
諸 元
| 最大長 | 20000mm |
| 最大幅 | 2800mm |
| 最大高 | 4017mm |
| 主電動機 | MT78A形式(95kw) |
| 制御方式 | VVVFインバータ制御方式 |
| 制動方式 | 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ制御方式、抑速ブレーキ、耐雪ブレーキ |
| 動力台車 | DT79形式 |
| 附随台車 | TR255D形式 |
車内設備など
| 座 席 | ロングシート |
| 乗降扉(片側) | 3扉 |
| 便所の有無 | なし |
| その他 |
概要
烏山線で使われていたキハ40系を置き換える目的で開発され、平成26年に登場した車輛で、JR初の蓄電池動車です。
屋根上にパンタグラフを備えたVVVFインバータ制御の電車にリチウムイオン電池を搭載し、架線の無い区間においてモーターによる走行を可能としたもので、「ACCUM(アキュム)」の愛称が付けられています。ACCUMとは、蓄電池を表す英語のAccumulatorから採られたものです。
車体は総合製作所のブランドである「Sustina(サステナ)」を採用したステンレス製で、採用した車輛では東急電鉄5050系に次いで二例目となります。前面部は非貫通構造で、強化構造となっています。ワンマン運転に対応しており、必要な機器が用意されています。
車内はE233系と同じくユニバーサルデザインを多用し、床面高さを1130mmとし、ホームとの段差を小さくするなどバリアフリーの向上が図られています。運転台寄りには行先案内などを表示するモニタ装置、後位側には主回路の電気の流れや蓄電池の充電状態を表示する情報装置があります。
〇走行の仕組み
電化された区間では、電車と同じでパンタグラフから電気を取込み、VVVFインバータ制御装置に送って、主電動機を動かします。蓄電池の充電が少ない場合は、取り込んだ電気を充電します。惰行時や停車時でも充電の状況に応じて充電が行われます。
非電化区間では、パンタグラフを降下させ、蓄電池からVVVFインバータ制御装置に電気を送り、主電動機を動かします。終着駅に到着するとパンタグラフを上昇させ、駅に設置された充電設備から電気を貰い、充電を行います。終わるとパンタグラフを下げ、蓄電池を電源として走行を行います。
回生ブレーキを作動させた際に発生する電力ですが、非電化区間では蓄電式の充電に用いられ、電化区間では必要に応じて充電を行い、余った電力はパンタグラフを介して架線へ流れていきます。
非電化区間の充電設備は急速充電を行うように設計されており、電化区間とは異なります。この為、車輛がいる場所の架線状態を自動的に認識する架線認識装置というものが搭載されており、地上から送信される位置情報を受診して判断しています。急速充電中であれば、パンタグラフの上げ下げの制限と起動防止、非電化区間でのパンタグラフ上昇の防止と上昇したままの走行防止、架線の条件に合わせ、集電する電気の電流値の制御を行います。
登場後は1編成でしたが、平成29年に3編成が増備され烏山線のキハ40系を置換え、活躍をしています。
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| EV-E301-1(1位側) | EV-E300-1(2位側) |
EV-E301-1~
烏山方のパンタグラフ付き制御電動車です。VVVFインバータ制御装置(電力変換装置)、主回路用蓄電池を搭載しています。後位側に機器室があります。
EV-E300-1~
宇都宮方の制御電動車です。電動空気圧縮機、SIV装置、制御用(室内の電源など)蓄電池、主回路用蓄電池を搭載しています。両形式とも0.5M方式で、連結し合う後位側台車が動力台車で、運転台寄りは附随台車となっています。