クモハ311-1~(クモハ311-1)
豊橋方に位置するパンタグラフ付き制御電動車です。主制御器、主抵抗器を搭載しています。写真は菱形のC-PS24A形式パンタグラフを搭載していた時のもので、平成18年以降はシングルアーム式のC-PS27A形式に換装されています。
諸元
全 長 20000mm
全 幅 2966mm
全 高 3970mm
主電動機 C-MT61A形式(120kw)
制御方式 直並列抵抗制御方式、弱め界磁制御方式
制動方式 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ方式、抑速ブレーキ
動力台車 C-DT56形式 不随台車 C-TR241形式
車内設備など
座 席 クロスシート
乗降扉 片側3扉
トイレ あり
平成元年、東海道本線に金山総合駅(金山駅)が開業するのに合わせてダイヤ改正が実施される事になりました。これに伴い、新快速、快速列車の増発が行われ、新快速用の車輛として本系列が登場しました。
基本構造は211系5000番代に準じたステンレス製の車体で、先頭部はFRP(繊維強化プラスチック)製で、前面ガラスは平面ではなくサイドにRの付いたデザインとしています。片側3扉構造で、客室窓は戸袋窓を除いて1段下降式2連続窓となっています。車体の帯色はコーポレートカラーのオレンジ色を配し、白の縁取りがあります。
車内は落ち着きのある灰色の色調でまとめられ、座席は全てクロスシートとなっています。乗降扉付近と車端部は固定式ですが、その他は転換式となっています。クハ310形式にはトイレの設備があり、客室壁面にはJRの普通列車用車輛では初めてテレフォンカード式公衆電話が設置されました。(平成19年で廃止、撤去。)
車内サービスでは各車輌の妻面にLED式の車内情報案内装置が設けられ、行先や停車駅など各種案内の他、デジタル時計が時刻を知らせてくれます。
制御方式や台車などは211系5000番代を踏襲したもので基本構造は同じですが、運転最高速度が120km/hに引き上げられたことにより、ブレーキ増圧システムなど強化が図られるとともに、台車にはヨーダンパを装備し、乗心地向上を図っています。
4両編成15本が豊橋~大垣駅間で主に活躍しています。
豊橋方に位置するパンタグラフ付き制御電動車です。主制御器、主抵抗器を搭載しています。写真は菱形のC-PS24A形式パンタグラフを搭載していた時のもので、平成18年以降はシングルアーム式のC-PS27A形式に換装されています。