HB-E300系気動車

諸 元

最大長  21100mm
最大幅  2920mm
最大高  3620mm
主電動機  MT78形式(95kW)(PWMコンバータ+VVVFインバータ制御方式)
制御方式  回生、発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ方式(抑速ブレーキ・排気ブレーキ)
動力伝達方式  ハイブリッド方式(蓄電池併用電気式)
動力台車  DT75A形式
附随台車  TR260A形式

車内設備など

座  席  クロスシート
乗降扉(片側)  1扉
便所の有無  あり
その他  

概要
 JR東日本が開発したハイブリッド気動車キハE200形式をベースに設計された観光列車用の気動車で、平成22年に長野地区で「リゾートビューふるさと」で登場。その後、秋田、青森地区に投入され、令和元年には新潟地区にも登場しました。形式はキハE200形式のように「キ」から始まる形式ではなく、ハイブリッド(hybrid)を意味する「HB-」に変更しています。
 車体構造はキハE200形式を踏襲したステンレス製(先頭車前頭部は普通鋼製)ですが、構体をリンク構造として、側面からの衝撃に対する強度を高めています。また、投入された地域が寒冷地である為、耐寒・耐雪構造としています。
 車体は裾絞りのある拡幅車体で、先頭車は非貫通構造とし、眺望性のある大型一枚窓、下部の左右にHID灯、ハロゲンシールドビームの前部標識灯を配し(海里は小型LED灯を10灯、縦型のライトケース左右に配置。)、後部標識灯(LED灯)は窓上隅に配置しています。
 車内はそれぞれの投入された地域により、多少の差異はありますが、バリアフリー対策で通路部分の床面高さを下げている一方で、展望性を良くする為、客席床面は130mm高い。HB-E300形式100番代以外の車輛は一般客席で、2人掛けリクライニング付き回転式クロスシートを配しています。室内天井には前面展望映像、観光映像、イベント用カメラ映像を放映する液晶ディスプレイが設置されています。HB-E300形式100番代は半個室のボックスシートが9室備えられ、乗降扉付近に車内販売準室が設置されています。
 先頭車前位側、乗務員室後方には展望スペースがあり、枕木方向に設置された座席の他、ソファーは配置されています。(ふるさと」、「橅は除く。)
 機器類や制御システムはキハE200形式と同じ、シリーズハイブリッド方式と呼ばれるハイブリッドシステムとなっています。(※詳しくはキハE200形式を参照。)
 HB-E300系は長野地区に「リゾートビューふるさと」として2両編成1本、秋田・青森地区では「青池」(4両編成)、「あすなろ」(2両編成2本)が登場。平成28年に「橅」(4両編成)が加わりました。「あすなろ」は令和5年に盛岡地区の「ひなび」、福島・山形地区の「SATONO」へ改造されています。新潟地区は令和元年に「海里」が登場しました。

   
 HB-E301-1(2位側) HB-E302-6(2位側) 

HB-E301-1~6
奇数向きの先頭車で、乗務員室、展望スペース、客席で構成されています。車いす対応座席、車いす対応トイレの設備があります。各車輛には主変換装置(制御装置+補助電源装置)、発電用エンジン+交流誘導発電機、制御用蓄電池、空気圧縮機等を搭載しています。
HB-E302-1~6
偶数向きの先頭車で、乗務員室、展望スペース、客席で構成されています。トイレの設備はありません。3、4番は700番代へ改造されています。

HB-E300-5(3位側) HB-E300-101(3位側)

HB-E300-1・5・6
4両編成に連結される中間車で、HB-E301形式の番号に合わせています。共通として車いす対応トイレの設備があります。客席以外に1番はイベントスペース、5番はフードコーナー、6番は客席ではなく、サービスカウンター、イベントスペースとなっています。(定員数は0名)
HB-E300-101・105・106
4両編成に連結される中間車で、本形式もHB-E301形式の番号に合わせています。半個室のボックスシートで構成されており、個室以外に101、105番は車内販売準備室、106番は業務用室を備えています。




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