5000系近郊形直流電車

諸 元

最大長  20100mm
最大幅  2950mm
最大高  3640mm(5000形式、5200形式)、4070mm(5100形式)
主電動機  SMT102B形式(220kw)
制御方式  IGBT素子VVVFインバーター制御方式
制動方式  回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ制御方式(抑速ブレーキ付き)
動力台車  S-DT63形式
附随台車  S-TR63形式(5200形式)、S-TR64形式(5100形式)

車内設備など

座  席  転換式クロスシート、リクライニングシート(5100形式)
乗降扉(片側)  3扉
便所の有無  あり
その他  

概要

 昭和63年に本州と四国を結ぶ本四備讃線(瀬戸大橋線)が開業し、岡山と高松駅を結ぶ快速「マリンライナー」号が活躍を始めました。都市間輸送、観光等多くの役割を持った列車で、国鉄が最後に製作した213系が活躍をしていました。この213系の老朽化、陳腐化による置換え、輸送改善を目的に平成15年に登場したのが5000系です。
 本系列はJR西日本所属の223系5000番代と併結運転がある事から、5100形式を除いて223系5000番代とほぼ同じ設計となっています。車内も同様で、転換式クロスシート、収納式の座席があります。当初は同じ茶系の座席でしたが、平成30年頃より赤系のものに変化しています。
 制御システムやブレーキシステムも223系5000番代と同じく、VVVFインバーター制御方式、回生ブレーキ併用電気式空気ブレーキ制御方式です。
 本系列の目玉となる5100形式はJR四国初の二階建て車輛で、一階部分は普通車指定席、二階部分はグリーン指定席、運転台後方平屋部分はパノラマシートと呼ばれるグリーン指定席、前位側平屋部分は車いす対応普通車指定席になっており、多くのニーズに応えられるようになっています。設計の基になったのはJR東日本に所属するE217系の二階建てグリーン車で、運転台を付けたスタイルとなります。車体の配色は他形式と異なり、6両あるうち、5101~5103は青系、5104~5106は赤系となっています。

5103(3位側) 5106(4位側)

5100
高松方に位置する二階建ての制御車です。運転台後方平屋部分と2階部分はグリーン指定席、1階部分と前位側平屋部分は普通車指定席で構成されており、後位側には車いす対応のトイレが設置されています。
JR東日本E217系サロ217形式をモデルに設計。軽量ステンレス製ですが、1階部分の床板を鋼製で低重心化を図っています。側面の配色は2つあり、5101~5103番は紺色(瀬戸内海の深い紺をイメージ。)、5104~5106番は赤系(夕日に輝く瀬戸内海をイメージ。)としています。

5006(1位側) 5206(3位側)

5000
岡山方に位置するパンタグラフ付き制御電動車です。JR西日本所属223系5000番代と同一設計で、床下機器を集中配置する事により粘着性向上を図っています。ステンレス製ですが、前頭部は普通鋼です。ユニット構造を採用し、改造や衝突事故時の補修を容易にする為、ステンレス製鋼体にボルト締結とした構造になっています。
5200
本系列の中間附随車です。転換式クロスシートを備えた車内となっています。




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