821系近郊形交流電車

諸 元

最大長  20000mm
最大幅  2950mm
最大高  4087mm
主電動機  MT406K形式(150kw)
制御方式 PWMコンバータ制御方式+フルSiC-MOSFET素子VVVFインバータ制御方式
制動方式  回生・発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ制御方式
動力台車  DT410K形式
附随台車  TR410K形式

車内設備など

座  席  ロングシート
乗降扉(片側)  3扉
便所の有無  有り
その他  

概要

 415系の置換え、817系の後継系列として平成30年に登場した近郊形電車。811系1500番代にて採用された、フルSiC-MOSFET素子を使用し、電力消費量を415系比較で約70%低減を行った他、主変換装置やSIV装置の冗長性を図る事でより安全、安定輸送を高めるように設計されています。
 車体は817系以来採用されているアルミ合金製の大型アルミ中空トラス型材を使用したダブルスキン構造で、無塗装のアルミヘアライン仕上げとし、ガラスコーティングを施しています。前面は黒色、側面乗降扉はディープレッドメタリックとしています。前頭部構体のみ鋼製で、ボルト締結構造としています。
 車内は明るい空間とする為、ホワイトをベースとしたものとし、305系と同じスマートドア(半自動機能付き)とし、乗降扉上部にマルチサポートビジョンと呼ばれる旅客案内モニタが設置されています。室内灯はスポットタイプLED照明で、乗降扉にはホームを照らす照明も設置されています。座席はロングシートで、戸袋部分の座席にはヘッドレストが備わっています。中央部も背ずりが高いハイバックタイプのロングシートが採用されており、背高である為、客室窓の天地寸法が細長い窓になる独特のスタイルとなっています。
 機器類やシステムの特徴として、各所に故障時に備えて回線を二重系にするなど冗長性を図っています。VVVFインバータ装置、電動空気圧縮機、SIV装置等に見る事が出来ます。

クモハ821-2(1位側) クハ820-3(2位側)

クモハ821-1~
門司港方に位置するパンタグラフ付き制御電動車です。主変換装置、主変圧器等の走行に必要な機器を搭載しています。前面の縁に付いているLED灯は前部標識灯又は後部標識灯の補助灯で、白色又は赤色に点灯する。現在は使用されていない。
クハ820-1~
八代方に位置する制御車です。車いす対応のトイレの設備があります。電動空気圧縮機、補助電源装置及び蓄電池を搭載しています。

サハ821-9(1位側)

サハ821-1~
中間附随車で、電動空気圧縮機、補助電源装置等を搭載しています。乗降扉下部にあるLED灯はホームを照らし、注意を促すもの。客室窓が細長い等特徴が多い。




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