223系近郊形直流電車

諸 元

最大長  20100mm(先頭車)、20000mm(中間車)
最大幅  2950mm
最大高  3640mm
主電動機  WMT102C形式(230kw)(0番代)、WMT102A形式(220kw)(1000番代)、WDT102B(220kw)(2000番代、2500番代、5000番代)
制御方式  3レベルGTOサイリスタVVVFインバータ制御方式(0番代)、IGBT素子VVVFインバータ制御方式(1000番代以降)
制動方式  回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ制御方式(抑速ブレーキ付き)
動力台車  WDT55A形式(0番代)、WDT56A(1000番代)、WDT59形式(2000番代、2500番代、5000番代、5500番代)
附随台車  WTR239A形式(0番代)、WTR240形式(1000番代)、WTR243形式(2000番代、5000番代)、WTR243A(2500番代)、WTR243E(5500番代)

車内設備など

座  席  転換式クロスシート、ロングシート(5500番代)
乗降扉(片側)  3扉
便所の有無  あり
その他  

概要

 大阪を中心に近畿圏の主要都市を結ぶJR西日本の路線網。「アーバンネットワーク」の愛称で親しまれ、発足後、日々成長を成し遂げてきました。その中、平成6年大阪湾に関西国際空港が開港する事となり、JR西日本と南海電気鉄道が乗り入れる事になります。阪和線日根野駅から延伸し、関西空港駅まで関西空港線が建設され、空港アクセスを担う事になりました。
 国際空港から世界につながる「アーバンネットワーク」に相応しい新型車輛の開発が進められ、平成6年に登場したのが223系です。その後、東海道本線、山陽本線の「新快速」で活躍する221系の後継車種として選ばれ、各線区のサービス向上、既存車の置換えを目的に仕様を変更しながら10年以上に亘り、増備が行われJR西日本を代表する車輛として成長し、223系をベースとした地方線区向けの125系、521系などの派生系列の誕生や後継車種の更なる発展に貢献をしました。

0番代
 平成6年に開業した関西空港線、関西国際空港開港に合わせ、製作されたグループ。車体寸法は同社初の近郊形電車221系をベースとし、連続窓など受け継いだ部分が幾つかありますが、ステンレス製の車体としました。ステンレス製車体に見られるビートと呼ばれる棒状の補強構造は無く、強度を維持する為、窓寸法はやや小さくなっています。また、関西国際空港へ至る連絡橋の横風対策として車高が60mm低くなりました。車体側面には空港アクセスをイメージした青色のグラデーション仕上げとしています。先頭車前面は親しみ易いデザインに変更され、丸目の前部標識灯が特徴となっています。
 車内は空港利用者と通勤、通学輸送に配慮した設計とし、通路を広くとった1+2列の座席配置に。座席も片支持方式とし、足元をスッキリとさせています。
 制御方式はGTOサイリスタ素子を用いたVVVFインバータ制御方式(現在はIGBT素子に変更)を採用し、681系で実績のある一つのインバータで一つの電動機を制御する1C1M方式を採用しています。
 編成は6両編成と2両編成が用意され、将来を見据え、柔軟な対応がとれるように2両編成から8両編成までの組成が可能となっています。(現在は4両編成に統一)SIV装置や電動空気圧縮機は3両まで供給出来る仕組みとしています。

クモハ223-5(1位側) クモハ223-105(1位側)

クモハ223-1~
天王寺、大阪方に位置するパンタグラフ付き制御電動車です。粘着性能を高める為、VVVFインバータ制御装置、SIV装置、電動空気圧縮機を搭載しています。

クモハ223-101~
クモハ223-1~と同一の車輛ですが、運転室後方に空港利用者の手荷物を収納する荷物室を備えた車輛として製作された為、番代区分を行いました。現在は廃止されて客室に変更しており、0番代との違いはありません。

クハ222-5(4位側) クハ222-107(3位側)

クハ222-1~
関西空港・和歌山方に位置する制御車です。後位側に運転台を備え、前位側にトイレの設備があります。床下には最大3両分の容量を持つ電動空気圧縮機を搭載しています。

クハ222-101~
クハ222-1~と同一の設計となっていますが、短編成用向けとなっており、床下には最大2両分の容量を持つ電動空気圧縮機を搭載しています。

モハ223-16(3位側) サハ223-11(3位側)

モハ223-1~
パンタグラフ付き中間電動車です。クモハ223形式の運転台機器を除いたもので、同一機器を搭載しています。パンタグラフは1基ですが、増設準備工事が行われています。

サハ223-1~
中間附随車で、自車に必要な機器のみを搭載し、床下はスッキリしています。

サハ223-105(3位側)

サハ223-101~
サハ223-1~に最大3両分供給出来る容量を持つ電動空気圧縮機を搭載したもので、編成の長さに応じて連結されています。

1000番代
 東海道本線、山陽本線(JR京都線、JR神戸線)を中心に運用される「新快速」の更なるスピードアップ(運転最高速度130km/h化)を図る為、223系の投入が決定され、平成7年に登場したグループです。
 0番代をベースとしつつ、車体構造や接客設備が見直されています。同じステンレス製ですが、ビート付きとなり、戸袋窓の廃止などが見られます。車内も座席の配列が2+2列になり、乗降扉付近のボックスシートの背中に折り畳み式の補助いすが設置されています。また、先頭車のデザインも変更され、フォグランプ付きの精悍な顔つきになりました。この他、帯色は221系に引き続き、関西急行電車のシンボルカラーである白、茶色、JR西日本のコーポレートカラーである青色、新快速のシンボルカラーであるベージュの4色を配したものになりました。
 制御機器でも見直しが行われており、一体化、集約化、軽量化を図っています。その一つが「車輛制御装置」の登場です。従来はVVVFインバータ制御装置とSIV装置は別々でしたが、機器構成は共通である事から、一つにまとめ「車輛制御装置」という名称にしています。我が国初の採用となります。
 台車は0番代は207系由来でしたが、高速運転を行う事から681系で実績のある台車をベースとし、乗心地を良くする為、ヨーダンパ、アンチローリング装置を装備しています。

クモハ223-1010(1位側) クモハ223-1003(1位側)

クモハ223-1001~
米原・敦賀方に位置するパンタグラフ付き制御電動車です。車輛制御装置、電動空気圧縮機を搭載しています。写真右は体質改善工事を受けた車輛で、後部標識灯が前部標識灯と一つにまとめられ、LED灯に変更、排障器(スカート)形状、行先表示器の追加、貫通扉上部の列車番号表示器のLED化、パンタグラフ増設準備工事の撤去など多くの変更が行われています。

クハ222-1010(3位側) クハ222-1008(3位側)

クハ222-1001~
姫路方に位置する制御車です。後位側に運転台を備え、前位側にトイレの設備があります。

クハ222-1007・1008
平成31年のダイヤ改正より、新快速12両編成の9号車(米原方を先頭とした場合、4両目)に有料座席サービス「Aシート」が導入されました。この導入により、1007番、1008番が専用車輛として改造が行われました。3扉あった乗降扉の中央部を埋め、座席に変更。223系では初めての2扉車になりました。車内はテーブル付リクライニングシートで、同社の特急形車輛の普通車に近い仕様になりました。また、各座席にはJR西日本の普通車では初めてコンセントが設置されています。この他に荷物スペースが設置されています。外観では帯色を運転台部分を除いて、窓廻りを黒色、その下を521系に似た青帯を配したものとなりました。

モハ223-1002(1位側) サハ223-1030(3位側)

モハ223-1001~
1000番代のパンタグラフ付き中間電動車です。4両編成では1両、8両編成では2両連結されています。車輛制御装置、電動空気圧縮機を搭載しています。

サハ223-1001~
中間附随車です。冷房装置は低重心化を図る為、室外機を床下に配したセパレートタイプとなっています。

2000番代
 「新快速」の完全223系化、運転最高速度130km/h化の為、113系、117系、221系の置換えを目的に平成9年に登場したグループです。平成20年まで増備が続けられ、223系最大のグループです。1000番代をベースとしつつ、サービス向上、コスト低減を図った設計が特徴です。
 車体構造の見直しが行われており、従来の骨組み工法から外板自体に強度を持たせる工法に変更。将来の先頭車化や中間車化改造を容易に行えるよう、構体妻壁は別で組立て、本体にボルトで締結する方式となりました。外観では標識灯の一体化、車端部に残されていた戸袋窓の廃止、側窓寸法の拡大などがあります。
 車内はトイレが同社初の車いす対応の大型トイレの設置、非常用換気窓を落とし窓から内折れ式に変更などがあります。
 性能面等では、従来車が1M2Tを基本としていましたが、1000番代で余裕があった事から、1M2Тの比率範囲内で、主電動機を3個搭載した電動車が登場。補助電源装置、電動空気圧縮機も供給能力が向上した事から、4両に1台となり、非搭載の形式も登場するなど、少々複雑になりました。大別すると1次車から7次車までありますが、後述の6000番代に改造される車輛もあり、ここでは1~5次車までをご紹介します。

1次車

クモハ223-3004(1位側) クハ222-2010(4位側)

クモハ223-3001~3041
米原・敦賀方に位置するパンタグラフ付き制御電動車です。後部標識灯がステップから前部標識灯と一体化する違いが見られます。MT比に余裕がある事から、通常4個搭載する主電動機を1つ減らし、3個とした0.75M相当の電動車が設計され、3000番代としています。

クハ222-2001~2041
姫路方に位置する制御車です。後位側に運転台を備え、前位側に車いす対応のトイレの設備があります。

モハ222-2017(1位側) モハ222-3031(3位側)

モハ222-2001~2018
1次車のみに存在する形式で、SIV装置、電動空気圧縮機の容量が増え、これらを省略した形式です。パンタグラフ、VVVFインバータ制御装置のみを搭載しています。

モハ222-3019~3041
モハ222-2001~に搭載している主電動機を1つ外し、3個とした0.75M車。将来、主電動機を増設した時を見越して、原番号から1000を差引き、2018番からの続番とする為、3019番からの始まりとなっています。

モハ223-2005(3位側) サハ223-2050(4位側)

モハ223-2001~2018
パンタグラフ付き中間電動車です。車輛制御装置、電動空気圧縮機を搭載しています。8両編成に組み込まれています。

サハ223-2001~2095
4両編成では1両、8両編成では4両連結されている中間附随車です。

2次車
 1次車の改良したグループです。雨天時を中心に空転が多発したため、3000番代(0.75M車)を廃止、純電気ブレーキを採用しました。一方、補助機器の見直しも行われ、冗長性確保を目的にモハ222形式にSIV装置を搭載する事とし、この車輛をモハ223形式の一つ、モハ223形式2100番代という扱いに変更。将来、電動空気圧縮機の追加搭載をした際に2000番代となった際に番号の重複が発生しないように飛び番で付番されている特徴があり、このグループの多くを占めています。

クモハ223-2042(1位側) クハ222-2045(4位側)

クモハ223-2042~2055
1次車と同じく、車輛制御装置、電動空気圧縮機を搭載するパンタグラフ付き制御電動車です。主電動機を4つに変更している点が異なります。

クハ222-2042~2055
外観は1次車と大きな差はなく、車内の設備変更が違いとなっており、客室窓は本グループより緑色のUVカットガラスとなっています。

モハ223-2150(3位側) サハ223-2127(3位側)

モハ223-2019~2025、2140~2151
パンタグラフ付き中間電動車です。2000番代は車輛制御装置、電動空気圧縮機を搭載、2100番代は1次車のモハ222形式が搭載するVVVFインバータ制御装置にSIV装置を加えた車輛制御装置のみを搭載し、電動空気圧縮機は準備工事となっています。

サハ223-2096~2128
外観は1次車とほぼ同じの中間附随車です。

3次車
 平成16年に登場したグループです。特徴はスカートが大型になっており、パンタグラフの台座の形状が変更されています。

クモハ223-2088(1位側) クハ222-2076(4位側)

クモハ223-2056~2088
2次車からの引き続きの増備となるグループです。スカート形状が大型に変更されています。

クハ222-2056~2088
2次車とはほぼ同じで、違いはありません。

モハ223-2032(3位側) サハ223-2158(3位側)

モハ223-2026~2039、2152~2176
2次車からの引き続きの増備となるグループです。パンタグラフの台座形状が変化しています。

サハ223-2129~2195
2次車からの増備グループです。

4次車
 平成18年の「新快速」敦賀駅延長に対応する為に増備されたグループです。平成15年に韓国で発生した地下鉄放火事件の影響を受け、省令を改正。蛍光灯カバーの不燃化強化や貫通扉の仕様変更、消火器や非常ボタンのデザイン変更が行われています。8両編成の増備は4次車が最後となっています。

クモハ223-2093(1位側) クハ222-2090(3位側)

クモハ223-2089~2094
2次車からの引き続きの増備となるグループです。

クハ222-2089~2094
こちらも増備車で、大きな変化はありません。

モハ223-2182(3位側) サハ223-2207(3位側)

モハ223-2084・2085、2180~2183
4次車は増備数が少なく、2000番代は2両、2100番代は4両となっています。

サハ223-2196~2208
4次車の中間附随車です。2次車からの増備になり、大きな変化はありません。

5次車
 平成19年に登場したグループです。4両編成の増備が中心で、6両編成が最後の増備となっています。5次車では細部構造が異なっており、非常時用の換気窓、窓廻りの配色を1000番代と同じものに戻し、先頭車の非常用貫通扉の窓の縦方向が縮小されています。台車では、駐車ブレーキの準備工事が実施された形式に変更が行われています。

クモハ223-2095(2位側) クハ222-2098(4位側)

クモハ223-2095~2110
客室窓の非常用換気窓が内折れ式から、落とし窓(一段下降窓)に変化し、窓廻りの配色の変化も相まって、異なる印象を受けるのが5次車の特徴です。

クハ222-2095~2110
後位側(運転台側)の附随台車を留置する際に用いる駐車ブレーキの準備工事が行われているWTR243E形式に変更したグループです。

モハ223-2189(3位側) サハ223-2212(2位側)

モハ223-2084・2085、2186~2199
中間車も非常用換気窓、窓廻りの配色の変更が行われ、外観の印象が変わっています。

サハ223-2209~2228
5次車の中間附随車です。こちらも変更を受け、外観が変化しています。

2500番代
 平成11年に大阪環状線から阪和線を運転する「紀州路快速」が新設され、0番代の編成を変更する事になりました。2両編成と6両編成を3両編成と5両編成に変更。不足する先頭車を補う目的で2500番代が登場しました。
 2000番代をベースとし、車体の塗装色は0番代と同じ、白色と青色のドットグラデーション仕上げに加え、窓廻りにパープルを加えています。車輛制御装置は、0番代とVVVFインバータ制御装置が異なる事から、補助電源装置(SIV装置)部のバックアップ機能は準備工事とし、0番代の延長給電方式(他の使えるSIV装置から給電する方式)としています。
 車内は0番代と同じ、1+2列の座席配置で、トイレは阪和線では初めての車いす対応の大型トイレ付きとなりました。
 平成18年に予備車を確保する必要から、初めての中間車が登場。平成20年に4両編成に統一する事となり、増備が行われました。

クモハ223-2518(1位側) クハ222-2513(4位側)

クモハ223-2501~
天王寺方に位置するパンタグラフ付き制御電動車です。2000番代と同一設計で、車輛制御装置、電動空気圧縮機を搭載しています。2000番代の1次車が基本ですが、増備される際2000番代に加えられた各種改良が施されています。

クハ222-2501~
関西空港・和歌山方に位置する制御車です。前位側にトイレの設備があります。

モハ223-2516(3位側) サハ223-2507(4位側)

モハ223-2501~
本番代のパンタグラフ付き中間電動車です。2100番代の4次車に相当し、車輛制御装置を搭載し、電動空気圧縮機の搭載は準備工事としています。

サハ223-2501~
本番代の中間附随車です。2000番代の4次車に相当し、不燃化対策の強化等が実施されています。数が少なく8両のみ製造されています。

5000番代
 瀬戸大橋線(本四備讃線)の快速「マリンライナー」の需要拡大、同線で活躍してきた213系の置換えを目的に平成15年に登場したグループです。JR四国の5000系と連絡して運用され、5000番代は岡山方2両を担当します。
 2000番代2次車をベースに設計変更が行われており、先頭部の貫通路は非常用から、通り抜けが出来るようにする為、貫通路部分が直立し、異なる印象を持ちます。

クモハ223-5005(2位側) クハ222-5005(3位側)

クモハ223-5001~
岡山方に位置するパンタグラフ付き制御電動車です。車輛制御装置、電動空気圧縮機を搭載しています。2000番代の2次車が基本ですが、側面窓の非常用換気窓は眺望性を考えて一段下降窓となっています。

クハ222-5001~
高松方に位置する制御車です。快速「マリンライナー」号ではJR四国5000系と連結する為、貫通幌が付いています。トイレの汚物タンクはカセット式に変更されています。

5500番代
 福知山地区で使用されていた113系3800番代、5800番代の置換えを目的に平成20年に登場したグループです。5000番代をベースに2000番代4次車以降で実施された不燃化対策の向上、防音性の確保等の設計変更が行われています。なお、同社所有の在来線電車では、下枠交差式パンタグラフを採用し、新製された最後の形式となっています。
 車体は衝突事故においての車体構造の見直しが行われており、構体の接合部及び側構体の強化、戸袋部の補強等、強度向上が図られています。
 乗務員室は5000番代と同じく、貫通構造とし、客室内を見渡せられるよう125系3次車と同じ背面仕切りに変更。ワンマン運転に対応した機器を設置しています。併結時は助手側が解放されます。
 車内は乗降扉間は転換式クロスシート、車端部をロングシートにしており、クハ222形式には車椅子スペース、車いす対応の大型トイレを設置。トイレはカセット式から防臭性に優れた真空式に変更しています。

クモハ223-5507(1位側) クハ222-5501(4位側)

クモハ223-5501~
京都・篠山口方に位置するパンタグラフ付き制御電動車です。車輛制御装置、電動空気圧縮機を搭載しています。前位側には霜取り用パンタグラフが設置されています。(無い車輛もあります。)

クハ222-5501~
城崎温泉・福知山方に位置する制御車です。クハ222-5001~に似ていますが、ワンマン運転に対応した設備がある等の違いがあります。嵯峨野線(山陰本線)への運用もあり、221系との併結運転がある事から、乗務員室扉、貫通扉にオレンジ色の識別帯が配されています。

6000番代
 223系は当初より221系との併結運転を考え、221系の性能に合わせる事の出来る性能選択スイッチが設けられており、切替をする事が可能でしたが、誤りを防ぐ為、スイッチを固定する事にしました。これが6000番代で、平成20年に登場しました。
 当初は1000番代が対象になりましたが、その後2000番代が加わっています。現在は2000番代の車輛のみとなっています。2000番代の新製車として登場し、直ぐに6000番代に改番した車輛もあります。また、任務を解かれて原番号に復帰した車輛もあります。
 改造は性能選択スイッチの固定と先頭車の前面貫通扉、側面の乗務員室扉下部にオレンジ色の細い線を2本貼っています。

クモハ223-7033(1位側) クハ222-6036(4位側)

クモハ223形式7000番代
3個の主電動機を持つクモハ223形式3000番代を改造したもの。スイッチを固定し、221系の性能に合わせています。原番号に4000番を加えています。

クハ222形式6000番代
クハ222形式2000番代を改造したもの。原番号に4000番を加えています。

モハ222-7039(4位側)

モハ222形式7000番代
モハ222形式3000番代を6000番代としたもので、改造ではなく編成を区別するための番号変更としています。原番号に4000番を加えています。

サハ223-6081(2位側)

サハ223形式6000番代
サハ223形式2000番代を6000番代としたもの。編成の区別の為、番号変更しています。原番号に4000番を加えています。

6000番代(2000番代6次車)
 平成20年に開業したおおさか東線(久宝寺~放出駅)に投入する為に平成19年に登場したグループです。2000番代の6次車になりますが、5次車との差は殆どありません。しかし、投入されるおおさか東線では、片町線を経由して東西線(地下鉄線)への乗入れがあります。地下鉄線である東西線は剛体架線区間であり、離線対策の為パンタグラフを2基としました。223系では初めてパンタグラフを2基搭載した車輛が登場しました。
 運用される区間では221系の性能でダイヤが組まれており、投入された車輛は併結運転は無いのですが、ダイヤを221系に合わせる為に6000番代としています。(現在は207系、321系に変更され、運用は無くなっています。)

クモハ223-6120(2位側) クハ222-6116(2位側)

クモハ223-2111~2123
5次車と変わらないパンタグラフ付き制御電動車です。全車が6000番代に変更。原番号に4000番を加えています。

クハ222-2111~2123
5次車の増備に相当する制御車です。全車が6000番代に変更。原番号に4000番を加えています。

モハ223-6305(4位側) サハ223-6234(4位側)

モハ223-2200・2301~2312
5次車と変わらないパンタグラフ付き中間電動車です。全車が6000番代に変更。原番号に4000番を加えています。

サハ223-2229~2241
5次車と変わらない中間附随車です。全車が6000番代に変更。原番号に4000番を加えています。

6000番代(2000番代7次車)
 平成20年に製作された最終ロットです。50km/hで衝突した際に既存車輛よりも室内の残存空間を増加させる為、車体強度を強化した点が特徴です。4両編成2本のみが製作されました。登場後、6000番代に変更され、活躍をしています。
 屋根と車体側面、台枠と車体側面の結合部材の追加、側面の外板の材質変更、オフセット衝突対策等が行われています。

クモハ223-6124(1位側) クハ222-6124(3位側)

クモハ223-2124・2125
7次車のパンタグラフ付き制御電動車です。外観は既存車輛と変わりありませんが、車体強度が強化されています。全車が6000番代に変更。原番号に4000番を加えています。

クハ222-2124・2125
7次車の制御車です。全車が6000番代に変更され、活躍をしています。




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