E657系特急形交直両用電車

諸 元

最大長  21100mm
最大幅  2946mm
最大高  4249mm
主電動機  MT75B形式(140kw)
制御方式  PWMコンバータ+IGBT素子VVVFインバータ制御方式
制動方式  回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ制御方式、抑速ブレーキ
動力台車  DT78形式
附随台車  TR263形式

車内設備など

座  席  リクライニングシート
乗降扉(片側)  2扉、1扉
便所の有無  あり
その他  

概要

 常磐線の特急列車には651系、E653系が使用されていましたが、車種を統一し、サービス向上を目的に平成23年に登場した系列です。
 車体はアルミニウム合金製ダブルスキン構造で、E259系をベースに設計されています。先頭部はクラッシャブルゾーンを設けたFRP製で、高運転台構造としています。愛称表示器は省略されており、シャープなデザインとなっています。塗装は赤みを帯びた白色をベースに、窓廻りを黒色、窓下に紅梅色を配し、裾部、スカートは薄紫色としています。
 車内はビジネス客には嬉しい、ノートパソコンを置ける大きなテーブルとコンセントが設置されている他、WiMAXを利用したブロードバンド環境が整備されています。普通席は霞ケ浦のおおらかなうねりをイメージした模様、グリーン席は梅の花の柄が入っています。また、平成27年より指定席の発売状況を確認出来る座席情報ランプが追設されています。乗心地の改善も行われており、フルアクティブサスペンションを装備し、車体間ダンパを備えています。
 機器類では、編成は6M4Тの10両編成で、仙台方先頭車と上野方先頭車ではスカートの形状が異なり、仙台方の連結器下には電気連結器を備えられるつくりになっています。(現在付属編成は無く、予定も無さそう。)
 主変換装置はPWMコンバータ装置とVVVFインバータ装置を1つにまとめたものを搭載しています。パンタグラフはシングルアーム式で編成中3ヶ所にある事、屋根上機器が多い事から、予備パンタグラフの搭載はしていません。また、将来の閑散線区への転用を見据えて、発電ブレーキ用抵抗器の準備工事が行われています。
 現在、速達タイプの特急「ひたち」号、停車駅の多いタイプの特急「ときわ」号を中心に活躍をしています。

クハE657-17(1位側) クハE656-7(1位側)

クハE657-1~
仙台方に位置する(10号車)制御車です。電動空気圧縮機、蓄電池を搭載しています。宇宙船のような運転台が特徴です。
クハE656-1~
品川・上野方に位置する(1号車)制御車です。電動空気圧縮機、蓄電池を搭載しています。乗降扉は2ヶ所あります。トイレ、洗面所の設備があります。

モハE657-17(1位側) モハE657-115(2位側)

モハE657-1~
8号車に位置するパンタグラフ付き中間電動車で、モハE656-1~とユニットを組みます。主変換装置、主変圧器等を搭載しています。
モハE657-101~
6号車に位置するパンタグラフ付き中間電動車で、モハE656-101~とユニットを組みます。搭載機器類は0番代と同じですが、車内に車いす対応座席の設備があるのが違いとなっています。

モハE657-207(4位側) モハE656-17(1位側)

モハE657-201~
2号車に位置するパンタグラフ付き中間電動車で、モハE656-201~とユニットを組みます。主変換装置、主変圧器等を搭載しています。
モハE656-1~
9号車に位置する中間電動車で、主変換装置、SIV装置を搭載しています。トイレ、洗面所の設備があります。

モハE656-107(4位側) モハE656-208(3位側)

モハE656-101~
7号車に位置する中間電動車で、0番代と同一構造となっています。編成位置を表す為、番代区分となっています。
モハE656-201~
3号車に位置する中間電動車で、モハE657-201~とユニットを組みます。こちらも編成位置を表す為、番代区分となっています。

サハE657-8(3位側) サロE657-7(4位側)

サハE657-1~
4号車に位置する中間附随車で、電動空気圧縮機、蓄電池を搭載しています。客室のみとなっており、編成中最も定員が多く、72名となっています。
サロE657-1~
5号車に位置する中間附随車(グリーン車)で、蓄電池を搭載しています。車いす対応座席、車いす対応トイレ、業務用室(車掌室)、車内販売準備室、多目的室の設備があります。




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