305系通勤形直流電車

諸 元

最大長  20250mm(先頭車)、20000mm(中間車)
最大幅  2800mm
最大高  4050mm
主電動機  MT401K形式(150kw)
制御方式  IGBT素子VVVFインバーター制御方式
制動方式  回生・発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ制御方式、直通予備ブレーキ
動力台車  DT408K形式
附随台車  TR403K形式

車内設備など

座  席  ロングシート
乗降扉(片側)  4扉
便所の有無  有り
その他  

概要

 筑肥線、唐津線及び福岡市営地下鉄空港線の相互乗り入れに長らく使用してきた103系1500番代の老朽化に伴い、置換えを目的に平成26年に登場した系列です。
 車体は形状を303系の設計を流用し、製造コスト低減を図っており、片側4扉20m級車体で、アルミ合金押出形材を用いたダブルスキン構造としています。外板は汚損、塩害防止を図る為、白色で仕上げています。また、車体の連結面、妻構体をオフセット衝突構体として、衝突安全性を向上させています。先頭車の前頭部は踏切事故対策として、普通鋼製となっています。
 車内は白色を基調としたインテリアで、ロングシート仕様。背もたれは合板製で、一部の座席にはヘッドレストが付いています。座面をSばね構造として、乗心地向上を図っています。この他、優先席、車椅子及びベビーカースペースを各車に配し、木製のテーブルと介助者用の腰掛けを設置しています。サービス面での向上では、JR九州の車輛では初となる停車駅等の案内用液晶ディスプレイが設置されています。
 乗降扉にはJR九州製造の電車としては初となる押しボタン式開閉ドア(スマートドア)が採用されています。(現在は使用されていない。)
 主電動機は密閉式永久磁石同期電動機(PMSM)を採用し、消費電力の低減、騒音を抑えています。制御装置はVVVFインバータ制御方式で、PMSMの採用により、インバータ1基で1基の主電動機を制御する1C1M制御となっています。4台のインバータ回路を1台の冷却フィン(パワーユニット)に集約した4in1形インバータ装置が採用されており、VVVFインバーター制御装置全体の大幅な小型軽量化を実現しています。
 ブレーキ制御方式は303系と同じく回生、発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ方式を採用しています。

クハ305-1(1位側) クハ304-3(2位側)

クハ305-1~6
西唐津、筑前前原方の奇数向き制御車。トイレの設備があります。本形式のみ「プチ観光気分」を味わえるように「ななつ星in九州」で採用されたフローリングが採用されています。ATC及びATO装置を搭載しています。
クハ304-1~6
博多、福岡空港方の偶数向き制御車。ATC装置を搭載しています。前面の非常用貫通扉は運転士の視界を確保する事から、303系や福岡市営地下鉄車とは異なり、向かって左側に寄せて設置されています。

モハ305-1(1位側) モハ305-101(1位側)

モハ305-1~6
西唐津方に位置する中間電動車で、モハ304-1~とユニットを組みます。VVVFインバーター制御装置を搭載しています。発電ブレーキ用の抵抗器が外観の特徴です。
モハ305-101~106
博多方に位置する中間電動車で、モハ304-101~とユニットを組みます。0番代と同じくVVVFインバーター制御装置を搭載しています。4号車で、弱冷房車となっています。

モハ304-1(1位側) モハ304-103(3位側)

モハ304-1~6
西唐津方に位置するパンタグラフ付き中間電動車で、モハ305-1~とユニットを組みます。補助電源装置、電動空気圧縮機を搭載しています。
モハ304-101~106
博多方に位置するパンタグラフ付き中間電動車で、モハ305-101~とユニットを組みます。0番代と同じく補助電源装置、電動空気圧縮機を搭載しています。




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