19系コンテナのページ(19G形式5t積み12ftコンテナ)

本形式は19F形式の改良型として平成13年に登場しました。構造は19F形式の5000番代をベースとし、19D形式と同様に船舶輸送に対応すべく、隅金具を追加しています。
登場時は19F形式と同じく、国鉄コンテナや18系コンテナの置換えでしたが、途中より19F形式の置換えも目的となり、平成29年まで増備が行われ、18602個がつくられました。19系コンテナの代表的な存在として19D形式と共に活躍してきましたが、後継形式である20系コンテナに変わりつつあります。

0番代 初期の個体
1~200 東急大阪製

   
ZD19G-39(1位側) 19G-28(4位側)

19F形式(5000番代)の同社製と比較すると妻リブは同じ7本ですが、側リブは1本少ない11本に変更。扉関係は19D形式を参考としたのでしょうか。側扉のヒンジは3個に増やされています。同じくリブの形式標記は当初より縦書きとなっていました。
19G形式の営業用からの転用は写真左の死重を搭載した
ZD19G形式のみとなっています。PRステッカーは「環境にやさしい鉄道貨物輸送」が貼られています。

201~2000 CIMC製

   
19G-1715(1位側) 19G-941(4位側)

大量増備から始まったCIMC製。東急製とは異なり、妻リブは8本、側リブは12本。扉のヒンジは3個と外観が異なります。コンテナ底部にも違いがあり、側面では東急製はリブと脚の間に補強板のようなものが存在しています。妻面では扉下の構造が異なっています。

   
19G-208(1位側) 

この個体の最後にひし形に「り」と書かれた記号が付けられています。これは更新(リフレッシュ)工事を受けた個体を意味しています。この際に付けたのでしょうか、エンド標記をよく見ると・・・。

2001~2900 東急大阪製

   
19G-2228(1位側) 19G-2612(4位側)

妻面の標記を1列化した他、標差しに抑え金具を追加する改良を行っています。このロットよりPRステッカーは「環境にやさしい鉄道輸送」になっています。この他は前作と同じです。

2901~3900 CIMC製

   
19G-2975(1位側) 19G-3078(2位側)

東急大阪製と同じく、標記、標差しを改良したグループです。

3901~4900 東急大阪製

   
19G-4896(1位側) 19G-4597(4位側)

またまた変化が出ており、標差しが増設され、扉側(2-4位側)の内容積の標記が上に移動しています。

4901~10500 CIMC製

このグループは、途中何度かの仕様変更が見られます。個人の調べですが、4つの変化が見られます。

その1

   
19G-5759(1位側) 19G-5269(4位側)

東急製と同じく標差しの増設、これに伴い2-4位側の内容積の標記の移動が行われています。

その2

   
19G-7903(1位側) 19G-8289(4位側)

フォークポケット前後に変化が見られ、内側の形状や脚の傾斜する長さが短くなる変化が見られます。

その3

   
19G-9215(1位側) 19G-9438(4位側)

リブのある前位及び側面(1-3位側)には変化が見られませんが、後位側の妻面に変化が見られます。妻面ドア下部の梁が太くなりました。

その4

   
19G-10411(1位側) 19G-10245(4位側)

このロットの最終グループでは、前位の梁も太くなりました。扉のある側を見ると、標差しの位置が変更され、内容積の標記が再び下へ移動しています。

10501~10700 東急和歌山製

   
19G-10631(1位側) 19G-10509(4位側)

0番代の最終ロットになるグループです。前作と比べると床構造に変化が見られ、側面及び妻面の梁が太くなったほか、脚の形状の変化が見られます。これにより、内容積が0.1㎥減少しています。この他CIMC製の最終グループと同じ、標差しの位置が変更されています。

15000番代 構造強化グループ

15001~15200 東急和歌山製

   
19G-15194(1位側) 19G-15127(4位側)

19G形式のモデルチェンジを行ったものです。リブ側の標差しの位置が下がる変化が見られるほかは0番代の最終ロットと同じ外観となっています。

15201~16000 CIMC製

   
19G-15860(1位側) 19G-15500(4位側)

CIMC製のモデルチェンジを行った最初のグループ。こちらも0番代最終ロットと同じ外観ですが、東急製と同じく、リブ側の標差しの位置が下がっています。

   
19G-15999(2位側)

個体数は不明ですが、2位側妻扉に「外部色塗料は、当社で共同開発したUNYMARINL SC FINISH HGを使用しています」と書かれたステッカーが貼られ、その隣に中国塗料株式会社と書かれています。この会社は広島県の大手塗料メーカーで、試験的に塗られたものと推定されます。

16001~16500 東急和歌山製
   
19G-16003(1位側) 19G-16313(4位側)

前作からの増備となるグループです。小さな変化ですが、ヒンジの角がとれて丸みの強いものに変更されています。

16501~17900 CIMC製

   
19G-17546(1位側) 19G-17371(4位側)

扉関係の構造の見直しが図られたグループです。リブ側の面は変化がありませんが、4位側のヒンジの設置が妻面側が上、側面側が下と反転しています。これにより、側扉に設置しているフックも高い位置へ移動しています。この変更により、白帯の位置が変更されたほか、内容積は0.1㎥減り、東急製と同じになっています。

   
19G-16575(1位側) 19G-16534(4位側)

このグループの19G-16501~17000は19D形式でも紹介した「エラーロゴ」と呼ばれる個体となっています。大きな変化が見られたのですが、JRFのロゴが目立っていました。このグループの側扉にあるフックは前作と同じ位置になっています。

   
19G-16864(3位側) 19G-16955(4位側)

エラーロゴ、白帯を撤去し、小さいJRFのロゴに貼り換えた個体の例です。

 
19G-16508(2位側)

エラーロゴ、白帯を撤去し、何も貼らない個体も存在します。

17901~18000 東急和歌山製

   
19G-17995(1位側) 19G-17908(4位側)

前作からの増備となるグループで、扉に付けている戸当りゴムが移動し、内容積の標記が二段書きに変更されています。

18001~18200 総合和歌山製

   
19G-18106(1位側) 19G-18047(4位側)

社名が変更となったのみで、前作からの増備となるグループになります。

18201~18500 CIMC製

   
19G-18242(1位側) 19G-18201(4位側)

総合和歌山製と同じく、戸当りゴムの設置位置を変更しています。一見すると総合製と同じに見えてしまいますが、リブ側のリブ数、扉側では扉の固定フック及び、ロックレバーの注意書きの位置が異なっています。
このグループは大きなJRFのロゴが特徴のデザインの最終ロットとなります。

18501~21500 CIMC製

   
19G-19382(1位側) 19G-19201(4位側)

このグループより、デザインの変更が行われました。シンプルなデザインになっています。合わせて、標差しの数を減らしている他、内容積の標記がありません。妻扉はロックロッドが1扉に1つの2本に増やされている変化が出ました。

   
19G-20928(1位側) 19G-19779(4位側)

1位側には変化がありませんが、途中より鼻が無く、戸当たりゴムの設置位置が変更になっています。

21501~21700 総合和歌山製

   
19G-21650(1位側) 19G-21531(4位側)

デザインの変更した中で唯一の国産製グループ。CIMC製前ロット後期のデザインに似たものとなっています。リブ側面の補強のあるどっしりとした感じが見分けるポイントになります。

21701~22900 CIMC製

   
19G-22170(1位側) 19G-21971(4位側)

19G形式15000番代の最終ロットになります。前作からの増備となるグループで、変化は見られません。

90000番代 特殊用途コンテナ

   
19G-90001(2-4位側) 19G-90002(4位側)

平成23年に登場したグループで、90001番は東急和歌山製、90002番はCIMC製となっています。外観は黄緑6号と他とは異なる色を採用し、側扉のロックロッドは4本となっており、ロックレバーの配置が両者で異なっています。
19D形式90000番代と同じ目的とされており、右上の運用標記が追加されています。



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