キハ33形式一般形気動車

諸 元

最大長  20000mm
最大幅  2930mm
最大高  4028mm
機  関  DMF13HS形式(250PS)
制御方式  自動空気ブレーキ
動力伝達方式  液体式
動力台車  DT22形式
附随台車  TR51形式

車内設備など

座  席  セミクロスシート
乗降扉(片側)  2扉
便所の有無  なし
その他  

概要
 客車列車の近代化を図るべく投入された50系客車ですが、経年が浅いにもかかわらず電車、気動車化が進み余剰となっていました。そこで有効活用、新製費用低減を目的に50系客車を気動車化改造したものが本形式で昭和63年に2両登場しました。
 種車はオハ50形式で、車体を切り継ぎ等を行わず、ほぼそのまま使用しての改造が行われており、半室構造の運転台を設置する為、乗降扉を後方へ移設しています。運転台には乗務員用扉は設置されていません。妻面部はそのまま活かし、窓や標識灯、行先表示器等、列車の先頭車として必要なものを設置しました。貫通扉は種車のものが引戸であった為、開き戸へ変更しています。
 車内はワンマン運転に対応する為、デッキとの仕切り壁を撤去しています。種車もロングシートとクロスシートの組み合わせですが、ロングシート比を多くしています。冷房装置は駆動用のサブエンジン式ユニットとしており、外観は非冷房車に見えます。トイレの設備はなく、番代は1000番代としています。
 台車や機器類は国鉄分割民営化直前に製作されたキハ31形式等と同様に廃車発生品の活用等、同様のものとなっています。エンジンは250PSのものを1基搭載していますが、車体重量が大きい為、やや力不足は否めません。
 改造内容が多く、経費が高くついてしまい、コスト低減の効果は薄いと判断され、2両の改造で終了。トイレ無しの車輛である事から、単独での運行は運行距離が短い運用に限られ、キハ40形式やキハ47形式0番代(トイレ付き)と組んで活躍しました。平成22年に廃車となり、形式消滅しています。1001番は津山まなびの鉄道館で静態保存されています。

キハ33 1002(4位側)

キハ33 1001・1002
コスト低減を目指して客車を改造した意欲作でしたが、想定以上のコストがかかり、2両のみの改造で打ち切られてしまいました。客車としては10年程の活躍でしたが、気動車になって22年活躍していたのは幸いなのかもしれません。写真は登場した頃の塗装色。晩年は朱色4号(首都圏色)となっていました。




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