
諸 元
| 最大長 | 20000mm |
| 最大幅 | 2950mm |
| 最大高 | 4088mm |
| 主電動機 | MT54形式(120kw) |
| 制御方式 | 直並列抵抗制御方式、弱め界磁制御方式 |
| 制動方式 | 発電ブレーキ併用電磁直通空気ブレーキ |
| 動力台車 | DT32形式 |
| 附随台車 | TR69形式 |
車内設備など
| 座 席 | セミクロスシート |
| 乗降扉(片側) | 2扉 |
| 便所の有無 | あり |
| その他 |
概要
地方都市圏の輸送改善を目的に417系が昭和53年に登場。様々な線区で活躍できるように設計された意欲作でしたが、財政緊縮を受け、増備が行われませんでした。旧型客車や急行形電車を普通列車に用いた運用を続ける地方都市では、サービス低下が否めず、強い改善を求められるようになります。この声に応えるべく、国鉄は大幅なダイヤ改正を行い、利便性向上を試み、見事に成功させます。
次に車輛の改善です。昭和57年のダイヤ改正では、東北・上越新幹線開業で余剰となった急行形電車が多数ありました。しかし、これらの車体は老朽化、陳腐化が進んでいる上、先に特急形電車を改造した419系や715系は改善の切り札になる所か、問題が幾つかあり、成功とはいきませんでした。そこで、417系と同じコンセプトで製作する為、種車の足廻りを流用し、新造した車体を組み合わせる方法で新しい近郊形電車を製作する事にしました。
こうして昭和61年に北陸地方向けに413系が登場しました。この413系と同じ改造を施し、交流電化区間向けとして717系が登場。仙台地区と九州地区に配置されました。JRへ移行後も改造が行われました。
いずれも配置された地を離れる事なく活躍し、仙台地区の717系は平成21年、九州地区の717系は平成29年まで活躍しました。
0番代・100番代(50Hz・仙台地区用)
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| クモハ717-1(1位側) | クモハ717-102(2位側) |
クモハ717-1~5
451系のクモハ451形式を種車とした50Hz用制御電動車。車体は417系のコンセプトに基づいた設計のもので、413系とほぼ同じ外観です。
クモハ717-101~105
453系のクモハ453形式(クモハ451形式の主電動機出力向上を図ったもの。)を種車とした50Hz用制御電動車です。0番代と似ていますが、主抵抗器など一部異なっています。
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| クハ716-3(2位側) |
クハ716-1~10
451系、453系共通の制御車であるクハ451形式を種車とした制御車で、0番代、100番代共に連結される。種車の汚物処理装置を再利用する為、4位側にトイレを設置しています。
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| モハ716-2(2位側) | モハ716-102(2位側) |
モハ716-1~5
451系のモハ450形式を種車に改造したパンタグラフ付き中間電動車です。主変圧器、主整流器など交流機器と蓄電池を搭載しています。車体は417系の車体構造を基本に新製され、外観、内装ともによく似ています。1位側、4位側には簡易の雪切室が設置されています。(417系は送風機を備えていますが、413系には無い。)
モハ716-101~105
453系のモハ452形式を種車に改造したもので、0番代に似た外観ですが、一部機器の形状が異なります。
200番代(60Hz・九州地区用)
0番代、100番代とは異なり、モデルが暖地向けに製作された713系をベースに設計されています。輸送需要から2両編成が基本編成となった為、電動車のみとなりました。暖地向けである事から、耐寒・耐雪構造は省略されており、雪切室などの設備はありません。両車とも電動車である事から、電動発電機を搭載する事が出来ない為、主変圧器から降圧した電気を電源とする冷房装置を搭載しています。この他の違いとして、前部標識灯横にあった汽笛(タイフォン)は床下設置に変更。塗装色はクリーム10号をベースに青23号の帯を入れた九州標準色としています。
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| クモハ717-201(1位側) | クモハ717-205(2位側) |
クモハ717-201~207
475系のクモハ475形式の主要機器類を使用した制御電動車です。4位側にトイレを設置しています。戸袋窓があるものは国鉄時代。無いものはJR九州に移行してから改造された車輛です。JR九州で改造したものは、ボックスシートの数を見直し、ロングシートを増やしており、定員を増やしています。また、更新工事を実施した車輛は屋根上のベンチレーター撤去が行われています。
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| クモハ716-205(2位側) | クモハ716-201(2位側) |
クモハ717-201~207
475系のモハ474形式の主要機器類を使用した制御電動車です。種車の関係から抑速ブレーキ付きとなっています。