皆さんは会話は得意ですか?作者は人と話すのが苦手で、上手く話せなくていつも怒られます。だから、いつも独りぼっち。ああ、切ない…相手と話す時に必要なものは、ネタ・・・正解!それも大事ですが・・・
内容の伝わり易さが必要ですね。また、声が届きにくい場所の場合、遠くにいる相手にこちらの存在を知らせる時に皆さんは、大きく手を振りませんか?動作で伝えるという方法も必要ですね。
 鉄道の世界でも同じく、係員同士や特定の係員に何かを伝える時に様々な方法が使われています。また、限られた時間で伝えなければいけません。つまり手短にです。
 信号機のように色を用いて、指示を伝える方法もありますが、この他に位置や方向、条件などを形、色で解り易く表現した看板を設置する場合があります。これを『標識』と言います。
また、形、色に加えて音(会話やブザー音など)を用いて、何かを伝える方法を『合図』と言います。
ここでは、色々な「標識」、「合図」を勉強してみましょう。なお、鉄道事業者により様々なものがたくさんあり、ここで全てをご紹介する事は難しいので、JRを基本とした代表的なものをご紹介します。

標識その1
 標識は主に、運転を行う上での条件や方向などを示したものに使用されています。この標識は「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」という、国が定めたものを言います。その1では、この「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」に定められた標識とそれに関係するものをご紹介しましょう。
※閉そくってな~に?、信号機ってな~に?のお部屋などでも標識を紹介していますので、ここでは一部省略をしています。

列車標識
 線路脇で保線作業を行う係員や踏切で通過を待つ人々などに対して、列車の存在を知らせる必要があります。列車の最前部及び最後部を示す標識を列車標識と言います。

●前部標識

係員や公衆に列車の最前部である事を示す標識で、列車の最前部に掲出します。一般的には前照灯、ヘッドライトなどと呼ばれています。昼間は省略する事が出来ますが、鉄道事業者により踏切事故対策などを目的に点灯させているケースも見られます。夜間は、列車の最前部に白色灯を1個以上表示しなければなりません。地下区間、トンネル内では夜間の方式を行います。

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前部標識を掲げる583系。

さて、この前照灯ですが説明の通り「標識」であるため、実は明るさについては特に決まりがありません。このため、古くはカーバイトランプや灯油を燃料としたものが使われました。(写真①)その後、電球を用いたものが登場。(②)この電球灯時代は長く続き、1960年代まで続きました。電球はダブルフィラメントとなり、減光時は③のようにぼんやり点灯し、夜間ではほとんど先が見えませんでした。夜間において暗さは問題であり、特に線路上の支障物との衝撃など安全面で改善が求められました。1970年代に入ると、電球の周りの灯体自体も電灯となるように、レンズ、反射鏡、フィラメントを一体化した「シールドビーム」が登場し、採用されていきます。同一系列でもシールドビームに改造した車輛が見られました。(④)

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1990年代に入ると、前照灯はフィラメントの無い、電極間の放電を利用したHIDランプ(高輝度(こうきど)放電ランプ:High Intensity Discharge lamp)を使用した車輛が登場します。(⑤)、2000年代に入り高輝度LEDランプを使用した車輛も登場しています。(⑥)

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●後部標識

 係員や公衆に対して、列車の最後部である事を示す標識で、列車最後部に表示します。一般的にはテールライトや尾灯と言われています。色灯又は赤色円板(反射板)を水平に左右1個ずつ、計2個表示をしなければなりません。なお、1停車場間で2列車以上の運転を同時にしない場合は、最後部車輛の左側に赤色灯又は赤色円板(反射板)を1個表示する事も出来ます。

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後部標識に赤色灯を用いた例。多くの鉄道車輛が赤色灯を使っています。
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後部標識に赤色円板を用いているのは貨物列車がほとんど。(左)貨物列車でも降雪地域では赤色灯が用いられています。(右)
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変わり種では愛称表示器の一部に長方形で後部標識を掲出するタイプもあります。
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かつては、赤色灯と赤色円板を組み合わせた方式を採用していました。使用しない時は、円板を折りたたんでいます。

転てつ器標識
 転てつ器の開通方向を表示する必要のある転てつ器に表示される標識です。
普通転てつ器用

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 普通転てつ器とは人の手で進路を構成する事の出来る転てつ器です。この標識は、本線が隣接しているなど、特に重要な部分に設置されているようです。転てつ器には「定位」と「反位(はんい)」という開通している方向の言葉があります。定位は一番使う方向や本線へ進入する方向。反位は2番目に使う方向、本線へ進出する方向といった事柄を言葉にしたものです。因みに列車又は車輛が転てつ器の分岐する方向へ進む事を「対向」と言い、合流する方向へ進む事を「背向(はいこう)」と言います。
 線路方向(列車又は車輛)から見て、青地に白色の帯は「定位」、黄色の矢羽形は「反位」となります。夜間は矢羽の上にあるランプが点灯し、定位は青色、反位は黄色のランプが点灯しています。
発条転てつ器用

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 スプリングポイントとも言われる転てつ器の一つにある標識です。発条とは「ばね」の事を言います。この発条転てつ器は定位側に固定され、列車又は車輛は定位側のみに進めます。背向側より進出してきた列車又は車輛は転てつ器にあるレールの一部を押し広げる形(割出しと言います。)で進出し、進出後しばらくして、ばねと油緩衝器の力で定位に戻る仕組みで、基本的には操作が不要の転てつ器です。定位が青地にSの文字、反位は黄色の矢羽形となっています。夜間は、定位が青色、反位が黄色のランプが点灯します。
脱線転てつ器用

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 脱線転てつ器とは、定位で脱線させる目的の転てつ器です。単線区間の停車場(交換駅)において、安全側線又は安全側線の設置できない個所に設置されています。標識は赤い四角い板が定位、黄色の矢羽形が反位となります。夜間は定位が赤色、反位が黄色のランプが点灯します。

安全側線とは

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 皆さんは単線区間の停車場などで写真のような線路を見た事がありますか?これは側線の一つで『安全側線』と言います。単線区間では、列車又は車輛が何らかの理由で冒進又は逸走(流転等により、車輛が停車場の外へ出て行ってしまう事。)し、本線へ出てしまうと対向列車と正面衝突を起こす大事故が起こる可能性があります。そこで、本線手前で分岐させ、砂利盛りなどの車止めを設置した側線へ誘導するものです。この砂利盛りが設置できない場合は、転てつ器上で脱線させます。
 誤ってしまった列車や車輛が他の列車や車輛と衝突事故を起こすよりも、その列車又は車輛のみを脱線させた方が被害が少ないだろう。という想定に基づいています。パッシブセーフティー(受動的安全)の考え方です。
 この安全側線が誕生するきっかけになったのは、大正2年の北陸本線東岩瀬駅(後の東富山駅)で発生した列車正面衝突事故です。
 安全側線は進入した列車又は車輛を安全に停止させる充分な長さ、進入速度が低ければ有効な安全システムです。土地の狭い日本ではそのような個所は少なく、停車から起動(信号現示の見落としや進行であるという思い込みなど)、停止する意思はあったが、滑走などによって止まりきれなかった。という低い速度による事故には有効ですが、運転士が停車させる意思がない場合(停止現示の見落とし、見誤り)や車輛故障により、乗務員に止める手立てがない場合(ブレーキ故障など)に対しては、高速で進入するため、その列車の脱線転覆では済まず、二次災害が十分に起こりえます。この事故事例として、昭和31年に発生した参宮線(現在の紀勢本線)六軒駅での列車衝突事故、昭和37年に発生した常磐線三河島駅構内での列車脱線転覆多重衝突事故が有名となっています。どちらの事故も最初に安全側線で脱線したものの、高い速度であったため、安全側線の意味をなさず、対向列車や後続列車が衝突し、多数の犠牲者を出す大惨事となりました。
 これらの事故を教訓に写真のようなものが、開発されました。

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一見すると、ただの柵状のものですが、「安全側線緊急防護装置」というものです。この装置が動作すると(安全側線に進入する)、周辺の場内信号機や出発信号機を一斉に停止現示にする仕組みの装置です。現在は安全側線に高い速度で進入しないようにATS装置などにより、減速させるより保安度の高いシステムとなっています。

列車停止標識

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 この標識は停車場において、出発信号機を設けていない線路(これから延長開業の予定がある線路、又は先の区間が廃止となった線路など。)や発信号機があるべき場所に設置できない(建築限界などの理由で。)線路で、列車の停止させる限界を表す必要がある場合に、出発信号機が本来設置される箇所に建てられる標識です。
 簡単に言いかえると、線路が先にあるけど出発信号機が何らかの理由であるべき所に無い場合に、出発信号機の位置を示す標識で、併せてこれ以上先に停止してはならない。という事を表しています。この標識の略称は「列停(れってい)」と言います。
設置例その1

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イラストの左側の破線が、延長開業の予定がある線路又は先の区間が廃止になったという事です。この停車場の本来あるべき出発信号機の位置を列車停止標識を用いて表しています。
設置例その2

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交換駅を中心に見られる例です。建築限界、地形などの理由により、出発信号機が本来あるべき所に設置できない時に使用しています。車輛接触限界標識よりも先に列車が停止してしまうと、反対列車と接触してしまいます。車輛接触限界標識よりも手前に列車停止標識を設置し、ここが停止できる限界という事を表しています。
設置例その3

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折返しのみを行う線路に設置されている例です。この場合は先に進む事は無いので、出発信号機の設置は必要ありませんが、線路が続いています。このため、運転士さんがどこが限界かわからないと、どこまでも行ってしまう(事は無いと思いますが。)ので必要となります。
車輛停止標識

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 この標識は停車場内、車輛基地の構内で入換信号機により入換運転をする場合に、車輛を停止させる限界を表示する箇所、つまり、入換信号機の防護区間の終端を表す必要がある箇所に設置される標識です。列車停止標識と同じ考え方で、入換信号機の防護区間より先に線路がある場合に、これ以上は行ってはならない限界を表しています。
設置例その1

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車輛停止標識の一般的な例です。引上げ線や留置線など入換信号機が設置されている場合にセットでこの標識があります。入換信号機が担当する線路(例では赤い線が防護区間)の終端に車輛停止標識が設置されています。
設置例その2

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車輛基地などで見られる線路配置で、1両単位の車輛留置や検査、修繕などの理由で軌道回路を設けていない線路(区間)があります。車輛停止標識がある事により、その境界を示しています。つまり、標識までは入換信号機により運転をする事が出来、この先は、軌道回路が無いので車輛の有無がわかりません。有無を知る、家主である車輛基地の長(車両センター長や電車区長など)の許可が必要という事になります。

架線終端標識

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この雷様をイメージしたような標識は、電化された線路において、架空電車線路(架線)の終端を表す標識です。電気車がこの標識を超えて進入すると自力では動けなくなってしまいます。電化、電化と非電化の境界停車場、車止めのある個所に設置されています。
線路終端標識(車止標識)

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この標識は線路の終端を表す標識です。反射板タイプと電燈タイプが多く見られます。車止めとセットで使用されています。
車止めのいろいろ
 線路終端標識とセットになる車止めとは何でしょう。線路の終端に必ずあるもので、車止めは強制的に列車又は車輛を止める事を目的としていますが、車止めに衝突する事故は稀な事であり、車止め自体が破壊する事で衝撃を和らげる緩衝剤のような存在です。
第1種車止め

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線路を覆うように砂利を盛っただけのもの。安価である一方、構造的に弱い欠点があります。
第2種車止め

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鋼材(一般的には古いレール)を櫓型(やぐらがた)に組み上げたもの。一般的なスタイルで駅や車輛基地で見かけられます。模型化もされていますね。
第3種車止め

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レールを逆U字形に曲げて車止めの機能としたもの。設置が最も簡単な一方で、強度的に弱い。枕木を置いて、少しだけ強度アップしたものも見られる。保守車輛の留置線やあまり使用しない引き込み線などで見られます。
第4種車止め

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制走堤(せいそうてい)』とも言われる、コンクリートの塊を設置したもので、強度的には最強クラス。当たるとその傷が残されたままになるとか。その先に建物や危険な個所(崖など)がある場合に設置されています。
枕木

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工事などの理由で簡易的に設置されるもので、使い古しの枕木や木材を組んで設置されます。
ヘムシューと手歯止めの組み合わせ

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ヘムシューを終端少し手前に設置し、手歯止め(車輛を留置する際に動かないようにするためのくさび形の道具。)を少し大きくしたものを終端にセットしたタイプです。
ヘムシューとは。

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日本語で制動靴と呼ばれるもの。かつて、貨車の入換で使われていたもので、突放入換(機関車である程度貨車を押し、突き放して行う入換)でやって来た貨車を止めるために、線路にヘムシューを置き、摩擦力で貨車を停止させていました。これを車輛の逸走時に使えないかと大型化したものが『カーキャッチャー』というもので、急勾配区間の麓側の駅に備えられています。

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カーキャッチャー

油圧式

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油圧式の緩衝装置が列車又は車輛を迎える形で設置される車止めです。用地が少なく、強度、安全性及び信頼性は最高級。高い信頼性と安全性が求められる大都市部の頭端式ホームの終端部に見られます。
ハニカム緩衝式

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鶴見線鶴見駅で見かけたものですが、本体にハニカム緩衝式と書いてありました。想像ですが、奥の幌がかかっている部分がハニカム構造となっており、衝突するとこの部分でショックを吸収しつつ、車輛を停止させる車止めのようです。
組合せたもの

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車止めの中には第1種~第4種車止めを組み合わせたものもあります。

汽笛吹鳴標識

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 この標識は、曲線の先に踏切がある、保線工事などの作業をしているなど、何らかの理由により、利用者や作業者からも列車の接近を確認する事が困難な場所の少し手前に設置される標識で、運転士はこの標識を認めた時に汽笛を吹鳴するように指示を与えます。

標識その2
 国の定めた標識以外にも、鉄道会社でそれぞれの標識があります。ここでは、代表的なものをご紹介しましょう。

速度制限標識
 線路の構造(曲線など)や設備上(分岐器など)の理由、地盤の軟弱などといった、列車の運転速度を制限しなければならない個所に設置される標識です。
線路の構造上によるもの。

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急な曲線部やその他線路の構造による理由により設置されます。大きな数字が『制限速度』下の数字は『その制限速度の距離(m)』を表しています。左の例では、制限速度15km/h、距離はこの標識から140mまで。という意味になります。
①-1車種を限定したもの。

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特に曲線部で起こる問題ですが、車輛が高速で通過しようとする際に「遠心力」が働きます。この時に線路には外へ出ようとする車輪の力が加わります。この力を『横圧(おうあつ)』と言います。この横圧は速度が高く、軸重が重いほど強く働きます。限界に達すると線路は破壊され、車輛は脱線してしまいます。
曲線線路の高速走行はこの2つの力を解決しないとできません。このため、長らくに亘っての課題となり、まずは遠心力を弱くする方法が考え出されました。それが振り子車輛というもので、車体を自ら傾斜させる事で遠心力を弱くし、より高い速度で通過できるようにしたものです。しかし、この振り子車輛は、車輛の設計が複雑な上、地上設備を振り子車輛に合わせる必要があるなどの問題があります。
一方で、鋼製車体を脈々を登場させていましたが、国鉄末期頃より、軽量のステンレスやアルミを用いた軽量車輛が登場し、加えて高性能台車の開発が進みました。振り子車輛とまではいかないまでも、車体が軽量となり、台車も従来より性能が良くなりました
これにより、同じ曲線部でも車輛によっては横圧が軽減され、振動なども吸収される事から速度向上が図れるようになりました。
そして、登場したのが同じ曲線でも車種の違いによる制限速度の違いです。左の例は車種が書いてあり、その車種によって運転する出来る速度が異なります。
左から2番目以降は、何やらオレンジ色やオレンジに黒い線、緑色の小さな札が付けられています。これは何でしょうか。


そのスジの方にお伺いした所、車種をいくつかに分類し、その車種に応じて上に書かれた制限速度にある速度をプラスして運転出来るもの。だそうです。真ん中の制限速度70km/hの標識を例にすると、現存する車種で、グループ外の車種(機関車とか古い電車など)は標識の制限速度である70km/hが上限。グループに含まれる車種は標識の制限速度+αkm/hで運転出来るそうです。ちなみにオレンジ色と緑色があり、加えてよい速度が異なります。
グループに入ってれば高い速度で走れるんだ。と思っていたら、この例ではオレンジ色に黒い斜線が書かれていますね。これが曲者で、この斜線が入ると区分けされた車種の中でさらに限定された車種のみが高い速度で通過できるそうです。ちなみに緑色の斜め線は無いらしいです。
また、他に黒地の白文字の制限速度や緑枠の制限標識がありますが、これも指定された車輛のものです。
分岐器用

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分岐器の分岐側を進む列車に対して速度を制限する標識です。写真左は線路の右方向(分岐側)が35km/hという事になります。解り易くするため、標識の四隅を黒くしています。会社によっては矢印で表すものなど色々あります。写真右はどちらに進んでも50km/hという意味です。
その他

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降雪地域などでは見易くするために黒地に黄色で表したものもあります。(写真左)
真ん中と右を見かけたのですが、これは何だろう。そのスジの方に聞いてみました。
これは、風や雨の時に速度を規制区間に設置されているもので、その始まり(真ん中)とその終端(右)を表す標識だそうです。Sはスタート、●はピリオドの意味なのかしら。その下にある「風」は風規制、水色の板は雨規制のものだそうです。どちらも基準値を超えると安全のためにこの区間で徐行運転を行います。

速度制限解除標識

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この標識は、速度制限標識の終端に設置されているもので、速度制限の終端を意味します。概ね、100m以上の速度制限区間に設けられています。列車の最後部車輛が通過し終えるまで、速度制限は解除されません。
制限解除後端通過標識

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この標識は、速度制限区間を通過した地点から編成車輛数分の位置に設置される標識です。写真は7両編成が速度制限区間をこの地点で、通過し終えた事を表しています。主に、徐行信号機の設置された箇所で見られます。

車輛接触限界標識

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この標識を超えて、列車又は車輛が停車すると、他の列車又は車輛と接触する場所(限界)を表しています。主に線路の交わる分岐器付近に設置されています。中には「限界」と表記された標識もあります。
一旦停止標識

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車輛基地と停車場構内の境界や線路終端部の少し手前に設置されている標識で、文字通り、ここで一旦停止を指示する標識です。入換時の信号の冒進事故や車止めを突破する事故を防ぐ目的があります。
停止限界標識

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ATC区間において列車、地上信号機(入換信号機)により入換を行っている車輛の停止させる限界を表した標識です。
停車場接近標識

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停車場に接近している事を表す標識です。黄色地に斜めの斜線を1本付けています。中には停車場名が書かれたタイプもあります。
最高速度予告標識

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京成電鉄や近畿日本鉄道などの一部の私鉄で見られる標識で、次の駅まで出せる運転最高速度を表示した標識です。列車種別に対応した色分けで表示されます。

軌道回路境界位置標識

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皆さんは駅でこのような標識を見た事があるでしょうか。何処かで見たような・・・

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ホームの中にある信号機の下、その信号機の裏にこの標識があります。さて、何でしょう?この標識。そのスジの方に聞いてみましょう。


・・・。この標識は停車場では第二場内信号機、それ以上の場内信号機、停留所では第二場内信号機に相当する閉そく信号機にあります。簡単に言えばホームにある信号機にある標識で、信号機を図案化したものです。
 何らかの理由で、列車が大幅に行き過ぎてしまう事があり、この時に車掌から見てホームにある信号機を通過したかどうかを確認する標識なのです。
 確認をしてどうするの?さっさと元の位置に戻ればいいんじゃないの?と思いますが、「閉そく」というものを考えてみましょう。

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① 何らかの理由で列車が停止位置を行き過ぎてしまいました。図のような場合は、閉そく区間内に停車したので、後続列車は進入してくることがありませんね。この時は、所定の停止位置に戻る事ができます。この戻る事を『退行』と言います。

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② 上図のような場合はどうなるでしょう。ホーム中間の信号機を行き過ぎてしまいました。列車は1つ先の区間へ行ってしまった訳ですから、当然その前の閉そく信号機は注意現示又は警戒現示を出してしまいます。後続の列車は進入してきますね。この時、行き過ぎた列車が退行を始めたらどうなりますか。そう、衝突事故を起こしてしまいます。
 これを防ぐために、車掌が停車した際に「自列車がどこに停車したか。」を判断し、自分から見て前方に信号機が見えれば、退行が可能。後方を見て、この標識があった場合は安易に退行できない。(後続列車を止めるなどの必要な処置をしなければなりません。)と、判断して、万が一退行を始めてしまった場合は、列車を停止させるなどの手配を行います。

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③ 図のような場合でも、同じである。という事が皆さんお解り頂けるでしょうか。この標識は車掌さんが万が一の時に列車の安全を確認するためのものなのです。

標のいろいろ
 標識の規定には入りませんが、運転上必要な情報や線路の情報が書かれたものを『』と言います。主なものを見てみましょう。

停止位置目標
 駅に列車や車輛が停車する際、運転士、車掌が停止する際の位置を表す目標となるもの。多くの会社で「停目(ていもく)」と呼ばれています。また、その形状や設置位置なども多種多様にあります。模型製作の時は一度見に行ってみるとよいでしょう。

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停目の設置例。左は運転台の高さによる違い、右は線路の間とその脇に2ヶ所置いた例です。

運転士が見る停止位置目標

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統一された編成や共通した停止位置の場合は無表示や×印、停の文字で表し、編成ごとになると数字で表す事が多いようです。
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車種やその他条件によるものの停目の例です。
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限定した車種のものです。左から特急形車輛11両、651系用、283系や287系など、ED18形式の停目です。
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変わったものの例です。写真左はランプを点滅させ目標とするもの。写真右は本当に止まるの?と問いかけるタイプです。

車掌が見る停止位置目標

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車掌は編成の書かれた数字を見て、停車した際に確認をしてドアを開けます。緑色などの線は停止して、ドアを開けても良い範囲で、上が赤くなった停目を超えると、停止位置を行き過ぎたと判断し、ドアを開けないで停止位置を修正するように運転士に連絡するそうです。一番右は雪国などで見られるもので、ホームに立っているものです。似たもので、壁に書かれているものもあります。
●お客さんの停止位置目標

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私たちが列車に乗るために待つ時によく見るもの。これも停止位置目標の一つといえるでしょう。優等列車に乗る時に自由席や指定席の号車を探したりする時の目安になります。

距離標
 その路線の起点からの距離を示したものです。甲号、乙号、丙号の3種類があります。
①甲号距離標

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キロポストとも言われるもので、1kmごとに設置されています。0kmポストは起点であり、独特の形状をしたタイプもあります。
②乙号距離標

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0.5km(500m)単位の位置に設置されるもので、甲号よりやや小さい。1/2は500mを表しており、その下にキロメートルが書かれています。写真右は設置場所の関係か、小さくした例外のものです。
③丙号距離標

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0.1km(100m)単位の位置に設置されるものです。距離標の中で唯一規定がなく、会社により様々なタイプがあります。(キロ程が記載されたものや省略されたものなど。)

勾配標
 線路の勾配を表すもので、変化のある地点に設置されます。勾配の大きさは千分率(‰:パーミル)で表します。この表現は1000m(1km)進んで、何m上がる又は下がるかを表したもので、その数字をもとに運転士が加速や減速を行います。勾配が0、つまり水平の時はLevelの頭文字「L」を表記します。

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 勾配標に向かって、黒い腕木はここまでの勾配の状態。白い腕木の向きとそこに書かれた文字がここからの勾配の状態とその勾配数になります。

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上の勾配標を読んでみましょう。ここまでは上り坂で、ここからは34.8‰、つまり1000m進むと34.8m上るという事です。
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写真左は水平の状態のもの。場所がないと横向きになったり、壁に描かれるタイプもあります。

信号位置喚呼標・信号警標

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 どちらの標もこの位置から次の信号機の現示を確かめて、喚呼しなさい。というものです。JRなどでは写真左の信号位置喚呼標というもので、茶色又は黒色の円板に黄色の三角印を配したものが主に使われています。場内信号機、出発信号機、中継信号機などは無表記となっています。閉そく信号機の場合は写真のように数字が書かれています。(例では第18閉そくを確認し、喚呼しなさい。という意味。)
 信号警標は私鉄の一部に見られるもので、黄色地に黒色の斜め線2本で表されます。
●力行標

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運転士に、ここで加速を始めても良い。というサインです。話によると、この通りに運転をすると時間通りに走れるらしい。しかし、強制力はない。会社によって標のスタイルは様々あります。
惰行標

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運転士に、ここから惰行せよ。というサインです。こちらも強制力がなく、車種により多少の違いがあるため、力行標とともに目安となる存在としてあるようです。会社により標のスタイルは様々あります。

合図
 合図とは係員相互間で、相手方に対して合図者の意思を表示するものです。では、どうのように表示をするのでしょう。
 まず、人そのものです。『』を使って表します。道具を使うと『』(昼間)、『合図灯』(夜間)、『合図器』と言われるもの。この他には、『無線機』や『ブザー』などがあります。
 この合図に関しては、鉄道事業者により名称や合図の方法が各々異なっているためひとくくりで説明が出来ません。ここでは、JRを中心に見られる合図の例を見てみましょう。

停止合図
 この合図は列車や車輛を停止させるための合図です。特に重要となるのは『緊急時や異常時の時』です。ホームの駅員さんが赤い旗を手にすぼんだ状態で持っていたり、合図灯を白色灯を点灯したまま作業をしている姿を見かけた事があるでしょう。これは、ホーム上で何らかの事態(例:ホーム上からの旅客転落など)があった場合に直ちに、列車や車輛に対して停止手配を取るための準備をしているのです。
 万が一の場合、赤色旗を広げ激しく振るなどの対応をします。(連結などの停止合図は赤色旗をはらりと出すだけです。)
 赤色旗又は赤色灯を認めた運転士又は車掌は直ちに停止手配を取ります。そう、色は鉄道の世界においては停止のほか、危険などの異常を知らせるなどといった事を意味する重要な色なのです。
 ですから、ホームで赤い傘や赤いペンライトを振り回していると列車が停止する事があり、叱られますのでくれぐれも注意して下さい。(故意にすると犯罪となります。)

停止位置指示合図
 この合図は、列車の増結時に誘導信号機より誘導されてきた列車や何らかの事情により、停止位置を指示する必要のある列車に対して出される合図です。昼間は白い旗、夜間は白色灯を共に掲げて、停止位置を運転士に知らせます。

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写真は増結時の様子です。左側で、白い旗を掲出しているのがわかりますね。

客扱終了合図
 この合図は、列車を駅から出発させる際に駅係員から車掌に対して、乗降が終了した事を伝える合図です。事業者により、乗降終了合図などと名称が多少異なっています。
旗、合図灯を用いたもの。
 赤色旗を絞り、高く掲げる。(時には左右に振る。)→昼間の方式。
 白色灯を高く掲げる。(時には左右に振る。)→夜間の方式。(地下鉄や暗所の場合はこの方式になっているようです。)
客扱終了合図器を用いたもの。
 客扱終了合図器(乗降終了合図器とも言う。)を扱うと、白色灯が点灯し、ブザーによる長音一声が流れる。
戸閉時期合図器を用いたもの。
 車掌にドアを閉扉する合図を送るもので、駅係員が乗降終了を認め、合図を送ると車掌側でランプが点滅するというもの。この点滅を確認し、ドアを閉めます。

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戸閉時期合図器

出発合図
 この合図は駅長又は車掌が、『列車を出発させても良い条件』が整ったことを確認し、運転士に「出発して良い。」旨を伝える合図です。
「列車を出発させても良い条件」とは、
①信号機が進行を指示する信号現示となっている。
②出発時刻になっている。
③乗降が終了している。
などを言います。この出発合図にはいくつかの方法があります。
車掌から運転士への出発合図
車内ブザー式・車内電鈴式
 連絡用ブザー又は電鈴により出発合図を表す方式です。多くの鉄道事業者で見られる方式です。ドアを閉扉後、閉扉した事を確認し、運転士に対してブザー又は電鈴を鳴らします。この合図は長音であったり、短音のものと鉄道事業者により異なります。共通している事柄では、ドアを閉扉後、荷挟まりや手挟まりなどの理由により、支障や危険が生じた場合、車掌弁や車掌スイッチ(これも鉄道事業者により名称が様々あります。)などを扱い非常ブレーキを扱うか、出発合図の取り消しの合図(ブザー又は電鈴を繰り返し押す、「乱打」の扱い。)を送り、列車を停止させます。

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写真手前がブザー(電鈴)です。触ると犯罪行為になりますので、決して触れてはいけません。

知らせ灯式
 運転台にある知らせ灯(パイロットランプとも言う。)を用いた方式です。車掌がドアを閉扉し、ドアが全て閉じると知らせ灯が点灯します。この点灯を確認し、出発合図とするものです。

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205系の運転台。星印の下にある丸い物が知らせ灯です。

無線式
 無線機を使用した方式です。JRでは客車列車運転時にこの方法が採用されています。
ワンマン運転の場合。
 運転士一人のみであるため、車掌の行う乗降扱いなどを行い、ホームの安全確認をミラーやモニターで確認後、運転士が必要となる信号確認などを行い発車します。

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ワンマン運転ではなかなか発車しない理由がわかったかな。

駅長から運転士への出発合図
 車掌の乗務していない列車のうち、次の項目に該当する場合は駅長が、運転士に対して出発合図を出します。
① 非自動閉そく方式を採用している線区の停車場。(スタフ閉そく式やタブレット閉そく式など)
② 代用閉そく方式のうち、指導式、指導通信式を施行する場合及び伝令法を施行し運転する列車。
③ 運転士では乗降が終了した事が判りずらい時。(例として、団体で乗車している場合。)
④ その他、運転士だけでは出発させる時期が不明瞭な列車又は停車場の場合。(例として、伝令法により、救援列車の発車時期。)
このような場合に、駅長が出発合図を出します。
出発合図は・・・
昼間 片手を高く上げる又は緑色旗を高く掲げて左右に動かす。
夜間 青色に点灯した合図灯を高く掲げて円形に動かす。
出発合図器は白色灯及びベルの長音一声。無線機等を用いる場合もあります。

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何かのセレモニーで、駅長が出す合図は出発合図です。写真は青梅線に青梅特快が登場した記念の時のもの。(マワ車所蔵)

出発指示合図
 この合図は駅長が、車掌に対して『出発合図を出しても良い条件』が整ったことを確認し、車掌にその旨を伝える合図です。
その出発合図を出しても良い条件とは・・・
①信号機に進行を指示する信号が現示、又は手信号による進行手信号が現示されているか。
②出発時刻になっているか。
③乗降が終了しているか。
を確認して、合図を出します。次のような場合に出発指示合図を出します。
イ.非自動閉そく方式を採用している線区の停車場。(スタフ閉そく式やタブレット閉そく式など)
ロ.代用閉そく方式、伝令法を施行して運転する列車。
ハ.乗降が終了した事が判りずらい時。(例として、最終列車などの場合。)
ニ.車掌だけでは出発させる時期が不明瞭な列車又は停車場。(例として、出発信号機が確認できない場合。)
出発指示合図は・・・
昼間 片手を高く上げる又は緑色旗を高く掲げて左右に動かす。
夜間 青色に点灯した合図灯を高く掲げる。

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駅長から車掌へ出発指示合図を出し、それに片手をあげて応答する車掌の様子。(大井川鐵道)

出発指示合図器を使用する場合は、必要により白色灯を併用し、長音一声により合図を出します。

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出発指示合図器の例。左は白色灯に指示と書かれていますね。

汽笛合図
 この合図は汽笛を使用して、運転士から車掌や駅長、保線係員等、時には旅客や公衆に対して意思を表す合図です。
 汽笛には長緩汽笛(4秒から5秒程度)、適度汽笛(2秒程度)、短急汽笛(1秒以内)の3種類があり、これらを組み合わせて汽笛を吹鳴します。
 汽笛により、列車又は車輛の接近、危険を知らせる。非常事態発生、係員の招集などの種類があります。

車内連絡合図
 この合図は車掌と運転士がブザー又は電鈴を使用して乗務員間で意思を伝える合図です。長音と短音の組み合わせによるものが多く、その回数によって意思を伝えます。
 この合図にはブザー試験(正しく、鳴動するか)、出発合図、停止位置の修正など鉄道事業者により数種類あります。

入換合図
 停車場の作業の一つに『入換』があります。運転士一人で行う場合は入換信号機を用いて、入換を行います。一般的にはある程度編成が決まった(決まっている)電車や気動車に見られる光景です。
 客車や貨車の場合は操車掛が機関士と打合せを行い入換標識を使用して入換を行います。(※電車や気動車でも場合によっては入換標識の入換はあります。)
 作業内容を機関士に伝えますが、口頭で指示を与えたくとも、内容が複雑であったり、長い場合は伝わりにくい場合があります。この時に合図旗や合図灯、無線機等を用いて合図を行う事があります。この合図を『入換合図』と言います。

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合図旗を用いた入換風景(左)と無線機による入換を行っている風景(右)

 この入換合図には様々な合図や合図の用語がたくさんあります。ここでは、入換合図で行う作業の一つ『連結合図』を見てみましょう。
■連結合図を用いた入換風景を見てみよう。

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① 操車掛(写真は車掌)は機関車に対して、緑色旗と赤色旗を絞り、水平に頭上に掲げます。「これから連結作業を行う。」という意味で、機関士は汽笛で応答します。

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② 操車掛が緑色旗を左右に振ります。(合図者の方へ来い。という意味。)すると、機関車が接近してきます。

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③ ある程度の距離に近づいたら、緑色旗を絞り、赤色旗をはらりと出し、停止の合図を出します。ここで、連結器の確認など連結するための確認を行います。

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④ 確認後、再度動かしますが勢いがあると衝撃があり、連結器の破損などがあるため、赤色旗を絞り、掲げ、緑色旗を小刻みに動かします。この合図は合図者の方へ、ゆっくり来い。という意味です。

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⑤ 連結を確認したら、赤色旗を掲げ「停止」の合図を送ります。連結器の確認などを行い、連結作業は終了です。

ブレーキ試験合図
 この合図は、列車の編成を変更した場合に必ず行わなければならない、ブレーキ試験の時に行われる合図です。電車や気動車などではあまり見かけません(作業の中に入っているので、合図は行わないそうです。(関係者談)現在では主に、貨物列車や客車列車で行われているものです。
 この合図は人(腕を用いたもの。)(昼間)、合図灯(夜間)、無線機による方法があるほか、ブレーキ試験合図器による、白色灯とブザー合図によるものがあります。

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ブレーキ試験合図器

さあ、如何だったでしょうか。標識、合図の世界は。ほんの一部の紹介(他のお部屋でも紹介しています。)となります。標識や合図器などどこにあるのか、皆さんで探してみて下さいね。ホームで探す時には他のお客さまややって来る列車や車輛に十分注意して、安全な行動をとるようにお願いします。