私有コンテナのページ(新制度 有蓋コンテナU16A~U22A形式)

昭和62年、国鉄からJR貨物へ移行し、コンテナの形式は新しい記号や付番に変わりました。旧制度では非危険品と危険品の区分でしたが、新制度では内容積(無蓋コンテナは床面積)による形式になり、続くアルファベットや個体番号に大きさなどの仕様を表記する方法となっています。

U16A形式12ft5t積み有蓋コンテナ
   
 U16A-1(2位側):メガスポーツ  U16A-3(4位側):メガスポーツ

JR貨物所有の19D形式コンテナを参考につくられたコンテナで、側一方、妻一方開きのL字二方開きの構造です。所有者の店舗に合うように、19D形式よりも身の丈を低くしており、私有コンテナでは最小となっています。登場時は白色でしたが、青色に変更しています。

U18A形式12ft5t積み有蓋コンテナ

   
 U18A-1(4位側):高岡通運  U18A-15(3-1位側):NAIGAI

U18A-1:JR貨物所有の18D形式をベースに設計したもので、側二方開きの構造となっています。新聞用印刷用紙を運んでいました。
U18A-15:日本通運所有。妻一方開きのコンテナで、ハンガーコンテナと呼ばれるコンテナです。衣類を吊るした状態で運べるよう、中にはパイプが通してあり、折畳みじわなど衣類が傷つかないメリットがあります。

   
 U18A-66(4位側):北海道通運、札幌通運など  U18A-89(3位側):日本石油輸送

U18A-66:北海道通運、札幌通運、北海道ジェイアール物流の共同所有のコンテナで、JR貨物所有の18D形式を私有コンテナとしたもの。産業廃棄物輸送用として使われました。
U18A-89:側一方、妻一方開きのL字二方開きの構造です。数個製造されているようですが、詳細は不明。

U19A形式12ft5t積み有蓋コンテナ

   
  U19A-745(2位側):日本通運  U19A-800(3位側):フェリシモ

U19A-745:鉄道と内航船兼用のコンテナ。海上コンテナの規格でつくられています。
U19A-800:センコー所有。側一方、妻一方開きのL字二方開きの構造です。企業名の他に顔文字や言葉を並べた愉快なコンテナ。

   
 U19A-53(4位側):中央通運  U19A-781(4位側):中央通運

JR貨物所有の19D形式をモデルに設計したデザインです。化成品や紙類を運んでいます。

   
 U19A-847(4位側):中央通運  U19A-838(3位側):中央通運

U19A-847:精密機器輸送用に指定されている個体です。
U19A-838:Lashing Container」と書かれた個体で、側一方、妻一方開きのL字二方開きの構造になっています。紙輸送に使われており、荷崩れ防止のためラッシングリングといった装備が施されている個体です。

   
 U19A-960(3位側):中央通運  U19A-805(4位側):日本曹達

U19A-960:中央通運の新しいデザインのコンテナです。
U19A-805:ウサギのマークが可愛い日本曹達(にほんそーだ)所有の固体。化成品(ドラム缶)を輸送しています。コンテナには幾つか塗装色があり、これは茶色の固体。

   
 U19A-822(1位側):日本曹達  U19A-828(1位側):日本曹達

この2つは日本曹達所有のもので、ツートンカラーに動物のイラストを描いた固体。遊び心あるデザインとなっていますね。

   
 U19A-918(1位側):JFEスチール  U19A-958(4位側):JFEスチール

水島臨海通運所有の個体で、鉄鋼製品輸送用となっています。外観はイルカのイラストが描かれた可愛いデザインですが、重量物を積載するため、床面が強化された仕様になっています。

U19A-974(1位側):西尾レントオール

西尾レントオール所有の個体で、建設機械を輸送しています。個体はJR貨物の20D形式11000番代の構造となっているのが特徴です。

U19D形式12ft5t積み有蓋コンテナ

W-DECKER」と呼ばれる昇降式中間床を持つ特殊構造のコンテナです。二段積みですが、貨物の大きさに応じて床が上下動(外部より油圧ポンプで動作)させる事が出来ます。7個製作されました。

   
 U19D-2(3位側):中央通運  U19D-4(2位側):中央通運

1~5番は外観は一般的な有蓋コンテナのスタイルで、側二方開きの構造となっています。

   
 U19D-7(3位側):中央通運  U19D-6(2-4位側):HORIBA

6番、7番共に中央通運所有。この2個は外観が異なり、2位側及び3位側に通風器が設置されています。リース先の会社が計測機器を輸送していた事から、温度上昇を抑える為と推測されます。現在は返却され、使用されていないようです。

U20A形式12ft5t積み有蓋コンテナ

JR貨物所有の20A形式コンテナの私有コンテナ版として登場したのが始まり。その後、同サイズのコンテナが登場しています。

0番代

 
 U20A-31(4位側):全国通運

JR貨物所有の20A形式試作コンテナの実績を基に量産化したもので、40個が製作されました。オートバイ輸送用で、外観は側二方開きの構造となっていますが、屋根が開閉する構造(ほんの少し開く)となっている珍しいコンテナでした。現在は輸送終了に伴い、番代消滅しています。

500番代

   
 U20A-542(3位側):日本通運  U20A-546(4位側):日本通運

屋根が開閉しない、通常の箱型のグループとなります。自動車部品輸送用として製作されたものです。「コキ100系限定第1積載限界適用」と注意書きが、コキ100系コンテナ車が出始めた頃の背高コンテナに書かれたものとなっています。

   
 U20A-574(2-4位側):ジェイテクト  U20A-580(2-4位側):ジェイテクト

日通商事が所有し、リースしている個体で、側扉のフック掛けの位置や標差しの変更が行われています。571~580番までですが、コキ50000積載禁止に注意書きが変更され、記載無しの個体もあります。

   
 U20A-581(4位側):日立建機 U20A-584(3位側):ホンダ自動車 

U20A-581
日本通運が所有し、リースしている個体です。ショベルカーのイラストがインパクトありますね。重機の部品輸送に使われています。

U20A-584
日本通運が所有し、ホンダ自動車がリースをする個体。栃木県の工場から三重県の工場へ自動車部品を輸送する為に登場しました。積荷が熱に弱い為、冷蔵コンテナのように白色としています。

U22A形式12ft5t積み有蓋コンテナ

JR貨物所有の19G形式をベースに製作されたコンテナで2個製作されました。側一方、妻一方開きのL字二方開きの構造で、全高は2900mmとJRコンテナの中では最も高いものとなっています。

 
  U22A-2(3位側):三菱画像通信システム

屋根を限界一杯まで大きくしており、台形となる断面が特徴の背高コンテナ。「コキ100系積載時 第3積載限界適用」という12ftコンテナでは唯一の注意書きが表記されています。






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