
貨車とは?
貨車とは正しくは「貨物車」と言い、貨物を運ぶ鉄道車輛です。我が国に鉄道が開業して以来、経済の発展と共に様々な貨物を輸送してきました。当初は有蓋車と無蓋車の2種類でしたが、液体を運ぶタンク車が加わり、この3種類が貨車の基本となります。ここから、貨物に適した構造に変化し、冷蔵車や長物車等が派生していきました。
貨車は基本として国(国鉄、鉄道省)の所属(現在はJR貨物)が基本ですが、荷主が必要とする貨車を製作する「私有貨車」もあります。
貨車による輸送は一度に大量に輸送出来るメリットがある一方で、運転最高速度の低さがありました。高速で輸送出来る貨車も少なからずありますが、高価等の理由で多くはありません。JR貨物へ移行すると、高速化は重要な課題となり、貨車による貨物輸送からコンテナ輸送に変更となり、貨物輸送のコンテナ化が始まりました。現在は石油類の大量輸送用の貨車が殆どで、僅かにセメント等の粉粒体輸送用の貨車、変圧器等の特大貨物を運ぶ大物車が残っているのみとなっています。
コンテナとは?
コンテナとは広義では「入れ物」や「容器」といったもので、貨物を入れる箱や容器を言います。貨車による輸送においてデメリットとなるのが「載せ替え」です。貨物は自身でトラックから貨車、貨車から船舶へ。といった移動が出来ません。故にタイムロスが発生してしまいます。そこで生まれたのが「コンテナ」で、貨物を入れた箱を運ぶ際に、自動車、鉄道、船舶等に共通の規格をつくる事により、コンテナをスムーズに運ぶ事が可能になります。これを複合一貫輸送と言い、英語ではインターモーダル輸送と言います。
我が国でもこの方式を採用し、昭和34年に日本初のコンテナ専用列車が誕生しました。「戸口から戸口へ」のキャッチコピーが印象的です。列車の運転方法も操車場を経由せず、東京から大阪までといった具合に終着駅へまっしぐらに向かう、直行輸送方式が採用されている他、貨車自体も高速化仕様とされており、旅客列車並みの速達性が高く評価されています。
コンテナは有蓋コンテナがメインですが、貨車でラインナップされている種類がほぼ有り、無いものは動物を輸送するコンテナでしょう。
現在の貨物輸送の主役であり、国内に留まっていたコンテナ輸送も、海外からやって来るコンテナを輸送している等華やかな姿を見る事が出来ます。
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| タンク車 その1 |
タンク車 その2 |
タンク車 その3 |
タンク車 その4 |
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タンク車 その6 |
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事業用貨車 |
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