0番代
クハE530-1~(クハE530-12)
基本編成の上野方1号車に位置する制御車です。車内はセミクロスシートとなっています。車いす対応の大型トイレが設置されており、その横に位置する乗降扉は運転台に寄っており、向かいの乗降扉と位置があっていない特徴があります。床下には電動空気圧縮機を搭載しています。制御車では唯一、自動解結装置及び電気連結器を装備していません。
3000番代
415系1500番代の置換えを目的に平成27年に登場した6次車に相当するグループです。0番代との違いは準耐寒・耐雪構造とした点で、3000番代となりました。3000番代は付属編成のみで5両編成となります。
主な変更点として、主電動機を冷却する風道を車体に設置、合わせて主電動機もMT75A形式に変更。トイレ、乗降扉、床下機器類を耐寒・耐雪構造に変更しています。
常磐線で活躍していましたが、東北本線黒磯駅構内の交直地上切替設備が平成30年に廃止され、車上切替方式に変更(黒磯駅北側にデッドセクションを設置)したため、交流電車の入線が不可能となってしまいました。このため、先行して本番代が投入され、黒磯駅~新白河駅の普通列車にも活躍しています。なお、令和2年よりワンマン運転が実施され、車体側面に安全確認カメラ、ホーム検知装置などを装備しワンマン運転対応車になっています。