
諸 元
| 最大長 | 20000mm |
| 最大幅 | 2985mm |
| 最大高 | 4031mm |
| 主電動機 | MT401K形式(150kw) |
| 制御方式 | サイリスタ位相制御方式+GTO素子VVVFインバータ制御方式(1000・3000・3100番代を除く) PWMコンバータ制御方式+IGBT素子VVVFインバータ制御方式(1000・3000・3100番代) |
| 制動方式 | 発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ制御方式(1000・3000・3100番代を除く) 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ制御方式(1000・3000・3100番代) |
| 動力台車 | DT401K形式(0・100・300番代)、DT403K形式 |
| 附随台車 | TR401K形式(0・100・400・500番代)、TR403K形式 |
車内設備など
| 座 席 | 転換クロスシート、ロングシート |
| 乗降扉(片側) | 3扉 |
| 便所の有無 | 有り |
| その他 |
概要
国鉄から継承した近郊形電車の置換えと都市間輸送の改善を目的に平成6年に登場し、平成21年まで増備が行われた系列です。JR九州では初めてのVVVFインバータ制御方式を採用しています。
登場時は811系が4両固定編成であった為、編成の自由度を高める事を目的に2両編成としていましたが、平成7年に登場した100番代が3両編成で登場。その後、2両編成は3両編成に変更し、全編成が3両編成としています。長期にわたって増備が行われており、8番代、13次車とバラエティー富む系列になると同時にJR九州の代表的な車輛となりました。
車体は811系をベースとしたビートプレス処理を施した軽量ステンレス製で、片側3扉構造となっています。先頭車には貫通扉があり、常用する構造で、幌や渡り板が設置されています。先頭部は鋼製のブロック構造で、衝突時の乗務員生存空間を確保する構造となっています。
車内は転換式クロスシートが採用されていますが、窓ガラス寸法を415系1500番代と共通とした為、811系と同じく座席と窓配置があっていません。ホーム段差解消の為、床面を811系よりも下げています。
0番代
平成6年に登場したグループ。2両編成9本が製作されました。このうち7~9番は自社の小倉工場で製作されています。(他は近畿車輛製)制御方式はサイリスタ位相制御方式とVVVFインバータ制御方式を組み合わせたもので、架線から単相交流20kvを主変圧器で降圧し、サイリスタ位相制御で直流に変換、VVVFインバータ装置で三相交流電源をつくり、主電動機を制御します。
平成15年に中間不随車(400番代)が製作され、全編成が3両編成となっています。この際に車外スピーカー設置、転落防止幌の設置、乗降扉窓を400番代と同一にする改造が行われています。
事故廃車となった1編成があり、8編成が活躍しています。
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| クモハ813-5(1位側) | クハ813-2(1位側) |
クモハ813-1~
下り方に位置する制御電動車です。VVVFインバータ制御装置、静止型インバータ(SIV)装置を床下に搭載しています。前面の貫通扉には半自動ホロが設置されています。
クハ813-1~
上り方に位置するパンタグラフ付き制御車です。主変換器、主制御器、電動空気圧縮機を搭載しています。車内にはトイレの設備があります。乗降扉に番号が付けられていますが、現在は無くなっています。
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| サハ813-405(4位側) |
サハ813-401~
平成15年に2両編成であった0番代編成を3両編成化する為に登場した中間附随車です。構造は同時期に登場したサハ813形式300番代(9次車)に準じたものとなっています。側面客室窓の着色や転落防止幌の設置が行われており、転落防止幌は、他車は当初は設置されていませんでしたが、後に設置されています。
100番代・500番代
平成7年のダイヤ改正に合わせて421系の置換え、日豊本線の気動車、客車列車の電車化を図る目的で登場したグループで、3両編成7本が登場しました。
基本的な性能や諸元は変更せず、3両編成としており、新しく中間不随車のサハ813形式が登場しました。変化した点は客室の設備で、811系100番代と同じく、乗降扉付近の座席を固定式に変更し床面積を拡大させ、定員増を図っています。また、0番代では半自動であったホロ装置を自動化しています。
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| クモハ813-109(1位側) | クハ813-115(2位側) |
クモハ813-101~
クモハ813-1~を改良した形式で、乗降扉付近の転換式クロスシートを固定し、定員増を図っています。
クハ813-101~
クハ810-1~を改良した形式です。この他は0番代と同じです。写真は筑豊本線向けの車輛です。
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| サハ813-110(2位側) | サハ813-502(4位側) |
サハ813-101~
本番代から加わった新形式の中間附随車。車内はサハ811形式100番代と同じ割り付けとなっています。
サハ813-501~
筑豊・篠栗線用100番代の中間附随車です。100番代とは製造時期が異なっており、窓廻りにビートが無いのが特徴です。車内は303系をモデルとしたロングシート仕様になっています。
200番代・2200番代・3400番代・600番代
200番代は北九州地区の輸送改善を目的に製作された5次車に相当するグループです。コスト低減、使用性の向上を目的としている他、互換性を視野に入れつつ、過剰な機能、設備、装置などの大幅な見直しを行っています。この他、踏切事故等衝突事故時に乗務員保護を目的に生存スペースの設置、運転台骨組み部材の見直し、強度向上を図っています。車内の設備では座席を片持ち式に変更し、清掃作業の容易化、足元スペースの拡大が行われました。
令和3年より、輸送力向上工事が実施され、200番代全車が対象となり、工事が始まりました。乗降扉間の転換式クロスシートを一部撤去し、残った座席の固定化が行われました。また、ワンマン運転化対応の工事も行われ、安全確認カメラの設置や運転台にワンマン運転に対応する機器の設置が実施されています。輸送力向上工事のみの車輛は原番号に2000番、ワンマン運転対応工事を受けた車輛は原番号に3200番を加えています。令和5年からは、座席をロングシート化する工事が始まり、車端部のみボックスシートを残し、他をロングシート化しています。
これらの工事により、200番代は消滅し、2200番代又は3400番代になりました。令和6年に2編成を組み合わせ6両固定編成とした600番代が登場しています。
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| クモハ813-210(1位側) | クハ813-219(2位側) |
クモハ813-201~
製造コスト低減を図り、100番代の運転台廻りを改良した番代。2200番代、3400番代に改番し、番代消滅しています。フォグランプは本番代より廃止され、ダミーとなっています。
クハ813-201~
クモハ813-201~と同じ改良を施したもので、客室も改良が施されています。2200番代、3400番代に改番し、番代消滅しています。トイレに変化があり、採光窓が廃止されています。
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| サハ813-236(4位側) |
サハ813-201~
サハ813-101~を改良したもので、座席は片持ち式に変更されています。2200番代、3400番代に改番し、番代消滅しています。
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| クモハ813-2232(1位側) | クハ813-2210(2位側) |
クモハ813形式2200番代
クモハ813-201~に輸送力向上工事を実施したもの。原番号に2000番を加えています。外観は種車時代と変化はありませんが、車内は乗降扉間にある5列の転換式クロスシートの両端を撤去し、残った3列のうち両端を固定化する改造が行われています。令和5年からは車端部のボックスシートのみ残し、他をロングシート化した車輛もあります。
クハ813形式2200番代
クハ813-201~に輸送力向上工事を実施したもの。クモハ813形式2200番代と同様の工事内容となっています。原番号に2000番を加えています。
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| サハ813-2203(4位側) |
サハ813形式2200番代
サハ813-201~に輸送力向上工事を実施したもの。原番号に2000番を加えています。
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| クモハ813-3420(1位側) | クハ813-3420(2位側) |
クモハ813形式3400番代
クモハ813-201~に輸送力向上工事及びワンマン運転対応工事を実施したもの。安全確認カメラの設置、運転台にワンマン運転に必要なドアスイッチ等を設置する改造が行われています。原番号に3200番を加えています。
クハ813形式3400番代
クハ813-201~に輸送力向上工事及びワンマン運転対応工事を実施したもの。原番号に3200番を加えています。
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| サハ813-3420(4位側) |
サハ813形式3400番代
サハ813-201~に輸送力向上工事及びワンマン運転対応工事を実施したもの。原番号に3200番を加えています。車端部にある安全確認カメラが特徴です。
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| クモハ813-601(1位側) | クハ813-602(2位側) |
クモハ813-601~
令和6年に登場した新しい番代で、200番代に対し輸送力向上工事を実施し、座席をロングシート化した2200番代編成2本を1本とし、6両編成化した下り方に位置する制御電動車です。
クハ813-601~
600番代の上り方に位置するパンタグラフ付き制御車です。
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| モハ813-602(3位側) | サハ812-601(4位側) |
モハ813-601~
クモハ813形式2200番代を中間電動車化した形式。運転台は残されていますが、運転台の計器類、保安装置、行先表示器等を撤去、若しくは封鎖し、運転台の機能を廃止しています。
サハ812-601~
600番代登場でモハ813-601~と同じく、813系に新しく生まれた形式です。クハ813形式2200番代を中間附随車化した形式で、こちらも運転台は残されていますが、機能廃止となっています。運転台部分に転落防止幌が設置されています。
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| サハ813-601(2位側) |
サハ813-601~
サハ813形式2200番代を6両編成化で改番したもの。1編成に2両組み込まれています。内外装ともに2200番代時代と変化はありません。
300番代・2300番代・3500番代
300番代は博多地区の混雑緩和を目的に平成15年に登場した9次車に相当するグループで、3両編成3本が製作されました。特徴は平成14年に鹿児島本線海老津~教育大前駅間で発生した列車衝突事故で廃車となった車輛(3両編成3本が廃車)から使用可能な部品を再利用している点があり、代替新造という面もあります。
基本構造や機器類は200番代とほぼ同じですが、接客設備の大幅な見直しが行われており、客室窓はカーテンを廃止し、黒色のUVカットガラスを採用。つり革の配置の見直し、乗降扉窓の改良、車いす対応大型トイレの設置等が実施されています。
現在は輸送力向上工事(ロングシート化含む)、ワンマン運転対応工事が実施され、2300番代、3500番代へ改番され300番代は番代消滅しています。
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| クモハ813-303(2位側) | クハ813-302(1位側) |
クモハ813-301~
クモハ813-201~を改良したもの。主制御器、補助電源装置を搭載しています。
クハ813-301~
クハ813-201~を改良したもの。外観はほぼ同じですが、カーテンの廃止等車内は異なります。
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| サハ813-302(1位側) |
サハ813-301~
サハ813-201~を改良したもの。
1100番代・3100番代
平成19年に登場した12次車となるグループです。1000番代を基本に設計変更を行ったもので、室内はオールクロスシート、トイレは身障者対応のものとなっています。平成18年に登場したキハ220形式200番代と同じく、前面及び側面の行先表示器を路線バス等に使用されている大型液晶タイプに変更しています。
制御方式等は1000番代と同じく、817系の制御方式とし、編成構成もクハ+モハ+クハとしています。
当初、オールクロスシート仕様であった本番代でしたが、輸送力向上工事及びワンマン運転対応準備工事の対象となり3100番代に変更され、1100番代は番代消滅しています。
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| クハ813-1110(1位側) | クハ812-1102(2位側) |
クハ813-1101~
上り方に位置する制御車で、クハ813-1001~を改良したもの。車内には車いす対応のトイレが設置されています。
クハ812-1101~
下り方に位置する制御車で、クハ812-1001~を改良したもの。バス用の大型行先表示器を採用しており、運転台部分がこんもりしている他、側面では設置されている部分の窓が小さいのが特徴です。
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| モハ813-1102(1位側) |
モハ813-1101~
パンタグラフ付き中間電動車で、モハ813-1001~を改良したもの。主制御器、主変圧器等を搭載しています。制御方式は817系と同じ、PWMコンバータ+VVVFインバータ制御方式となっています。
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| クハ813-3104(1位側) | クハ812-3107(2位側) |
クハ813形式3100番代
クハ813-1101~に対し、輸送力向上工事、ワンマン運転対応工事を実施したもの。ワンマン運転対応工事は準備工事に留まっており、輸送力向上工事に対する番号の追加である、原番号に2000番を加えています。外観では安全確認カメラが設置されている事がわかります。車内は座席を一部撤去し、残った転換式クロスシートは固定化する改造が行われました。
クハ812形式3100番代
クハ812-1101~に対し、輸送力向上工事、ワンマン運転対応工事を実施したもの。
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| モハ813-3104(2位側) |
モハ813形式3100番代
モハ813-1101~に対し、輸送力向上工事、ワンマン運転対応工事を実施したもの。