埼玉新都市交通

会社の概要

読み方  さいたましんとしこうつう
略称等  
設 立  1980年(昭和55年)4月1日
保有路線数  1路線
保有路線名  伊奈線(いなせん):大宮駅~内宿駅(12.7km)
車輛形態  電車
その他  新交通システム(案内軌条式鉄道)

概要
 東北・上越新幹線の建設による地域住民への見返りとして新交通システム(AGT)の建設が決まり、設立された第三セクター方式の会社です。昭和58年に大宮駅と羽貫駅間が開業。平成2年に内宿駅まで開業し、全線開通となりました。
 伊奈線は「ニューシャトル(New Shuttle)」の愛称が付けられており、愛称で呼ばれる事が多い。全区間が上越新幹線の高架に沿う形で敷設されており、複線区間の大宮駅~丸山駅までは高架橋の両側、単線区間となる丸山駅~内宿駅間は上越新幹線の下り線側に敷設されています。大宮駅はループ線構造になっており、他の折返し駅は通常の折返しであり、列車の向きが一往復する毎に反対になる特徴があります。
 新幹線と同じ高さを走行する為、進行方向左側の車窓から街並みを眺める事が出来、天気によっては秩父の山並み、富士山等も見る事が出来ます。また、新幹線側(進行方向右側)では新幹線を見る事が出来、すれ違いや追い抜かれるので楽しむ事が出来ます。

現在の車輛

2000系
 平成19年に登場した電車で、鉄道博物館開館に伴う混雑緩和、増発と在来車である1010系の置換え、1050系置換えの準備として毎年1編成ずつ投入され、平成26年に最後の07編成が投入されました。6両編成で7本が投入されました。
 車体はステンレス製で、在来車と同じく車体長は8000mmですが、車体幅、天井高さを拡大しています。行先表示器は初採用のLED式となり、前面の他に側面にも設置されています。車体色は編成毎に異なる帯色が用意されています。
 車内はロングシートで、スタンションポールや折り畳み式座席のある車椅子スペースが設置されています。

02編成(オレンジ)

2020系
 1010系、1050系の置換えを目的に平成27年に登場しました。外観デザインは並走する新幹線と調和がとれるように、未来感あるデザインとなっているのが特徴で、全6編成が三菱重工業製となっています。
 車体は2000系ではステンレス製でしたが、本系列はアルミ製オールダブルスキン構造を採用し、軽量化を図っています。前頭部のみFRP製となっています。断面は最も広くできる六角形となっており、前面や乗降扉周辺に六角形を強調した配色が行われています。乗降扉は外吊り式になり、下方の景色を望めるように下部にも窓が設置されています。車体色は2000系と同じく、編成毎に異なっています。
 台車はゴムタイヤ式2軸車で、三菱重工業の最新式「T-smover」が採用されています。これは、軽量、高耐久性、低振動、低騒音、メンテナンスの容易性を備えた台車です。
 座席はロングシートで、ゆりかもめで活躍する7300系で採用された「G-Fit技術」を採用しています。これは密着性を高め、座面角度を調整して、足を投げ出し辛くする技術で、従来よりも座席にフィットするようになっています。

24編成(ゴールデントパーズ)

現在の車輛

1000系(1010系)
 昭和58年の開業時と共に登場した車輛です。当初は6両編成2本、4両編成7本が用意されました。
 車体は日本のAGT車輛の標準である車体長8000mm、2軸4輪の普通鋼製となっています。側面中央部に乗降扉を1ヶ所備えています。車内はロングシート、冷房装置は床置き式となりました。車輪はゴムタイヤで、パンクの心配がないウレタンを充填したゴムタイヤ(ノーパンクタイヤ)を採用しましたが、乗心地が悪く、窒素を封入した空気タイヤに変更されています。
 昭和61年より4両編成の6両編成化が進められ、中間車が組み込まれました。平成10年からはリニューアル工事が実施され、車体の補修、定員数増加(座席の改善、冷房装置を天井式に変更)等の更新工事が実施され、形式を「
1010系」に変更しました。
 開業から25年経過し、老朽化や陳腐化が進んだ事により、平成22年より2000系、2020系を投入し、平成28年に廃系列となっています。

1019編成

1050系
 平成2年の内宿駅延伸開業に伴う増発用として登場した系列で、6両編成4本が製作されました。
 1000系(1010系)と車輛性能は同一ですが、モデルチェンジが行われており、前面にパノラミックウィンドゥを採用した事で、外観が異なっています。また、冷房装置の小型化、天井式にしており、定員数が増加しています。
 前面には字幕式の行先表示器を設置していましたが、平成15年に1000系と同じ位置に方向板を装備しています。52、53編成には降雪対策として、除雪装置を装備する事が出来ます。通常は半円型のスカートですが、鋭角のスカートに交換します。
 令和7年に後継車輛との置換えにより、廃系列となっています。

50編成 51編成




参考書の表紙に戻る     形式写真の表紙に戻る     私鉄の表紙に戻る