
諸 元
| 最大長 | 20000mm |
| 最大幅 | 2966mm |
| 最大高 | 4090mm |
| 主電動機 | MT64形式(120kw) |
| 制御方式 | 直並列抵抗制御方式、弱め界磁制御方式、界磁添加励磁制御方式 |
| 制動方式 | 電気指令式空気ブレーキ(回生ブレーキ、抑速ブレーキ付き) |
| 動力台車 | DT50B形式 |
| 附随台車 | TR235B形式 |
車内設備など
| 座 席 | クロスシート(転換式) |
| 乗降扉(片側) | 2扉 |
| 便所の有無 | あり |
| その他 |
概要
新しい素材や技術をふんだんに盛り込んだ、近郊形電車のフルモデルチェンジ仕様の211系は首都圏、中京地区向けに投入されました。投入時、横須賀線、総武快速線向けに211系の投入計画がありました。同線は地下区間がある為、電動車比率を高める必要がありました。ユニットを増やしてしまうとコスト面に問題が生じるため、1M方式の車輛が計画されました。(実際は投入されていません。)
一方、国鉄はいよいよ終焉の時が迫り、有終の美を飾るべく、本州と四国を鉄道で結ぶ一大工事である「本四備讃線(瀬戸大橋線)」の開業が決まり、同線で使用する車輛を製作する事に。岡山駅から高松駅までは比較的なだらかな線形である事から、軽量ステンレス製の車体で重量を軽量化を行う事で1M方式でも十分に対応できる為、211系で計画された1M方式を採用し、基本編成を1M2Тの3両編成とした213系が投入されました。国鉄最後の新系列として特筆されます。
基本的な車体構造は211系と同じ軽量ステンレス製で、先頭部はFRP製。眺望性を良くするため、助手側の窓を拡大した他、客室窓は戸袋窓を除いて、2枚1組の一段下降窓を配置しています。
機器類は211系の機器を1M方式にした機器が使用されています。補助電源装置は国鉄では最初で最後の採用となるSIV(静止型インバータ装置)となっています。
瀬戸大橋線を中心に活躍し、現在は岡山地区のローカル線で活躍しています。
0番代
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| クモハ213-1(1位側) | クモハ213-8(2位側) |
クモハ213-1~
パンタグラフ付きの奇数向き制御電動車です。1M方式の為、制御装置、励磁装置など走行に必要な機器、SIV装置、電動空気圧縮機等の補助機器全てを搭載しています。
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| クハ212-5(1位側) | クハ212-5(2位側) |
クハ212-1~
偶数向き制御車です。3位側にトイレを設置しています。体質改善工事を受けた車輛(写真左)は通風器の撤去、トイレを和式から車いす対応の大型トイレに変更した為、外観が異なります。
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| クハ212-105(1位側) | クハ212-105(2位側) |
クハ212-101~
平成15年の快速「マリンライナー」引退により、編成の組み換えが行われた際に登場したグループです。サハ213形式を先頭車化改造したもので、普通鋼で新造された運転台を設置しています。0番代に似ていますが、灯具が四角になっている他、後退角のない切妻形となっています。トイレは前位側、運転台に寄せた位置にあり、車いす対応の大型トイレが設置されています。運転台から一番近い乗降扉までの間の座席は撤去、車端部分も撤去し、フリースペースとしている為、0番代とは定員数が異なります。
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| サハ213-5(3位側) | サハ213-10(4位側) |
サハ213-1~
本番代の中間附随車で、3両編成を成す際に連結されています。一部の車輛は先頭車化改造を行いました。
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| クロ212-3(2位側) |
クロ212-1~5
昭和63年に開業した本四備讃線(瀬戸大橋線)に合わせてJR西日本が製作したグリーン車です。眺望性を考えた設計で、前面の流線形状の大窓、側面も屋根肩部にかかる大型固定窓は展望車に近い設計となっています。構造上、車体を鋼製とした為、台車はその重量に耐えられるWTR235形式を履いています。
車内は床面全体をハイデッキ構造、回転式リクライニングシートが配置され、窓側、通路側に向きを変え固定する事が出来ました。冷房装置は床置き型となっています。5両が製作され、それぞれ異なる帯色が使われていました。
快速「マリンライナー」号の終了と共に廃車となっています。
5000番代
0番代をベースにJR東海仕様とした番代で、平成元年に登場しました。関西本線で使用される165系の老朽化や陳腐化による置換えを目的としました。
基本を0番代としつつ、同社所有の211系5000番代と同じコンセプトで設計されており、走行機器などが一部変更されています。電動空気圧縮機、添加励磁装置など補助機器類の電源を直流600Vとし、補助電源装置はDC-DCコンバーター装置(SCV装置)に変更しています。
車体はほぼ同じですが、同社管内の電化区間どこでも対応出来るよう、クモハ211形式5600番代で採用された狭小トンネル対応のC-PS24A形式パンタグラフを搭載しています。車内は乗降扉間のみを転換式クロスシートとし、車端部はロングシートとしています。
平成23年に関西本線から飯田線に活躍の場を移しています。
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| クモハ213-5005(1位側) | クモハ213-5001(2位側) |
クモハ213-5001~
パンタグラフ付き制御電動車です。211系5000番代と共通点が多くあり、インバーター冷房装置、SCV装置など全てを搭載しています。313系が登場してから、パンタグラフはシングルアーム式に変更しています。
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| クハ212-5008(2位側) |
クハ212-5001~
クモハ213-5001~とペアを組む制御車です。飯田線に転出するにあたり、車いす対応の大型トイレの設置、半自動機能追加、滑走防止対策などの改造を受けています。
7000番代 La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボア)
平成28年にJR西日本岡山支社で催された「晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーン」(岡山DC)、「瀬戸内国際芸術祭2016」などのイベントに合わせ、宇野、尾道、琴平など観光名所のある地区へのアクセス車輛として、213系を改造したジョイフルトレイン(観光列車)です。愛称の「La
Malle de Bois」とは、フランス語で「旅行かばん」を意味する言葉です。
種車となったのはクモハ213-4とクハ212-4の2両で、外装は白色をベースに窓をかばんに見立てたイラスト、ロゴマーク、旅情を誘うイラストや言葉が配されています。
車内は床に木材を使用し、落ち着いた雰囲気としています。座席は2人掛けリクライニングシート、窓側に向いたカウンター席で構成される他、サイクリングを楽しむ乗客に自転車(袋に収納できる自転車に限る)を持ち込めるサイクルスペース、地域の特産品などを販売する車内販売カウンター、アート作品の展示コーナーがあります。
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| クモロ213-7004(1位側) | クロ212-7004(2位側) |
クモロ213-7004
岡山方のパンタグラフ付き制御電動車です。乗務員室直後にサイクルスペース、後位側車端部に車内販売カウンターの設備があります。改造と同時に体質改善工事を実施しており、屋根上のベンチレーター撤去、行先表示器のLED化等が実施されています。
クロ212-7004
宇野、尾道、琴平方の制御車です。2人掛けクロスシート、カウンター席が配され、車椅子スペースもあります。乗務員室直後にサイクルスペース、3位側にトイレを設置しています。