323系通勤形直流電車

諸 元

最大長  20000mm
最大幅  2950mm
最大高  4085mm
主電動機  WMT107形式(220kw)
制御方式  フルSiC-MOSFET素子VVVFインバータ制御方式
制動方式  回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ制御方式(抑速ブレーキ付き)
動力台車  WDT63C形式
附随台車  WTR246H形式、WTR246I形式

車内設備など

座  席  ロングシート
乗降扉(片側)  3扉
便所の有無  なし
その他  

概要

 平成25年にJR西日本が「大阪環状線改造プロジェクト」という施策を発表しました。この中に「車輛新製」があり、103系と201系の置換えを行うと共に、大阪環状線、桜島線向けに323系が平成28年に製作されました。
 車体は標準的な20m級片側3扉構造。103系や201系が4扉に対し、3扉を採用した理由は大阪環状線のホームドア導入に向けて、221系、223系、225系などとドア配置を共通させる目的があります。この為、連結面から車端乗降扉寸法なども共通化させています。ステンレス製ですが、運転台のみ鋼製を使用し、前面衝撃吸収構造が採用されています。この他、側面衝突、オフセット衝突の対策も実施されています。
 車体の色は大阪環状線の歴代の車輛に採用された朱色1号(オレンジバーミリオン)が配され、大阪環状線改造プロジェクトのロゴマークが先頭部、側面にあります。
 車内は片側3+4+3の配置となるロングシートで、混雑する8号車は乗降扉間を4+4の配置とし、乗降扉周辺のスペースを広くして混雑対策を行っています。サービス面では車内案内表示装置が設置されており、225系や321系よりも数を増やしています。
 機器類では、321系で標準化された1両に動力台車と附随台車を持ち、運転に必要な機器類を搭載する「O.5Mシステム」を採用。全車輛を動力車としています。機器配置は221系以降行われている、1-3位側(海側)に空制関係、2-4位側に電気関係機器を集中配置しています。
 この他特徴として、車両異常挙動検知システムを装備しています。このシステムは脱線や衝突等を自動的に検知し、当該列車の緊急停止、周辺の列車に防護無線を発報し、併発事故を防ぐものです。また、鉄道総合技術研究所が開発された空転制御システムが採用されています。

クモハ322-10(3位側) クモハ323-7(1位側)

クモハ322-1~
内回りでは先頭車になる制御電動車です。後位側に運転台を備え、前位側には車椅子スペースを備えています。車輛制御装置、蓄電式、電動空気圧縮機を搭載しています。

クモハ323-1~
外回りでは先頭車になるパンタグラフ付き制御電動車です。前位側に運転台、後位側に車椅子スペースを備えています。混雑する車輛の為、乗降扉付近は広めになっています。車輛制御装置、蓄電池、電動空気圧縮機を搭載しています。

モハ323-20(3位側) モハ323-533(3位側)

モハ323-1~
2号車に位置するパンタグラフ付き中間電動車です。予備パンタグラフを前位側に設置しているのが特徴です。この他に車輛制御装置、蓄電池、電動空気圧縮機を搭載しています。前位側に附随台車、後位側に動力台車を履いています。

モハ323-501~
5号車に位置するパンタグラフ付き中間電動車です。予備パンタグラフ、電動空気圧縮機は搭載しておらず、非搭載となっています。この他はモハ323-1~とほぼ同じとなっています。

モハ322-25(1位側)

モハ322-1~
3、4、6、7号車に位置する中間電動車です。前位側に動力台車、後位側に附随台車を履いています。車輛制御装置、蓄電池等を搭載しています。




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