183系特急形直流電車  (JR西日本所属車)

諸 元

最大長  20000mm
最大幅  2946mm
最大高  4232mm
主電動機  MT54形式(120kw)
制御方式  抵抗制御方式(直並列組み合わせ制御、弱め界磁制御)
制動方式  発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキ、勾配抑速ブレーキ
動力台車  DT32系
附随台車  TR69系

車内設備など

座  席  リクライニングシート
乗降扉(片側)  2扉
便所の有無  あり
その他  

概要

 ここで紹介する183系はJR西日本に所属する車輛で、485系及び489系を種車に改造したものであり、国鉄と国鉄から継承したJR東日本に所属していた183系とは全く異なるのが特徴です。183系と同じ主制御器、主電動機及び歯車比となっている事から183系と呼称しています。
 事の始まりは国鉄時代に遡り、昭和61年のダイヤ改正で福知山線及び山陰本線福知山~城崎(現:城崎温泉)駅間直流電化開業及び紀勢本線の特急列車運転に伴い、余剰気味であった485系が転用され使われ始めました。
 JR西日本へ移行し、平成3年。七尾線の直流電化開業が決定し、交流電化区間の北陸本線との直通運転に必要な普通列車用の交直両用電車が必要になりました。交直両用電車の新製は高価である為、福知山線で活躍する485系は直流区間の運用のみであり、交流機器は不要でした。
 平成2年より、余剰となっていた113系0番代、800番代と485系の交流機器を組み合わせた415系800番代が製造され、485系の交流機器を撤去した本系列が登場しました。その後も列車増発に伴い、追加改造が行われました。その際には489系も改造に加わっています。
 改造は主変圧器、主整流器、空気遮断器及び交直切換器等の交流機器の撤去、一部の機器は直流専用とする等が行われています。当初は改造が実施されていましたが、晩年は撤去せず、使用停止処置を講ずるに留めています。
 編成は全室グリーン室となる車輛を連結した4両編成のA編成、半室グリーン室を有する車輛を連結した4両編成(多客期には1ユニット増結し、6両編成)となるB編成、グリーン車を持たない3両編成のC編成の3種がありました。
 福知山地区で活躍を続け、平成25年に引退しています。

クモハ183-202(2位側) クハ183-201(1位側)

クモハ183-201~
JR西日本183系オリジナルの形式。北近畿タンゴ鉄道開業に伴い、分割用として改造されたクモハ485形式200番代を再改造したグループです。クモハ485形式200番代はモハ485形式を先頭車化改造したもので、独特の運転台形状が特徴。トイレ、洗面所の設備はありません。
クハ183-201~

山陰本線電化開業に伴い、クハ481形式200番代を直流化改造したグループです。分割編成用の編成に組み込まれています。

クハ183-601(2位側) クハ183-706(1位側)

クハ183-601
489系のクハ489形式600番代を種車にしたもの。クハ183形式200番代とは種車が異なるだけで、その他は同じです。1両のみ改造しました。
クハ183-701~

クハ481形式300番代を種車に改造したグループです。内外装共に種車時代のままで、直流区間専用である事を示す為に国鉄色の車輛は窓下に赤い帯が追加されています。

クハ183-752(1位側) クハ183-801(1位側)

クハ183-751~
クハ481形式750番代を再改造したグループです。クハ481形式750番代はサハ489形式を先頭車化改造したもので、冷房装置が種車のキノコ型冷房装置と呼ばれるAU12形式を搭載しています。
クハ183-801

クハ481形式800番代を再改造した車輛です。クハ481形式800番代はサハ481形式を先頭車化改造したもので、この時はクハ480形式となりました。その後、電動発電機を搭載しクハ481形式800番代となりました。本形式の改造は3度目となります。窪んだ前面貫通扉が特徴です。

クハ183-851(1位側) クロハ183-701(2位側)

クハ183-851
クハ481形式850番代を再改造した車輛。801番と同じくサハ481形式の先頭車化改造したもので、内外装とも同じ。異なるのは電動発電機の容量で801番は210kvAですが、本車は160kvAとなっており、この違いから番代区分となっています。
クロハ183-701

クハ481形式300番代の客室の半分をグリーン室に改造したクロハ481形式300番代を183系にしたもので、クロハ183形式はJR西日本183系のオリジナル車です。特急「北近畿」用に改造した302番が種車となっています。

クロハ183-805(1位側) クロ183-2703(1位側)

クロハ183-801~
クハ481形式200番代の客室の半分をグリーン室に改造したクロハ481形式200番代を183系にしたもので、JR西日本183系のオリジナル車です。特急「北近畿」用に改造した209番以降の車輛が種車となっています。
クロ183-2701~
山陰本線電化開業の際に登場した形式で、クロ183形式はJR西日本のオリジナル車です。クハ481形式300番代を種車に直流化改造の他に客室をグリーン室にしたものです。

クロ183-2751(2位側) モハ182-202(2位側)

クロ183-2751
489系のクハ489形式700番代を種車に直流化改造及びグリーン室に改造した車輛で1両のみ改造されました。2700番代との差異は無く、種車が異なる事から番代区分されています。
モハ182-201~
クモハ183形式200番代とユニットを組むモハ484形式200番代を改造したグループです。直流化改造を行っていますが、機器の使用停止処置を行っただけで、交流機器は残されたままとなっています。

モハ182-711(2位側) モハ182-803(2位側)

モハ182-701~
モハ484形式200番代を種車に直流化改造を施したグループです。交流機器が撤去されています。
モハ182-801~
業務用室(車掌室)の付いたモハ484形式600番代を種車としたグループです。

モハ182-852(4位側) モハ182-1805(1位側)

モハ182-851~
モハ484形式0番代を直流化改造したグループです。キノコ型冷房装置のAU12形式が特徴です。
モハ182-1801~
モハ484形式1000番代を直流化改造したグループです。外観は800番代に似ています。

モハ183-802(1位側) モハ183-852(4位側)

モハ183-801~
モハ485-97~(200番代以降の車輛)を種車に直流化改造したグループです。モハ182形式700番代、800番代とユニットを組みます。
モハ182-851~
モハ485形式0番代を直流化改造したグループです。モハ182形式850番代とユニットを組みます。

モハ183-1804(4位側)

モハ183-1801~
モハ485形式1000番代を直流化改造したグループです。モハ182形式1800番代とユニットを組みます。




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