
諸 元
| 最大長 | 20000mm |
| 最大幅 | 2950mm |
| 最大高 | 4086mm |
| 主電動機 | MT61Q形式(150kw) |
| 制御方式 | サイリスタ位相制御方式 |
| 制動方式 | 発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ制御方式 |
| 動力台車 | DT50QA形式 |
| 附随台車 | TR235QA形式 |
車内設備など
| 座 席 | 転換クロスシート |
| 乗降扉(片側) | 3扉 |
| 便所の有無 | 有り |
| その他 |
概要
北九州地区の快速列車の整備拡充、老朽化の進む421系の置換えを目的に平成元年に登場しました。421系や415系等に対してイメージを一新するデザインを用いると共に、高性能、保守の簡略化をコンセントとして製作されています。
車体は415系1500番代をベースにした、軽量ステンレス製、片側3扉構造としています。客室窓寸法は415系1500番代と同一の為、座席と窓配置が合っていない特徴があります。
車内は快速列車の他、急行列車(臨時)の運用を考え、転換クロスシートが採用されています。(車端部のみ固定)座席には指定席とする為の席番号表示がされており、指定席として使用する事も可能となっています。
登場から30年近くが経過し、車輛の延命を目的に平成28年よりリニューアル工事が始まりました。車内は座席を転換クロスシートから混雑緩和を目的にロングシートに変更。行先表示器のフルカラーLED化や照明はLED化され、消費電力を抑えています。
制御方式も一新され、サイリスタ位相制御方式から、JR九州では初めてのSiC素子とIGBT素子のハイブリッドモジュール適用のVVVFインバータ制御装置に変更。主電動機も直流電動機から誘導電動機(MT405K形式)に変更しています。パンタグラフもシングルアーム式に変更されています。ブレーキ方式も発電ブレーキから回生ブレーキに変更し、徹底した省電力化を図ったものとなっています。
0番代
平成元年より登場したグループです。門司港方よりクモハ+モハ+サハ+クハの4両編成となっています。サハを抜いた3両編成やユニットを増結に使う事が可能であるほか、機器類の軽微な変更を必要としますが、Mc+Tcの2両編成も可能となっています。(実際に変更した事は無い。)4両編成17本が製造されましたが、1編成は事故廃車となり、16編成となっています。平成28年からのリニューアル工事で、番代が変更されています。全編成が改造される為、将来的には廃番代となります。
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| クモハ810-8(1位側) | クハ810-8(1位側) |
クモハ810-1~
上り方に位置するパンタグラフ付き制御電動車です。主変圧器、制御整流装置を搭載しています。
クハ810-1~
下り方に位置する制御車です。車内にはトイレの設備があります。床下にはSIV装置、電動空気圧縮機を搭載しています。
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| モハ811-8(4位側) | サハ811-8(4位側) |
モハ811-1~
クモハ810形式とユニットを組む中間電動車です。主制御器、主抵抗器を搭載しています。
サハ811-1~
中間附随車で、車体、車内はモハ811形式と同じです。
100番代
平成4年に登場したグループ。0番代の改良車となる存在です。乗降扉付近にある座席を固定する変更を行い、乗降扉付近の床面積を拡大し、定員増を行っています。この他は0番代と同じです。平成28年からのリニューアル工事で、番代が変更されています。全編成が改造される為、将来的には廃番代となります。
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| クモハ810-106(2位側) | クハ810-105(1位側) |
クモハ810-101~
クモハ810-1~を改良したもの。定員増により番代区分されています。
クハ810-101~
クハ810-1~を改良したもの。外観は同じです。
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| モハ811-111(2位側) | サハ811-111(2位側) |
モハ811-101~
クモハ810形式とユニットを組む中間電動車で、モハ811-1~の改良車になります。
サハ811-101~
サハ811-1~の座席を改良したもので、定員が増えています。
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| サハ811-201(2位側) |
サハ811-201~
団体列車や急行列車等、長距離運用に使用する事を想定し、2位側にトイレを設置したもので、2両が製作されました。201番が8200番代となり、202番のみが在籍しています。
1500番代・2000番代
平成28年より、車輛の延命を目的にリニューアル工事が実施され、0番代に対しては原番号に1500番を加え、更に車椅子スペースを追加改造した車輛(クハ810形式は除く)に対しては500番を加えています。
「Old is New~伝統と革新の電車~」をコンセプトに大きなデザイン変更を行うと共に、最新機器を搭載した車輛としています。
機器類では制御方式をサイリスタ位相制御方式からVVVFインバータ制御方式に変更し、合わせて主電動機も直流電動機から交流誘導電動機に変更。パンタグラフはシングルアーム式に変更しています。また、ブレーキ方式では発電ブレーキから回生ブレーキに変更しました。
車体は前面白色、側面ステンレス無塗装は変更がありませんが、前面貫通扉、側面にCTロゴマークを配し、側面の帯を青色に白線が入ったものとなりました。
車内は混雑緩和を目的に転換クロスシートからロングシートへ変更し、座席は博多織や小倉織等の九州の伝統的な織物をイメージした青いモケットに変更されています。(優先席は赤いモケット)窓ガラスはスモークガラスとなり、カーテンが廃止されています。乗降扉付近にはLED式の案内表示器、開閉時のチャイム、ランプが設置されています。トイレは和式から洋式化され、向かいを車椅子スペースとしています。
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| クモハ810-1504(1位側) | クモハ810-2003(1位側) |
クモハ810形式1500番代
クモハ810形式0番代をリニューアル工事したもの。原番号に1500番を加えています。CTロゴや帯色の変更の他、パンタグラフをシングルアーム式に変更する等の違いが見られます。
クモハ810形式2000番代
リニューアル工事を施した車輛のうち、更に車椅子スペースを設置した車輛。原番号に1500番+500番を加えています。
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| クハ810-1503(2位側) | モハ811-1504(3位側) |
クハ810形式1500番代
クハ810形式0番代をリニューアル工事したもの。原番号に1500番を加えています。もともと車椅子スペースを設置している為、追加改造の500番を加えた車輛は存在しません。トイレは和式から洋式に変更されています。
モハ811形式1500番代
モハ811形式をリニューアル工事したもの。原番号に1500番を加えています。VVVFインバータ制御方式に変更した為、床下機器は異なるものとなっています。
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| モハ811-2003(1位側) | サハ811-1504(3位側) |
モハ811形式2000番代
リニューアル工事を受け、その際に車椅子スペースを設置した車輛で、リニューアル工事の1500番+車椅子スペースの500番を原番号に加えています。
サハ811形式1500番代
サハ811形式0番代をリニューアル工事したもの。車内はロングシート化されており、全く異なる様子となっています。
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| サハ811-2013(3位側) |
サハ811形式2000番代
サハ811形式0番代をリニューアル工事+車椅子スペース設置をしたグループ。外観は1500番代と同じ。原番号に1500+500番を加えています。
7600番代・8100番代(検測装置「RED EYE」搭載車)
平成30年、31年に登場した番代で、1500番代のリニューアル工事を行い、営業列車で運用しながら線路等の状態を監視する為、検測装置を搭載させたもの。「RED EYE」の愛称が与えられています。2編成が改造の対象となっています。
先頭車には鉄道総合技術研究所が開発した線路の状態を自動判定する「列車巡視システム」が搭載されています。また、サハ811形式200番代を組み込んだ編成には、当該車輛のトイレスペースを機器室に改造し、国内では初めての4Kカメラを設置した「電車線路モニタリング装置」が搭載されています。
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| クモハ810-8105(1位側) | クハ810-7605(2位側) |
クモハ810形式8100番代
クモハ810-105にリニューアル工事を施し、車椅子スペースの設置改造、列車巡視支援システムの改造をしました。原番号に1500番+500番、検測装置追加で6000番を加えています。
クハ810形式7600番代
クハ810形式100番代にリニューアル工事+検測装置を施したグループ。1500+6000番が加えられています。
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| サハ811-8201(1位側) |
サハ811-8201
サハ811-201にリニューアル工事を行い、同時に電車線路モニタリング装置を設置。トイレは機器室に改造。前位側の屋根上にモニタリング装置が設置され、外観の特徴となっています。