
諸 元
| 最大長 | 20000mm |
| 最大幅 | 2946mm |
| 最大高 | 3991mm |
| 主電動機 | MT54形式(120kw) |
| 制御方式 | 抵抗制御方式(直並列組み合わせ制御、弱め界磁制御) |
| 制動方式 | 発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキ |
| 動力台車 | DT32系 |
| 附随台車 | TR69系 |
車内設備など
| 座 席 | リクライニングシート |
| 乗降扉(片側) | 2扉 |
| 便所の有無 | あり |
| その他 |
概要
信越本線横川~軽井沢間の「碓氷峠」。日本一の急勾配となる66.7‰を持つ難所です。昭和38年よりEF63形式電気機関車による粘着運転方式となり、往来する電車との協調運転が出来るように台枠や連結器を強化する等通過対策を施した車輛が開発され、急行形電車では169系、特急形は北陸地区を結ぶ489系が登場していました。
これらを使用した列車は協調運転により12両編成で運転されていましたが、首都圏と信州圏を結ぶ特急「あさま」号に使用されていたのは181系で、通過の際は機関車に頼る非協調運転であった為、8両編成と制限されていました。輸送量が徐々に増えつつあり、輸送力が不足してきた事、181系の老朽化も進み、置換えの時期が迫っていました。
この2つの問題を解決する為に、上越線や中央本線等で活躍している183系1000番代に横軽対策を施した車輛が設計される事となり、189系が昭和50年に登場しました。
基本構造はほぼ同一で、外観は瓜二つ。車内の様子も同じです。協調運転が出来るよう引き通し線、ジャンパ栓の増設や碓氷峠に入線する前に空気ばねの空気を素早く抜ける構造に変更、通過後に空気を素早く込める用に電動空気圧縮機の増設等が行われました。
平成9年に長野新幹線(現:北陸新幹線)開業により碓氷峠は廃止され、特急「あさま」号も消滅。中央本線に活路を見出しましたが、平成14年に特急列車の定期運用終了。晩年は波動輸送用で活躍。令和元年に全車引退し、系列消滅しています。
0番代
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| クハ189-1(1位側) | クハ189-14(2位側) |
クハ189-1~
奇数向き制御車です。碓氷峠では協調運転を行う為に制御車の向きが決められました。クハ183形式1000番代と同一構造であり、外観は同じですが、隙間風対策や車体の密封化、乗務員室に温風暖房器設置等の改良が加えられています。
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| クハ189-507(1位側) | クハ189-506(2位側) |
クハ189-501~
偶数向き制御車で、碓氷峠ではEF63形式と連結する麓側の車輛になります。機関車との連結に必要なジャンパ連結器を備えています。
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| クハ189-102(1位側) | クハ189-602(1位側) |
クハ189-101・102
485系のサハ481形式100番代を先頭車化改造し、189系に編入した奇数向き制御車です。種車にあった車内販売準備室を撤去し、客室にする改造等を行っています。
クハ189-601・602
クハ189-101~と同じサハ481形式100番代を先頭車化改造したもので、偶数向き制御車としたものです。改造内容は同じです。写真は183系1000番代の特急「あずさ」号と同じく、アコモ改良を施したグレードアップ車輛で、特急「あさま」号に活躍しました。
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| モハ188-6(3位側) | モハ188-44(4位側) |
モハ188-1~
パンタグラフ付き中間電動車で、モハ182形式1000番代と同じ設計となっています。パンタグラフは2基搭載されていましたが、晩年は全車の後位側のパンタグラフが撤去されています。冷房装置横のランボードが初期車と後期車では異なります。
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| モハ189-37(1位側) | モハ189-44(2位側) |
モハ189-1~
モハ188形式とユニットを組む中間電動車で、主制御器や主抵抗器等の機器を搭載しています。モハ183形式1000番代に横軽対策を施したもので、内外装共に同じとなっています。
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| サロ189-112(3位側) |
サロ189-101~
189系のグリーン車です。0番代とは同一で、電動空気圧縮機を搭載する他、予備の電動発電機を搭載しており、番代区分されています。
1000・1500番代
上越新幹線開業により、上越線で活躍していた183系1000番代の一部の車輛に横軽対策を施し、189系に編入したグループです。番号は制御車は奇数向きは種車の番号のまま、奇数向きは原番号に500番を加算。中間電動車は500番を加算したものとなっています。
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| クハ189-1516(2位側) | モハ188-1558(2位側) |
クハ189-1015・1516
183系のクハ183-1015及び1016番を改造したもので、1015番は奇数向き、1516番は偶数向き制御車となります。外観は種車時代のままとなっています。
モハ188形式1500番代
183系1000番代のモハ182形式を改造したもので、4両が改造されました。
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| モハ189-1548(1位側) | サロ189-1107(3位側) |
モハ189形式1500番代
183系1000番代のモハ183形式を改造したもので、4両が改造されました。種車の番号に500番を加えています。
サロ189形式1100番代・1500番代
183系1000番代のサロ183形式を改造したもので、4両が改造されました。1107番、1117番は183系時代の番号ですが、サロ183-1005番は電動空気圧縮機が無い為、これを追加搭載し1505番に改番。1116番は電動発電機を撤去し、サロ189形式0番代と同一の仕様へ変更した為、1516番に改番されています。