19系コンテナのページ
(V19A形式、V19B形式5t積み12ft通風コンテナ)

V19A形式
19系コンテナでは初となる通風コンテナで、平成9年に東急車輛製造大阪製作所(東急大阪)で1350個製造されました。
V18C形式の後継形式であり、各寸法の拡大により内容積を18.0㎥から18.5㎥としました。
V19C形式の増備により、置換えが進み平成28年に形式消滅しています。

   
 V19A-111(1位側)  V19A-1029(4位側)

外観はV18C形式に似ており、通風孔の仕組みは同じです。一社、単年度での製作であるため外観はどれも同じです。

V19B形式

老朽化の進むV18A形式、V18B形式の置換えを目的に平成15年に登場した通風コンテナです。平成22年まで5700個製造されました。構造はV19A形式が両側二方開きに対し、妻一方、側一方のL字二方開きとしています。また、通風孔は新しい構造のものが採用され、従来の通風コンテナとは全く異なる外観を有しています。
後継形式は再び両側二方開きとなったV19C形式で、徐々に置換えが進んでいます。

0番代 初期の個体

〇1~1990 東急大阪製

1990個の大量増備から始まり、その形態は3つあるようです。

   
 V19B-777(1位側)  V19B-3(4位側)

前位及び1-3位側は扉の無い側で、妻リブは7本、側中央のリブは6本です。扉のある側は後位及び2-4位側となります。扉のない側面は脚の上に補強板があり、東急製の特徴となっています。通風孔は側面にそれぞれ4つある細い窓。使用していないと写真のように白いシャッターが見えます。初期の個体は通風孔の長さに対して短い。

   
 V19B-1275(1位側)  V19B-1488(4位側)
 
  V19B-1246

本ロット中期の個体では通風孔に変化が見られ、シャッターの長さが通風孔と同じになりました。この他、このグループの屋根は写真のようになっています。

   
 V19B-1869(1位側)  V19B-1821(4位側)

このグループの後期になる個体は脚が変化し、フォークポケットに向かっての勾配が急になっています。1-3位側にも変化があり、厚みのあった補強板が細くなり、CIMC製に近いつくりになっています。屋根部は初期個体と同じ、平板を3枚貼り合わせたものに戻っています。

〇1991~2000 CIMC製
現在、捜索中

〇2001~2900 東急和歌山製

   
  V19B-2165(1位側)   V19B-2768(4位側)

前作の後期グループに似ていますが、1-3位側(リブ側)のフォークポケット内側に変化が見られます。

〇2901~3000 CIMC製

   
 V19B-2914(1位側)  V19B-3000(4位側)

前ロットとほぼ同じ外観ですが、脚を東急製と同じく急なタイプに変更しています。

〇3001~3300 東急和歌山製

   
 V19B-3277(1位側)  V19B-3078(4位側)

0番代では東急製最終ロットのグループです。前作からの増備となっており、変化はありません。

〇3301~3500 CIMC製

   
 V19B-3379(1位側)  V19B-3456(4位側)

0番代最終ロットとなります。CIMC製前作からの増備となっており、変化は見られません。

5000番代 モデルチェンジグループ

〇5001~6400 東急和歌山製

   
 V19B-5915(1位側)  V19B-5001(4位側)

構造強化などデザインを見直したグループです。0番代と比較すると、リブ面ですが、妻リブは本数は変わらないものの、やや太くなっています。側面は中央のリブが6本から4本に。下部の補強板が復活し、東急製らしさが戻りました。標差しが移動し、縦書きだった形式及び個体番号は横書きになっています。扉側を見ると、標差しや通風孔など位置は変わらないものの、板構成に変化が見られます。

〇6401~7000 CIMC製

   
 V19B-6658(1位側)  V19B-6807(4位側)

0番代では、通風孔の位置などが東急製とは全く異なっていたCIMC製ですが、5000番代では東急製に準じた配置になっているのが特徴です。リブ面を見れば妻面は8本と変わらずですが、側面のリブは4本と大きく減少しています。扉のある側では4位側の下部のヒンジが妻面と側面の取付け位置を反転させている変化が見られます。これだけでもどちらか判断出来ますが、通風孔のシャッターの長さが短い(東急製は長い)点でも区別する事が出来ます。

〇7001~7100 東急和歌山製

   
 V19B-7095(1位側)  V19B-7083(4位側)

東急和歌山製5000番代の最終ロットです。前作からの増備となっており、変化は見られません。

〇7101~7200 CIMC製

   
 V19B-7104(1位側)  V19B-7169(4位側)

5000番代の最終ロットです。全体的に見ると前作からの増備となっています。側扉の戸当りゴムが上に移動している変化が見られます。




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