
諸 元
| 最大長 | 20100mm |
| 最大幅 | 2978mm |
| 最大高 | 4020mm |
| 主電動機 | |
| 制御方式 | ハイブリッドSiC-IGBT素子VVVFインバータ制御方式 |
| 制動方式 | 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ制御方式、抑速ブレーキ |
| 動力台車 | C-DT69形式 |
| 附随台車 | C-TR257形式 |
車内設備など
| 座 席 | ロングシート |
| 乗降扉(片側) | 3扉 |
| 便所の有無 | あり |
| その他 |
概要
国鉄から継承、発足後に製造した211系、213系、311系の置換えを目的に令和3年に登場したJR東海初の通勤形電車です。全車輛が日本車輌製造製であり、同社のブランドである「N-QUALIS(エヌクオリス)」を採用した第1号車輛となっています。この「N-QUALIS」は同社の「日車式ブロック工法」という車体製造方法(側構体を組み立てる際に幾つかに部位を分け(ブロック)て製造し、最終的に各ブロックを組み上げる方法。省スペース、工期短縮等のメリットがある。)を更にブラッシュアップしたものです。
車体はステンレス製で、先頭部の構体は鋼製とし、見た目を綺麗に見せる為、レーザー溶接を採用。部材の配置を見直し、強度向上を図りつつ、「N-QUALIS」の特徴である滑らかな外板としています。また、ホームドアに対応する為、車体長は先頭車、中間車共に同じ長さとしています。車体のカラーは白色とコーポレートカラーのオレンジを採用しています。
車内は「優しく安心感のある快適な移動空間」をコンセプトとし、バリアフリー設備の充実、セキュリティ強化、乗心地向上等が行われています。座席はロングシートで、車端部は4人掛け、乗降扉間は11人掛けとなっています。優先席部は座面や床面の色を変更し、視認性向上を図っています。また、客室窓は複層UVカットガラスを採用し、カーテンを省略しています。
車内案内表示器はJR東海普通列車用車輛では初となる液晶ディスプレイを採用。各ドア上に1基設置。この他に防犯カメラ、非常通報装置、車椅子スペースを各車輛に設置しています。
空調装置は国内の鉄道では初めて「AI」を採用。常に制御の最適化を図りつつ、学習も行い、変化に対応するシステムとなっています。
機器類では、N700S系新幹線の技術をフィードバックした非常走行用蓄電装置が搭載されており、故障時には最寄り駅まで蓄電池の電源で移動する事ができます。この他、インバータ故障時には正常機器の出力を向上させ、正常時と同等の力行性能を確保する性能補償機能が採用されています。
台車はHC85系で採用された安全性向上台車を採用。日本車輌ではこの台車を「NS台車」と命名。横ばりと側ばりを一体化し、重要溶接部の削減を行うことで、台車枠の信頼性を高め、検査時に傷のついた箇所を調べる時間を短縮し、省メンテナンス化を図っています。
本系列の特徴として、国鉄新性能電車第1号である101系以来、国鉄、JRではユニット構成の電車は、形式の偶数、奇数で区分していましたが、中間車形式にはモハ又はサハ「314」形式は採用されておらず、番代区分によって分けられています。
中央本線名古屋~中津川駅間に登場し、関西本線、東海道本線等管内各線区で活躍をしています。
0番代
中央本線等で使用される8両編成のグループです。
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| クハ315-7(1位側) | クハ314-7(2位側) |
クハ315-1~
中津川方の8号車に位置する制御車です。電動空気圧縮機、非常走行用インバータ装置、非常走行用蓄電池を搭載しています。前位側に車椅子スペースの設備があります。
クハ314-1~
名古屋方の1号車に位置する制御車です。電動空気圧縮機、蓄電池を搭載しています。後位側に車いす対応トイレ、車椅子スペースの設備があります。
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| モハ315-13(1位側) | モハ315-513(1位側) |
モハ315-1~
3号車及び7号車に位置するパンタグラフ付き中間電動車で、主回路と補助電源を一体化した車輛制御装置を搭載しています。
モハ315-501~
2号車及び6号車に位置するパンタグラフ付き中間電動車で、主回路のみの車輛制御装置を搭載しています。
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| サハ315-7(1位側) | サハ315-507(1位側) |
サハ315-1~
5号車に位置する中間附随車で、電動空気圧縮機、蓄電池を搭載しています。0番代のみの形式です。
サハ315-501~
4号車に位置する中間附随車で、電動空気圧縮機、非常走行用インバータ装置、非常走行用蓄電池を搭載しています。0番代のみの形式です。
3000番代
関西本線等で使用される4両編成のグループです。0番代と同一構造ですが、増解結を行う為、電気連結器や貫通幌が備えられています。また、編成内容や向きが使用する線区により異なる為、号車表示はありません。ワンマン運転を行う予定があり、安全確認カメラ等のワンマン運転に必要な機器の準備工事が実施されている他、寒冷地で使用する車輛には乗降扉横に半自動ボタンが設置されています。
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| クハ315-3018(1位側) | クハ314-3018(1位側) |
クハ315-3001~
0番代と同一機器を搭載する制御車です。前面に貫通幌、電気連結器を備えています。
クハ314-3001~
0番代と同一機器を搭載する制御車です。
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| モハ315-3018(3位側) | モハ315-3518(3位側) |
モハ315-3001~
0番代と同一機器を搭載するパンタグラフ付き中間電動車で、ワンマン運転に備えて安全確認カメラが設置されています。
モハ315-3501~
500番代と同一機器を搭載するパンタグラフ付き中間電動車です。