私有コンテナのページ(新制度 冷凍コンテナUF11A~UF16A形式)
昭和62年、国鉄からJR貨物へ移行し、コンテナの形式は新しい記号や付番に変わりました。旧制度では非危険品と危険品の区分でしたが、新制度では内容積(無蓋コンテナは床面積)による形式になり、続くアルファベットや個体番号に大きさなどの仕様を表記する方法となっています。平成元年に登場した形式で、2個製作されました。当時、生花や切花の長距離輸送は鮮度を維持する必要から特殊なトラックで行われていましたが、一定以上の量がないと運賃等が割高になるため、出荷量が少ない荷主には利用が不向きでした。この荷主を獲得する目的で製作されました。
![]() |
| UF11A-1(1位側):郵船フレッシュチェーン |
日本石油輸送が所有し、郵船フレッシュチェーンが借受会社となっていました。日本フルハーフ製、妻一方開きの構造で、前位側の機械部分は三段構造になっており、上段は冷凍機、中段は記録計、燃料タンク、下段には水タンク、ミスト発生装置、エチレンガス除去装置が設置されています。お花の鮮度を維持するため、霧状に水を散布する仕組みとなっています。現在は形式消滅しています。
UF12A形式12ft冷凍コンテナ
平成26年に登場した形式で、UF15A形式、UF16A形式の後継形式となります。冷凍機に米国の冷凍、冷蔵機器メーカーであるサーモキング(Thermo King)社のT-500Rを採用しています。重量があるため、コキ車1両に3個までの積載制限がかかります。
![]() |
|
| UF12A-54(3位側):丸和通運 | UF12A-19(2位側):丸和通運 |
側一方、妻一方開きのL字二方開きの構造となっています。全て丸和通運所有となっています。
UF15A形式12ft冷凍コンテナ
昭和63年に登場した形式です。コンテナに冷凍機を設置した分散式を採用した0番代と別に電源コンテナを必要とする集中式の1000番代がありますが、後者は既に廃番代となっています。
分散式冷凍コンテナの代表的な形式として知られています。冷凍機はヤンマーディーゼル製で、僅か500mm程の幅にコンパクトに冷凍機を収納しているのが特徴で、当形式をはじめ、多数の形式を生み出しました。しかし、ヤンマーは長引く不況などを理由にこの分野から撤退。アフターサービスも終了した事から、継続使用が困難になりました。代わって生まれた冷凍コンテナと同等の保冷機能を有する「SUPER UR」など新形式に置き換えられ、姿を消しました。
![]() |
![]() |
| UF15A-2(2位側):ヤンマーディーゼル | UF15A-249(2位側):日本石油輸送 |
850個近くが製作され、「クールコンテナシステム」の屋台骨を築き上げた形式です。所有者により、様々な形態があります。基本的な構造は側一方、妻一方開きのL字二方開きの構造となっています。
![]() |
![]() |
| UF15A-580(1位側):ヤンマーディーゼル | UF15A-609(4位側):韓国農水産物流通公社 |
妻一方開きのコンテナの例です。写真右は日本通運が所有していたもので、キムチなど韓国の美味しい食べ物を運んでいました。
![]() |
![]() |
| UF15A-733(1位側):日本石油輸送 | UF15A-823(1位側):日本石油輸送 |
UF15A-733:試作コンテナで、側一方、妻一方開きのL字二方開きの構造となっています。
UF15A-823:コンテナ自体の重量があるため、1両のコンテナ車に3個までしか積載出来ない制限がある珍しいもの。
UF16A形式12ft冷凍コンテナ
UF15A形式の構造を見直す事により、内容積を拡大させた改良形式です。冷凍機はUF15A形式同じく、ヤンマーディーゼル製が殆どとなっています。こちらも800個近くが製作され、現在でも冷凍機のメンテナンスを行いながら、活躍しています。
![]() |
![]() |
| UF16A-77(4位側):日本石油輸送 | UF16A-276(2位側):日本石油輸送 |
外観はUF15A形式とほぼ同じ。冷凍機のある機器室や扉の配置など様々な形態があります。写真は日本石油輸送所有の個体で、側一方、妻一方開きのL字二方開きの構造となっているものです。
![]() |
![]() |
| UF16A-445(1位側):日本石油輸送 | UF16A-529(4位側):日本石油輸送 |
-25℃~25℃まで温度を自由に設定できるタイプのコンテナです。総重量の関係で、「1コキ車3個積載限定」の表記があります。
UF16A-445:CIMC製のコンテナで、輸入後に冷凍機を設置して製作したもの。脚にはキャスティングボックス(隅金具)があります。これを輸送時に40ftサイズに連結し、1つの貨物とする工夫をする為に必要な事から付いているそうです。
UF16A-529:規格外コンテナとしたもので、全幅を2495mmとしており、ハローマークが標記されています。
![]() |
| UF16A-731(1位側):日本石油輸送 |
こちらも温度設定を自由に設定出来るタイプのコンテナです。くまのイラストが省略されている他は同じとなっていますが、全幅は2490mmに縮小しています。
![]() |
![]() |
| UF16A-365(4位側):丸和通運 | UF16A-658(1位側):丸和通運 |
UF16A-365:CIMC製のコンテナで、脚のキャスティングボックス(隅金具)が特徴です。また、「下部吊上げ禁止」の表記がない。(珍しいのかもしれません。)
UF16A-658:「1コキ車3個積載限定」の個体。脚や冷凍機の機器室を見ると365番とは異なります。
![]() |
![]() |
| UF16A-735(4位側):丸和通運 | UF16A-826(2位側):丸和通運 |
UF16A-735:総合製の個体。700番あたりからでしょうか、側面の扉のロックレバー周辺を凹んだ形に変化させています。
UF16A-826:「青函トンネル通過禁止」の注意書きがある個体で、784番以降に多く見られます。
![]() |
|
| UF16A-928(4位側):丸和通運 |
丸和通運所有の新しいデザインのコンテナ。「1コキ車3個積載限定」となっています。
![]() |
| UF16A-466(3位側):日本フレッシュ・ロジスティクス協議会 |
丸和通運が所有し、リース先の借受会社のデザインに変更したものです。
![]() |
![]() |
| UF16A-408(1-3位側):ヤンマーディーゼル | UF16A-521(2位側):ヤンマーディーゼル |
コンテナ本体はCIMC製となっています。野菜や果物、お花のイラストが描かれています。
![]() |
![]() |
| UF16A-297(2位側):エキスプレスコーポレーション | UF16A-481(2位側):札幌通運 |
ヤンマーディーゼルから転籍したコンテナです。写真左は形式の上に「海上」と書かれている通り、海外への輸送があるようです。屋根部にキャスティングボックス(隅金具)を改造して設置しています。写真右は「YANMAR」の文字を消しただけのもので、ハローマークを追加しています。会社名(所有者名)は形式の下に小さく書かれています。
![]() |
![]() |
| UF16A-518(3位側):高知通運 | UF16A-519(2位側):高知通運 |
こちらもヤンマーディーゼルからの転籍したコンテナです。会社名を書いたタイプとなります。
![]() |
| UF16A-561(4位側):丸運 |
ヤンマーディーゼルから転籍し、所有者のデザインに変更したタイプの例です。