さあ、「駅を学んでみよう その2」の始まりです。前回に続いて、駅にあるものをまずは学んでみましょう。

車掌・運転士の設備

車掌の設備

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車掌が扱うものでは、発車ベル(左)があります。ベルの鳴動音だけもあれば、音楽が流れるものもあります。音鉄ファンは聞いてどこの駅だかわかるとか。発車ベルも「ON-OFF」の2個スイッチは古いタイプ。その左は新しいもので、1回押すだけで自動的に切れるタイプ。上の進行と停止は信号機の事を示すのだろうか?
写真右のテレビのようなものは『ITV(アイティビー):Industrial Television(工業用カメラ)』と言い、曲線ホームや長大編成の際に死角となる部分をカメラで映像に映し、乗降の終了を確認するものです。これを見ながらドアを閉めます。列車がいない時はテレビは消えています。

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発車ベルの上にもう一個スイッチが。「ワイパー」?とその先を辿ってみると、ITVのカメラのワイパーを動かすスイッチのようです。(奥武蔵鉄道道楽会 入ナタ氏撮影)

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これは地方のローカル線に見かけられるもので、車掌が集札(切符を集める)する際に雨や雪をしのぐ小さな屋根です。

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「のりほ」とも書く、これはある決められた区間や列車、その両方で何人の乗客が乗車しているかを車掌が調べて報告する用紙を入れるものです。「ノリホ」とは乗車人員報告簿というもので、略して「乗り簿」が由来となっています。この報告を基にダイヤ改正や列車編成の参考としているそうです。
運転士の設備

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ワンマン運転時に運転士が、ホーム上の安全を確認するための鏡です。現代のワンマン運転を模型で再現するなら欠かせないアイテムです。一部のワンマン運転を行う私鉄では、運転士用のITVが設置されています。
運転士、車掌、駅係員の設備

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 JR東日本の首都圏の駅で見られるこの表示器を見た事があるでしょうか?これは『出発時機表示器』というものです。この表示器の説明の前に、JR東日本の首都圏の運行システムについてお話をしましょう。
話はJRの前身である国鉄時代になります。列車の運行管理は駅を中心に行われ、信号機や転てつ器扱いは駅長の権限で行われていました。(駅間においては乗務員のみの判断で運転が行われていました。列車無線はありません。)一方、輸送指令は列車の在線位置をつかむ設備も無く、各駅との電話連絡を基に運行状況を把握し、全体的な調整を行う役目でした。当時は雨や風の速度規制も駅長権限で行われていました。
 一方で、地震や台風などの災害や駅間での事故に対して迅速な対応が求められるようになり、列車無線の整備が国鉄末期に行われ、輸送指令と乗務員が直接会話出来るよう改善が行われ、輸送指令は情報の集約と判断をする性格を持っていくようになります。
 駅が運行管理の主体となっていた一方で、ローカル線では駅長の権限である、信号や転てつ器の扱いを一括で制御する「列車集中制御装置(CTC)」が登場。駅係員の合理化、指揮命令系統の一本化を図るもので、経営の苦しい当時の国鉄ではある意味、救世主のシステムです。このCTCをプログラム化し、発展させたものが『自動進路制御装置(PRC)』です。各路線に普及をさせたかったのですが、当時の技術ではコンピューターの能力が追いつかないため、首都圏の多くの路線が旧態依然のまま残されていました。

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PRCが最初に導入された埼京線(左)と続いて導入された京葉線(右)

 国鉄からJRへ移行し、時は流れ、JR東日本では超高密度運行に対応するため、CTC及びPRCを発展させた輸送管理システム『東京圏輸送管理システム(通称ATOS(アトス):Autonomous decentralized Transport Operation control System)』を開発しました。CTCやPRCが中央集中型システムであったものを駅の進路構成を中央装置(大元の装置)から事前に送られてきたダイヤを基に「駅装置」というもので行うなど、中央装置が故障しても駅装置の機能を保つことで運行不能にならないようにするなど自律分散型システムになっており、このシステムをオフィスコンピューターやパソコンなど汎用機器で動かす事が出来、大幅なコストダウンが図れました。
 様々な面で従来とは一線を画すこの「ATOS」。大きな期待と共に平成8年に中央本線東京~甲府間に初めて導入されました。

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ATOS導入第一号路線である中央本線

当初は故障などが頻繁に発生していましたが、改良が加えられて徐々に拡大して、現在では首都圏の多くの路線でATOSが導入されています。
と、ここまでを読むと列車の運行システムで、私たちには何の関係があるのかしら?とお思いでしょう。
 ATOSには運行システムの他に、旅客案内機能が備わっています。ダイヤに基づいて駅に設置されている案内標の表示、自動放送、列車の遅れ時分表示なども行っています。
 皆さん、こんな経験がないでしょうか?首都圏のある路線。何かがあり、列車の運行が滅茶苦茶に。案内標を見ると次の電車が○番線になってる。並んで待っていると、到着寸前に案内標を見ると反対側が先の電車になった。といった事です。これもATOSのなせる業で、輸送指令で到着する番線を変更すると、駅の案内標も連動して急に変わるそうです。駅員さんが案内が間に合わず、途方に暮れるのもわかりますね。
 ATOSは平たく言えばパソコンみたいなもので、一般の私たちが目にするのはこの案内標ぐらい・・・と、もう一つあるのです。それが『出発時機表示器』です。
出発時機表示器
 何らかの理由により列車を急きょ止めなければならない。や混雑や事故などによる列車の遅れが発生した場合に、輸送指令の列車無線による指示で行われますが、乗務員に情報が伝わるまで時間がかかります。また、何か重要な事柄を伝える場合は『通告券』と呼ばれる指示書を駅から乗務員に渡さなければならず、係員が必要となります。
 出発時機表示器はこれらの指示を直接行う(列車無線と併用して行う。)装置で、運転士及び車掌は表示器の内容に従い、駅係員も同様に見て対応を行います。この表示器はATOS導入線区に見られる特有の設備です。ただし、閑散線区では設置されていない所もあります。
 では、どんな表示が出るのでしょう。
抑止(よくし)
 これは、何らかの理由で輸送指令より、その列車に対してその駅で運転見合わせを指示する。というもの。輸送指令より、解除の指示が出ると表示は消えて、運転再開となります。
延発(えんぱつ)

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 後続列車の遅れなどの理由により、発車時刻を遅らせる。いわゆる運転間隔の調整というもの。遅延発車の略語のようです。「延発」と表示が出て、次に「時間」が出てきます。例では1500と出ていますが、これは15分00秒に発車せよ。という指示になります。この「延発」と「時間」が交互に表示されます。
通知(つうち)

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駅間に列車を長時間止めないための指示で、1つ前を行く列車が、1つ先の駅を発車するまで、その列車を止めておく指示です。抑止に似ているが、それとは異なり、表示が消えると1つ先の駅まで列車が進む事が出来ます。(その駅で通知が点灯していると、再び止まります。)
出発(しゅっぱつ)

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 何かの理由で、列車の運転時刻を変更する指示です。表示は「出発」と出て、次にその駅を発車する「時刻」(例では2130。つまり、21分30秒)の表示が出ます。この2つの交互表示となります。25分に出る電車が、急に21分に出るという時はこの指示の場合があります。
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 ATOSの故障があったとある日に偶然撮影が出来ました。ATOSの黒歴史の一コマでしょうか・・・

ATOSはJR東日本の首都圏主要線区に投入され、今や日本最大の列車運行管理システムに成長しました。同社では上越、東北新幹線の列車運行システム『COSMOS(コスモス)』、JR東海では名古屋圏運行管理システム『NOA(ノア)』、JR西日本では東海道、山陽新幹線の列車運行管理システム『COMTRAC(コムトラック)』、アーバンネットワーク運行管理システム『SUNTRAS(サントラス)』が類似のシステムとして導入されています。
※それぞれの正しい表記
COSMOS・・・Computerized Safety Maintenance and Opertion Systems of Shinkansen
NOA・・・New Operational Automation System
COMTRAC・・・Computer Aided Traffic Control System
SUNTRAS・・・Safety Urban Network TRAffic System

●駅の安全設備

 駅を安全に利用できるように鉄道事業者各社では様々な安全対策を施しています。ここでは、主なものをご紹介しましょう。


という事で、大御所C氏が人命を預かる仕事上、お客さまを守るため、皆様を通じて知って頂きたい事が幾つかあると言い、特別に教えて頂きましたので、勉強してみましょう。とても、大事な事なので覚えていて、損はありませんよ。
C氏がこのような事を語りました。「みんなの身の回りに『安全』何とかという、みんなの身を守るものがいろんな所にあるのを知っているよね。例を出せばいくつもあるけど、非常口、家のブレーカー・・・たくさんだ。鉄道を始め、交通公共機関の乗り物にも多くの安全や保安の設備があり、それは自分たち鉄道員を守るもの、そしてお客さんを守るものがあるんだ。このように多くの人を守るものが何故あるか、考えた事があるかい?」
「答えは簡単。それだけ、それにまつわる事故が多くあったからなんだよ。つまり、それだけの犠牲者がいて、多くの血が流されてきた。という事だ。それを二度と繰り返すまいと先人が様々な工夫を重ねて作り上げてきたものなんだ。しかし、人間は馬鹿で愚かな生き物だ。時と共に苦い経験を忘れて、再び同じ事故を繰り返す。時に多くの血が流れる。しかし、人間は馬鹿で、愚かであっても進化をやめない生き物でもあるんだ。そして、安全装置はまた進化する。この繰り返しだが、そうして、今の安全や保安装置があるんだよ。それを肝に命じてほしい。」
ちょっぴり怖い話ですが、歴史をひも解くとそのような事になりますね。

接近灯

 列車の接近を知らせるもので、ある程度列車が接近すると点灯するものです。

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駅員さん達はこのようなタイプの接近灯を確認しているそうです。線路のそばでの作業では、確認するのに必須なもので、安全上欠かせません。

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私たちが利用する時に目にするもので、普段は消灯し、列車が接近すると点灯するものがほとんどです。

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こんなタイプもあります。左は旧国電タイプ。右は地下鉄などで見られるタイプです。
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LED表示で、交互に出るタイプです。

接近灯が点灯したら、もうすぐ列車が来るのでホームの端を歩くことや居座る事は危険ですので、下がって到着を待ちましょう。

列車非常停止装置

 駅の構内で旅客の転落など非常事態が発生した時に、列車や駅に通報する保安装置です。鉄道事業者により、表題の他「列車緊急停止スイッチ」や「ホーム異常報知装置」など名称が異なります。中には「駅係員等の呼出しボタン」と言う説明がありますが、誤りです。
どのような時に扱う?
 駅係員若しくは皆様(乗客)がホームより転落した旅客、荷物等を認めた時、何らかの駅の設備が線路上に落ちた(倒れた)時など、線路上に何らかの支障が認められる、又はその恐れがある場合に扱います

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写真のような感じで、ホームの各所に設置されています。本体の赤いボタンを押します。
※正当な理由もなく、異常時以外に故意にボタンを扱い、この装置を作動させた場合、鉄道営業法違反、業務妨害罪として逮捕、書類送検され、罰金刑又は懲役刑に課せられる事があります。
※扱った場合は、その場を離れず、駅係員や乗務員の到着を待って、扱った理由を話して下さい。理由がわからないと素早い対応が出来ません。
どんなことが起こる?
 この装置を扱うと、駅構内にブザー音が鳴動します。(かなりの大音量で。)同時に、駅の進入側、進出側など各所に写真の非常報知灯又は特殊信号発光機などのランプが点滅や点灯します。

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非常報知灯(左)、非常通報灯(真ん中)、特殊信号発光機(右)

 非常報知灯又は特殊信号発光機を認めた運転士は直ちに非常停止扱い、車掌はこれらに加えて、鳴動音を聞いた時に非常停止扱いを行います。
※旅客転落等を認めた時のお願い。
 酔った旅客が転落などを認めた時にこの装置を使用し、列車を止めた。となりますが、実際は「止まらない事もある」という認識を持って頂きたいのです。
何故か?
①扱ったタイミングによっては、列車の進入中もあり、物理的に止まる事が出来ない
②運転士又は車掌が確認するタイミングが遅れる場合がある。見落としたという訳ではなく、場合によってはホームに近づかないと気付かない場合もあるそうです。
③列車によっては運転士だけの列車(貨物列車など)もあり、気付かない場合もある。これは、進出側になりますが、運転士が非常灯や特殊信号発光機の場所を通過してしまうと判らないという事です。
※転落した人を救助したい気持ちは解りますが、まずは駅係員の到着を待って下さい。助けて英雄扱い。というのがありますが、素人が線路内に立ち入る事は非常に危険な事で二次災害の恐れが十分にあります。この時には列車の進入してくる方(ホームの端に)に向かいながら、赤い物を大きく振り(無ければ両手を大きく振る。)列車に異常を知らせ、止めて下さい。これが一番大事な事です。
 と、C氏が語ってくれました。皆さんもこのような場面に出くわしたら、線路に立ち入らず、まずは列車を止めましょう。

この説明は多くの駅のもので、鉄道事業者によってはこの装置と防護無線装置が連動し、自動的に発報され、周囲の列車を停止させるものもあり、これを「駅防護無線」と言います。

この他の安全に関するもの。その1

 駅では特に旅客転落の事故が多いことから、列車非常停止装置の設置の他に転落事故に備えた様々な設備を設置、構造を有するように対策を施しています。
転落検知マット

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人が転落した場合に、自動的に列車非常停止装置を動作させるものです。特に曲線上にあるホームの箇所に見られるもので、ホームには足元注意のステッカーが貼られています。
避難壕

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ホームから線路を覗き込むと意外と低そうに見えますが、実は結構な高さで1m70cm位あります。(都市部などの電車用ホーム)もし、転落した場合にホームへ自分の腕だけで全体重を支えて、這い上がる事はなかなか難しいのです。特に酔って転落した時は一層難しい事が想像できるでしょう。古くからあるもので、ホームの数か所に避難壕を設置し、ここで救助を待つ設備です。最近のホームは下をスカスカにして、全体を避難壕とした構造が見られます。
足場の設置

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転落した場合に、すぐに這い上がれるように足場を設置した駅も見られます。写真の黄色いものが足場で、これをアシストとして用いるのです。避難壕と併用して設置される駅もあります。写真右は京王電鉄のとある駅ですが、「緊急用ステップ」という愛称があります。

この他、安全に関するもの。その2

 駅での旅客による事故で、転落と同じ位多いのが車輛との接触事故(これを触車事故と言います。)特に酔って当たる人が多いらしい。この種の事故を減らすためにも様々な安全設備があります。
安全柵の設置

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一般的に普及しているもので、ホーム上列車が停止しない部分や乗降扉部分以外に柵を設置したものです。安価であり、触車事故や転落事故をある程度減らす効果があります。
赤外線検知装置を用いた方式

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赤外線センサーを用いて、列車の進入、進出時に外側に出ているものを検知する事で、進入であればブレーキを動作させる、進出であれば発車できない仕組みとしたものです。
ホームドア

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可動式ホーム柵」や「ホームゲート」とも言われるもの。触車事故や転落事故を防ぐものとして、都市部を中心に設置が進められています。最も効果があるのが「フルスクリーン」仕様(写真右)があります。費用面を中心とした理由で、導入がやや遅いものの、駅の安全を守る切り札として少しずつ設置される駅が増えています。

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安価なホームドアが出来ないものかと、鉄道事業者では様々な試作品が登場し、実用化へ向けて試験が繰り返されています。
安全拾得器

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うっかりして線路に物を落としてしまった。そんな時は慌てず、駅員さんに申し出ましょう。安全拾得器で取ってくれます。安全拾得器は写真中央のシルエットのイラストを見ての通り、マジックハンドです。列車が来ないから。と線路に立ち入って列車に轢かれた人もいるそうですので、決して線路に立ち入ってはいけません。駅のポスターでもそのように書かれています。
滑り止め

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ホームのレール側に貼られている黒い帯状のもの。雨や雪の日に滑らないように設置されています。雪は積もってしまうと効果が期待できません。ホーム上を走ったり、端っこを歩くのは危険ですので、注意しましょう。
駅の改良

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触車や転落事故だけではありませんが、利用者の増加などの理由により、駅そのものを改良する方法も安全性向上の一つとしてあります。写真は青梅線拝島駅のホームの例です。この駅には青梅線のほか、五日市線、八高線、西武鉄道拝島線が接続する大きな駅です。利用者が増えたため、平成3年にホームの拡張工事が行われました。写真左を見ると、中央部に白い点線があり、その左側が旧ホームの幅でした。右側を拡張したのですが、当時としては珍しい「発泡スチロール」を用いて、短時間で拡張工事をしました。屋根も旧ホーム(右側)と新設された屋根がわかりますね。

この他、安全に関するもの。その3

百葉箱・雨量計・風速計

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安全を脅かすのは人だけではありません。『気象』も大敵です。百葉箱はその日の温度や湿度を計測します。本体は太陽光を反射し、熱を溜めないように白ペンキで塗装され、熱の伝わりを抑えるため木製。直射日光が差し込まぬように扉は北半球では北向きに設置されています。雨の量は雨量計で計測しています。写真中央のものが雨量計で、ある数値に達すると、徐行や運転中止などの判断が下されます。また、風には風力計(写真右)があり、駅の他に橋梁や築堤上など風の影響を受け易い個所に設置されており、こちらもある数値を計測すると、徐行や運転中止の判断が下されます。
担架・AED

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担架は古くよりある、駅の設備です。緑十字が描かれています。近年、公共の場所に普及しているのがAED(Automated Extermal Defibrillator:自動体外式除細動器)というものです。人が倒れ、脈拍、意識がない場合に用いるもので、心室細動(心臓が小刻みに震えて、全身に血液を送る事が出来ない状態の事。)をこの機器が自動的に解析をして、必要に応じて電気的なショック(除細動と言う。)を与える事で、心臓の働きを取り戻す事を目的としたものです。使い方は音声ガイドに従って進められるので、専門的な知識は必要なく、誰にでも使用する事が出来ます。

その他、駅やその周辺で見かけたアイテム

時計

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時を刻み続け、それを見せてくれる道具。しかし、その時見たものはすでに過去のもの。駅の各所で見かけるものです。四角い枠は駅でよく見かけるもの。丸い時計は操車場などで見かける大きな時計です。メーカーも時計専門会社や大手電機メーカーなどがあります。最近では黄色いタイプなどアナログ式ながら新しい物へと変化しています。
カレンダー

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今日をざっくりと教えてくれる道具。一般的に見かけるものはその日と曜日を教えてくれるもので、月までは分からない。中には月が付いたタイプもあります。
ロッカー

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コインロッカー」とも言われる小さな貸倉庫。駅の構内又は外にあります。写真左は古くからあるタイプで、最近では写真右のようにICカード対応のロッカーがあります。また、大きさも様々あり、その大きさに応じた料金を支払います。お金を投入し、カギをかけるだけ。使用約款を見ると貴重品や法的に問題のあるものなどは入れてはいけません。また、カギを無くすと弁償をしなければならないので、注意が必要です。

ショッピングバック販売機

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判然としないのですが、駅の中にこんなものが売られていたような気がします。「ショッピングバック販売機です。ビニールコーティングされた手さげ紙袋を販売するもので、ナウなヤングのお洒落なアイテムとして一時期流行ったと思います。そういえば、大学生で教科書を十字に縛って、肩に引っ掛けて歩く姿を見なくなりましたね。
駐輪場

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駅前や駅の近くにある、自転車や原動機付き自転車を置く場所。(自動車は駐車場へ。)木造、トタン、鉄骨組みの屋根付のものや、専用の大きな建物。青空駐車タイプなどあります。駐輪場は有料や月極めもあります。この場合、同じような施設のタイプのほか、個人経営では家の一角を用いているケースもあります。また、駅前そのものが駐輪場になっている駅もあり、何故か風もないのに数台の自転車が転倒している光景となっています。
運転業務に使うもの。

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通過駅のある路線を中心に見られるのが左の看板。運転士も人の子です。たまには忘れて通過してしまうのでしょう。右は「電話」と書かれていますが、一般の電話ではありません。『鉄道電話』というもので、私たちが使えるものではありません。
小荷物扱い所

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現在の宅配便や宅急便の前身となるのが、小荷物扱い所です。例として、田舎の母さんが仕送りで都会に住む息子に、衣類や食料品を送る時には駅の小荷物扱い所へ持っていきます。そして写真右のような専用の切符を発行してもらい、登録後に荷物車で輸送されます。目的地近くの駅に届けられるシステムでした。届いた荷物はその駅に取りに行く必要があります。現在は全廃されており、看板だけが所々で残っています。
ターレットトラック

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大きな駅で見かける事の出来た小型のトラック。ハンドルを回す事で加速、減速が出来る。駅に届いた(これから郵便車や荷物車に載せる)郵便物や小荷物などを載せて、ホームを行き来していました。現在では魚市場や青果市場などでこのトラックを見る事が出来ます。

駅の近くにある乗り場案内など

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駅の近くにも駅の存在を教えてくれるものがあります。よく見ると・・・
駅の名所案内や名所

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多くの駅で、駅の近隣にある観光名所や施設などの案内板があります。都市部ではあまり見かけませんが、郊外に出ると写真のような案内板があります。

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ホームにも有名な施設や名勝地(観光地)があると、それを示す大きな看板がある場合もあります。

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左より、北上線ほっとゆだ駅(入浴施設)、常磐線湯本駅(足湯)、小湊鉄道養老渓谷駅(足湯)、高山本線下呂駅(見るだけ)

駅の中に温泉施設を設けた駅もあり、有名な所もあります。ちょっと寄り道をして、旅の疲れを癒すのも良いでしょう。

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写真左は五能線能代駅ホームにあるバスケットゴール。リゾート列車で訪れると停車時間内にボールをネットに入れると、景品がもらえる。この他、鉄道発祥の地を示すもの。沿線路線図、観光案内などがあり、よく見ると・・・

歴史を物語るオブジェ

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駅には、歴史を伝えるオブジェもあります。左は東北本線雀宮駅、同駅に使われていた跨線橋の柱で、明治45年製の貴重なもの。中央は高徳線徳島駅にある鉄道省時代からある灯具。右は秩父鉄道和銅黒谷駅にある和同開珎(わどうかいちん)のオブジェ。ここで取れた銅が使われた事によるものです。
その他のオブジェ

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左より東北本線上野駅 東海道本線新橋駅 鹿児島本線 長洲駅
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左より中央本線高尾駅 東海道本線浜松町駅 紀勢本線白浜駅
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左より東北本線上野駅(石川啄木の詩) 天竜浜名湖鉄道天竜二俣駅 中央本線松本駅

駅にはその土地にまつわるものから、心癒すもの、謎のもの、遊具などもあります。

さあ、駅を学ぼう1と2。如何でしたでしょうか。少しはご参考になりましたでしょうか?模型の製作にもお役にたてれば幸いです。
最後に、花と鉄道の写真をご覧下さい。

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左より、岩泉線浅内駅 秋田内陸縦貫鉄道角館駅 いわて銀河鉄道 奥中山高原駅
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左より、鹿島臨海鉄道東水戸駅 吾妻線小野上駅 八高線寄居駅
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左より阿武隈急行丸森駅 南武線宿河原駅 中央本線西国分寺駅
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伊豆箱根鉄道 大雄山駅(tuboフォトオフィス様撮影)