
会社の概要
| 読み方 | いすみてつどう |
| 略称等 | |
| 設 立 | 1987年(昭和62年)7月7日 |
| 保有路線数 | 1路線 |
| 保有路線名 | いすみ線:大原駅~上総中野駅(26.8km) |
| 車輛形態 | 気動車 |
| その他 |
概要
JR東日本(国鉄)木原線(きはらせん)を引き継いだ第三セクター方式の鉄道会社です。房総半島東側にあるいすみ市にある大原駅から内陸部に入り、夷隅郡大多喜町にある上総中野駅までを結ぶいすみ線を経営しています。
木原線は昭和5年に開業した路線で、元々は大原から上総亀山駅を目指して建設される計画で、久留里線を介して半島を横断する路線網を形成する予定でした。この為、木更津の「木」と大原の「原」を採った路線名となりましたが、上総中野駅~上総亀山駅間は建設される事はありませんでした。しかし、上総中野駅では小湊鉄道と接続をしており、半島を横断する路線網は出来ています。
路線は長閑なローカル線で田舎の原風景を感じられる車窓が続きます。新田野駅を過ぎると夷隅川に沿って線路は続き、車輛基地等がある大多喜駅へ。ここから里山といった感じの区間へ。山々が迫ってきますが、トンネルは無く、縫うように進み、終点駅の上総中野駅に至ります。
開業以来、経営は苦しく、増便や新駅開設、駅の命名権の売却等、経営改善策を行っており、有名なものであったのが観光急行列車の運転です。平成23年より主に土休日にJR西日本から譲渡されたキハ52形式を使用し、ノスタルジーを売りに運行し、平成26年からはキハ28形式を譲り受け、2両編成で運転をしてきましたが、車輛の老朽化にあり、令和6年に運転を終了しています。
現在は令和6年に発生した脱線事故により、全線が運休(バスによる代行輸送)しており、令和9年秋頃を目途に大原~大多喜駅間の運転再開を予定しています。(大多喜駅~上総中野駅間は未定)
現在の車輛
いすみ300型
いすみ200’型の老朽化による置換用として平成24年に2両製作された車輛です。
車輛は新潟トランシス製の軽快気動車で、両運転台構造となっています。車内は昭和の気動車の雰囲気をイメージしたものになり、紺色モケットに下段上昇式の窓としています。座席配置はクロスシート、バリアフリー対応のトイレを備えています。
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| いすみ301 |
いすみ350型
いすみ300型に引き続き、いすみ200’型の置換用として平成25年に2両製作された車輛です。
いすみ300型と同じ新潟トランシス製軽快気動車ですが、車内がロングシート、トイレ無しになった他、車体外観をキハ52形式風に仕上げており、前面窓、貫通扉、前部標識灯及び後部標識灯の形状、配置、屋根の色等をキハ52形式(キハ20系)に似たものとしています。側面窓形状もいすみ300型とは異なります。
車内はバリアフリー対応として、車椅子スペース、スロープが設置されている他、イベント列車使用時に座席前に簡易テーブルを固定する設備と簡易手洗い器を設置しています。
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| いすみ352 |
過去の車輛
いすみ100型(いすみ200型)
いすみ鉄道開業に合わせて製作された気動車で、富士重工業製LE-CarⅡシリーズの1つ。7両が製作されました。
車体は15m級普通鋼製で、バス車体の設計工法を採り入れており、側面の屋根が浅く、外板にはリベットを使用しているのが特徴です。乗降扉はバス用の折戸で、乗務員室側のみ乗務員用扉を設置しています。客室窓は上段固定、下段が横引き窓(乗降扉付近の窓は固定)となっています。塗装色は千葉県の県花である菜の花をイメージした黄色をベースに海と山をイメージしたエメラルドグリーンの帯を巻いています。
車内は出入口付近をロングシート、中間部を固定式クロスシートとしたセミクロスシートで、トイレは設置されていません。
その後、クロスシートを撤去し、オールロングシートに変更。形式を「いすみ200型」改称し、床の張替えを行い「いすみ200’型」としました。
老朽化により、いすみ300型、いすみ350型へ置換えが行われ、令和6年に形式消滅しています。
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| いすみ203 |
キハ52形式(125番)・キハ28形式(2346番)
いずれもJR西日本で活躍していた車輛で、キハ52形式は平成22年、キハ28形式は平成26年に譲渡されました。観光用を目的としたもので、キハ52形式は塗装色を朱色4号とクリーム色4号の国鉄一般色に変更(平成26年~平成31年は朱色5号一色の首都圏色)にしました。大糸線で活躍しており、ワンマン化改造を行っており、その面影が残っていました。
キハ28形式は高山本線で活躍していたもので、キハ58系最後の定期運用を行っていた1両です。塗装は急行色に塗装され、レストラン列車等に活躍しました。
様々なイベント等で活躍していましたが、車輛の老朽化、検査時の部品調達が難しい事、費用の負担が大きい等の理由で令和7年に引退しています。
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| キハ52 125 | キハ28 2346 |