20系コンテナのページ
(20B・20C・20D形式5t積み12ft有蓋コンテナ)

20B形式5t積み12ft有蓋コンテナ

本格的な背高コンテナ第1弾として平成10年に登場した妻一方、側二方の三方開きの構造を持つコンテナ。従来の19系コンテナの全高を延長し、内容積を19.7㎥まで拡大しました。塗装は従来の赤紫色(JRFレッド)ですが、本形式からはフロンティアレッドという名称になっています。
後継形式は20D形式や20E形式、20G形式で徐々に置換えが進み、令和7年中には形式消滅となるようです。

0番代

〇1~150 東急大阪製

   
 20B-143(3位側)  20B-66(4位側)

コンテナの上部を背高コンテナを示す白帯が配置され、側面には「コキ100系貨車限定」、ハローマークが添付されています。コキ100系限定ですが、特例区間においてはコキ50000形式による輸送も行われていました。

1000番代

〇1001~1075 東急大阪製

 
 20B-1031(3位側)

0番代のマイナーチェンジに相当するグループで、全体の構成は変わらないものの、強度を考えると船舶輸送が難しいのか、隅金具を廃止している他、「コキ100系貨車限定又は第1積載限界適用」と注意標記が変更になっています。

20C形式5t積み12ft有蓋コンテナ

嵩高である自動車部品の輸送を効率的に輸送する目的で設計された形式で、平成14年に登場しました。構造は19D形式と同じく両側二方開きとなっています。500個が東急大阪で製作されました。(101~は東急和歌山で製作。)

   
 20C-3(1位側)  20C-77(2位側)

初期の個体の様子。向かって左側の扉にはハローマークと「コキ50000積載禁止」という注意書き。右側には後からになりますがPRステッカーが貼られ、「環境にやさしい鉄道輸送」という数が少ない言葉が書かれています。
多くの個体が自動車部品メーカーとリースをしており、企業のロゴマークや企業名のステッカーが貼られています。

   
 20C-116(1位側)  20C-134(4位側)

製作工場が大阪から和歌山へ移転してからつくられた101番以降に変化が見られます。標差しの増設が行われており、4位側にある内容積の標記も移動しています。

   
 20C-220(3位側)  20C-287(2位側)

200番を超えたあたりで、コンテナ下部に変化が見られます。まず妻面の梁が太くなり、脚も角度が急になっています。側面ではロックレバーが延長されました。

   
 20C-415(3位側)  20C-448(2位側)

後期グループといえる個体。変化はありません。

20D形式5t積み12ft有蓋コンテナ

老朽化の進む19D形式、20B形式及び20C形式の置換えを目的に平成18年に登場しました。20C形式と外観は同じ、側二方開きのコンテナですが、簡易通風器が設置されているのが違いとなります。(0番代のみ)
登場後、平成25年までに450個が製作。平成30年にコキ50000形式の運用終了に伴い、背高コンテナの運用制限がほぼ無くなる事から、一気に大量増備が行われ、20系コンテナの代表的な存在となっています。

0番代

〇1~200 東急和歌山製

   
 20D-3(1位側)  20D-50(2位側)

20C形式と似た外観ですが、デザインは19D形式等と同じ中央部にダイヤモンドカットの白帯が入ったものとなっています。「コキ50000積載禁止」の標記位置、妻面1位、4位側にある通風器の違いがあります。1~10は先行試作コンテナとなっています。

 
 20D-192(2位側)

「コキ50000積載禁止」の標記文字の色は黄色なのですが、エラーなのか、試験的なのか赤色を採用した個体もあります。

〇201~450 総合和歌山製

   
 20D-434(3位側)  20D-207(2位側)

社名が変更になって製造されたグループになります。前作と比べると変更点は多く、妻リブは7本からリブを太くし6本に変更。側面では全高H=2600の文字フォント、ロックレバー、中央部白帯及び戸当たりゴムの位置(これによる内容積の標記も二段書き)、扉のフック掛け位置といった変更が見られます。

1000番代

〇1001~2500 総合和歌山製

   
 20D-1234(1位側)  20D-1001(4位側)

平成30年から増備が再び行われ、続番ではなく1000番代の区分が行われました。このグループより、新しいJR貨物コンテナデザインが採用されています。標差しや戸当たりゴムの設置個所などの見直しが行われ、20D形式の特徴であった簡易通風孔は廃止されています。

〇2501~3650 CIMC製

   
 20D-2699(3位側)  20D-3190(2位側)

本形式では初めてのCIMC製のロットです。総合製と同様の設計ですが、妻リブが細く8本となっています。総合製と見分けるポイントはロックレバー下の注意書きシールの数、ハローマーク横の全高の数字「2600」のフォントの違いです。

〇3651~5650 総合和歌山製

   
 20D-4755(1位側)  20D-4094(4位側)

このロットより、コンテナ上部に設置されている背高コンテナを示す白帯の妻面部が省略されています。

〇5651~7250 CIMC製

 
 20D-6004(1位側) 20D-6527(2位側)

CIMC製もこのロットより、妻面白帯の省略が行われています。

〇7251~8200 CIMC製

   
 20D-7872(3位側) 20D-7397(4位側) 

続いて出てきたこのロットからは、更に白帯の省略が進み、側面中央部が省略されています。

〇8201~9700 総合和歌山製

   
 20D-9196(3位側)  20D-8288(4位側)

総合製もCIMC製にならい、中央部の白帯の省略が行われています。

10000番代 保安対策グループ

重量制限装置や偏積対策を施したグループです。

〇10001~10800 総合和歌山製

   
 20D-10003(3位側)  20D-10008(2位側)

1000番代のデザインを踏襲しているため、見かけは同じとなっています。

〇11001~11800 総合和歌山製

   
 20D-11783(1位側)  20D-11391(4位側)

このグループより設計変更が行われ、V19C形式11000番代で採用された構造と同一になりました。妻面のリブは細いもの6本になっています。

〇11801~12500 CIMC製

   
 20D-11981(1位側) 20D-12406(4位側) 

CIMC製では初の保安対策グループです。1000番代の見かけと変わらないデザインとなっています。

〇12501~12900 総合和歌山製

   
 20D-12887(1位側)  20D-12748(4位側)

前作からの増備となるグループで、変化はありません。




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