外の娘、未婚女性や妹を意味する言葉です。秋田美人という言葉が広く知られていますが、「秋田おばこ:秋田で生まれ育った娘さん」という言葉もあります。

YR-1500形(YR-1501)

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開業時に投入されたYR-1000形の更新工事により改番をしたもので、機関の換装、駆動機関直結方式冷房装置の装備、半自動ボタン設置、外板塗装の変更が行われました。開業当時より活躍をしてきましたが、後継車輛投入により引退しています。

YR-2000形(YR-2002)

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平成12年に登場した新潟鐵工所製のNDCです。18m級の車体を採用し、トイレと冷房装置が装備されています。車内はクロスシートとなっています。