私有コンテナのページ(新制度 ホッパコンテナUT2C~UT4F形式)

昭和62年、国鉄からJR貨物へ移行し、コンテナの形式は新しい記号や付番に変わりました。旧制度では非危険品と危険品の区分でしたが、新制度では内容積(無蓋コンテナは床面積)による形式になり、続くアルファベットや個体番号に大きさなどの仕様を表記する方法となっています。

ホッパーコンテナとは?
タンク(コンテナ)からの派生したもので、荷卸しの際に漏斗状の形状をした装置、「ホッパー」を持っている点が特徴となります。タンクとは異なる荷役方式であるため、区分されています。しかし、実際はホッパーを装備し、自然落下による荷卸しをするコンテナとタンクコンテナと同じく、圧縮空気を送り込み吐出口から出す(ダンプ式も含む。)場合や吸引して取出すものがあり、ホッパーを持たないホッパーコンテナがあります。故にタンクコンテナとの境界が曖昧な部分もあってか、形式数は少なく、コンテナの世界では貴重な存在ともなっています。

UH6A形式12ftホッパーコンテナ

UH6A-91(4位側):日本通運
ポリエステル専用

日本石油輸送が所有し、日本通運が借受会社となっていました。1~120番が製造されました。積荷の比重の関係で背の低いコンテナとなっており、無蓋コンテナのようにも見えました。荷役方式はコンテナ上部にあるマンホールから積込み、後位側の吐出口にホースを繋いで、吸引するという方法となっています。現在は輸送終了により、廃形式となっています。
※写真は写りが悪いので、拡大できません。

UH8A形式12ftホッパーコンテナ

UH8A-51(4位側):旭化成工業
ポリスチレン専用

二組のホッパーを持つ、ホッパーコンテナです。コンテナ上部のマンホールから積込み、荷卸しはホッパー通じて一気に流れ出る仕組みとなっています。多数ありましたが、現在は廃形式となっています。

UH10A形式12ftホッパーコンテナ

UH10A-9(3位側):センコー岡山
ポリエチレン専用
UH10A-21(1位側):センコー岡山
ポリエチレン専用

12ftコンテナのホッパーコンテナ形式として唯一在籍する形式です。1~24番の24個が製作されました。日本石油輸送が所有し、センコー岡山が借受会社となっています。形態に差はなく、日本石油輸送のマークの表示が異なる程度です。(無い個体もある。)UH6A形式と同じ、吸引式の荷役方法となっています。

UH17A形式20ftホッパーコンテナ

UH17A-5015(4位側):三菱ケミカル物流
ポリスチロール専用
UH17A-5048(2位側):三菱ケミカル物流
ポリスチロール専用

UH8A形式を拡大したUH16A形式の後継形式となります。3つ並んだホッパーが外観の特徴で、初期のタイプと異なる部分があります。

UH17A-5104(3位側):三菱ケミカル物流
ポリエチレン専用
UH17A-5126(2位側):三菱ケミカル物流
ポリエチレン専用

後期グループになります。CIMC製の個体となり、台枠形状に違いを見ることができますが、その他は国産製造の個体との変化は小さい。

UH18A形式20ftホッパーコンテナ

UH18A-1(1位側):DOWA通運
溶融灰専用

同社で所有するUM12A形式よりも一廻り大きい。荷役方式はダンプ式。溶融灰は他社でUM12A形式による輸送も行われており、本形式が必要なのは疑問が残る。謎を秘めた形式となっています。

UH19A形式20ftホッパーコンテナ

UH19A-9(3位側):三菱ケミカル物流
ポリエチレン専用

国鉄時代に登場したUH5形式をJR貨物に移行し、増備した際の形式。UH5形式を改良し、少し軽量化していますが、基本的な構造は同じ。直ぐに大型化したUH20A形式の登場により、10個の製作に留まっています。

UH20A形式20ftホッパーコンテナ

UH20A-86(1位側):日本石油輸送
ポリプロピレン又はポリエチレン専用
UH20A-414(3位側):エム・ティ・ビー
ポリプロピレン専用

UH19A形式の積込み口を傾斜角度を改良し、内容積を拡大させた形式です。初期個体と後期個体では側面の梁の数は同じながらも、配置が異なっている他、フォークポケット周りが異なっています。

UH20B形式20ftホッパーコンテナ

UH20B-459(3位側):センコー
ポリエチレン専用
UH20B-456(4位側):センコー
ポリエチレン専用

UH20A形式を航送用としたもので、外観は似ている感じですが、ISOコンテナ規格に準拠するため、吐出口など大きく異なる点が多いのが特徴です。形式の近くに「航送」という文字が付きます。この2つは日陸が所有し、センコーが借受会社となっています。

UH20B-1(2-4位側):住友化学工業
ポリプロピレン専用

初期個体で、日本石油輸送が所有し、住友化学工業が借受会社となっています。専用種別はサボ式など異なる点があります。

UH29A形式20ftホッパーコンテナ

ISOコンテナ(海上コンテナ)を私有コンテナとして登録した形式で、10個登録されています。ISOコンテナですから、AではなくBなのでは?と疑問を持つ方もいるだろう。航送用コンテナは国内で新規製作する場合に付与されるため、もともとISO規格で設計されたコンテナを登録した本形式には当てはまらない。のである。

UH29A-5002(1位側):旭カーボン
カーボンブラック専用
UH29A-5002(3位側):旭カーボン
カーボンブラック専用

かつて、ホッパ車でも最大内容積を誇ったホキ6900形式の専用種別もカーボンブラックでした。本形式もホッパーコンテナでは内容積が最も大きい値となっています。登録されているのは写真の銀色のコンテナで、同社では同じ海コンで、緑色の個体も所有しています。







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